私立教員採用試験の日程・倍率について解説!公立との試験内容の違いはある?
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私立学校の教員を目指すにあたって、次のような疑問や要望・疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
「私立教員採用試験のスケジュールの流れを知りたい」
「私立教員採用試験の倍率ってどのくらい?公立の試験とどう違うの?」
本コラムでは、私立教員採用試験の全体スケジュールや倍率、公立の教員採用試験との違いについて詳しく解説します。
また、私立教員採用試験を突破するためのポイントも紹介。
進路選択・学習計画の参考にしていただければ幸いです。
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▶資料請求して特典を受け取る私立教員採用試験の全体スケジュール・日程
私立学校の教員採用試験は、公立と異なり年間を通して実施されることが特徴です。
学校ごとの採用となるため、採用情報を得るには、各学校のホームページや私学教員採用支援サイトをこまめにチェックすると良いでしょう。
また、複数の私立学校が一堂に会して採用情報を提供する「私学合同説明会」も情報収集や志望校との接点づくりに有効です。
ここでは、私立教員採用試験の全体スケジュールを以下の3つの時期に分けて紹介します。
- 1学期(4月〜8月)が採用試験の繁忙期
- 10月も狙い目だが専任採用は減少傾向
- 3学期(1月〜3月)は非常勤講師の募集が主
1学期(4月〜8月)が採用試験の繁忙期
1学期にあたる4〜8月は次年度の人員調整が始まる時期であり、多くの私立学校が専任教員の採用を開始します。
特に4月から夏休み前にかけては、多くの学校が採用活動を行い、求人件数が多くなる時期。
専任採用のチャンスが最も多い、この時期に行動を開始することをおすすめします。
10月も狙い目だが専任採用は減少傾向
公立の採用結果が出る10月には、再チャレンジ組向けに求人が出ることもありますが、専任採用よりも非常勤・常勤講師の募集が中心になりがちです。
専任採用にこだわる場合は前述の1学期中に応募しましょう。
3学期(1月〜3月)は非常勤講師の募集が主
年度末であるこの時期は、急な欠員補充や、次年度に向けた非常勤講師の確保を目的とした採用活動が中心となります。
専任教員の採用はほとんど行われない場合が多いです。
なお、教員経験を積む場として非常勤からスタートし、翌年度以降の専任採用を目指すという選択肢もあります。
私立教員採用試験の倍率はどれくらい?
私立教員採用試験の倍率は非公開のことが多いです。
ただし、採用人数が少ないため結果的に高倍率になりやすい傾向があります。
そのため、応募前に募集人数や選考方法などの、募集状況を見極めることが大切。
また、公立に比べて私立は新卒採用に積極的であり、若手でも採用のチャンスは十分にあります。
私立と公立の教員採用試験の違いとは?
次に「私立と公立の教員採用試験の違い」について、以下の5つのポイントに分けて解説します。
- 募集主体と採用時期の違い
- 求められる理解の対象
- 採用試験内容の相違点
- 身分・勤務形態
- 情報収集のアプローチ
募集主体と採用時期の違い
公立の教員採用試験は自治体単位で一斉に試験を実施するのに対し、私立は学校ごとに欠員が出たタイミングで採用が行われます。
そのため、私立は募集時期が定まっておりません。
学校によっては年間を通じて求人が出る場合もあるでしょう。
私立教員を目指す場合は、志望先の採用情報をこまめにチェックする必要があります。
求められる理解の対象
公立では自治体の教育方針を理解する必要があります。
面接や論文でも、地域の教育課題にどう取り組むかといった視点が重視されるでしょう。
一方、私立では学校独自の教育理念や建学の精神を理解し、志望動機に活かすことが重要になります。
学校によって目指す教育の方向性が異なることが、公立との大きな違いです。
志望動機を作成する際は、「なぜ教員になりたいか」だけではなく、「なぜこの学校なのか」を明確に伝えられるようにしましょう。
採用試験内容の相違点
公立は共通試験が用意されており、過去問や対策本も豊富です。
出題傾向が把握しやすいため、長期的な対策がしやすいでしょう。
対して、私立は各校独自の採用試験のため、内容も難易度も異なります。
志望校に特化した対策が必要なため、事前対策は公立よりも難しいでしょう。
模擬授業やグループディスカッション、SPIなどの試験が行われることも多く、民間企業の採用試験に近い形式であるといえます。
身分・勤務形態
公立教員は地方公務員です。
採用されると、自治体の職員として働くことになり、給与や福利厚生は公務員制度に準じます。
これに対して、私立教員は学校法人に雇われる職員です。
民間の教育機関に務める形となるため、勤務条件や給与、契約形態などは学校ごとに異なります。
情報収集のアプローチ
公立は教育委員会サイトで情報が集約されています。
統一された情報源があるため、効率的に情報収集が行えるでしょう。
一方、私立の採用情報は学校ごとに確認しなくてはなりません。
各校のホームページをはじめ、私学協会や教員採用支援サイトなど、複数の情報源を併用する必要があります。
また、複数の学校の教員や担当者と直接話すことができる「私学合同説明会」に参加することも効率的な情報収集です。
私立教員を目指すなら押さえたい!選考突破のポイント
私立教員採用試験を突破するために押さえておきたいポイントは次の5つです。
- 書類選考:学校への貢献意欲を明確に
- 筆記試験:過去問が少ないため幅広い準備が必要
- 模擬授業:生徒との双方向性やICT活用が評価される
- 面接:学校への熱意と貢献意欲をアピール
- 私学適性検査の重要性
ここでは、書類から面接・模擬授業・適性検査に至るまで、各ステップで見られるポイントを詳しく解説します。
書類選考:学校への貢献意欲を明確に
書類選考では、履歴書・志望動機書などを通じて、応募者の人物像と学校への熱意が評価されます。
「自分が応募校にどのように貢献できるか」「その学校への具体的な貢献意欲」を明確に示すことが重要です。
志望校の教育理念・特色・教育方針を事前に調べ、それに対する自分の共感や関心を文章に盛り込みます。
例えば「自分は◯◯の授業で探究活動を実践してきたため、貴校の『探究型授業』に共感します・・・」というように、応募校の理念と実績を結び付けるとよいでしょう。
また、単に「◯◯が得意です」と書くのではなく、「◯◯の経験があるため、貴校の△△活動で力を発揮できると考えています」といったように、過去の経験が応募校での貢献に繋がることを明示します。
筆記試験:過去問が少ないため幅広い準備が必要
私立学校の筆記試験は学校ごとに出題内容が異なり、過去問も公表されていないことが多いです。
公立のような過去問頼りの対策が難しいため、幅広い準備が必要になります。
とはいえ、教科の基礎〜応用が問われるケースが多いため、公立教員試験の勉強内容をベースに応用力を高めておくとよいでしょう。
また、論述や小論文が課されることも多いため、文章表現力の練習も必要です。
なお、学校によっては英語のスピーキング試験がある場合もあります。
学校ごとの出題内容・形式に柔軟に対応できるよう準備しましょう。
模擬授業:生徒との双方向性やICT活用が評価される
模擬授業では、授業の構成力・説明のわかりやすさ・生徒とのやり取りの質などが評価されます。
一方的に知識を伝えるだけでなく「生徒が能動的に学べるか」「対話的な授業ができるか」といった、生徒との双方向性が重要ポイントとなります。
また、近年では、ICT機器を使った授業スタイルも重視されているため、タブレットやプロジェクター、オンラインツールなどの活用スキルがあると評価が高まるでしょう。
ICT活用に苦手意識をもつ方は、対人で実践練習を繰り返し行い、慣れておきます。
面接:学校への熱意と貢献意欲をアピール
応募校への熱意と貢献意欲をアピールするために、学校の教育理念に沿った回答を用意しておくことが大切です。
面接では、教員としての資質だけではなく、その学校の教育に対する理解と熱意が問われます。
特に「なぜ本校を志望したのか?」という問いへの具体的な回答が求められます。
この問いには、学校の教育理念を具体的にあげ、自分の教育観や経験とどう重なるかを伝えると良いでしょう。
例えば「生徒一人ひとりを大切にする貴校の少人数制指導に共感し、個別指導塾のアルバイト経験を活かして・・・」といった回答で、自身の経験・実績と教育理念との一致点を具体的に明示します。
私学適性検査の重要性
私立学校教員を目指す場合、年に1回実施される「私学適性検査」を受験しておくと選考の幅が広がります。
受験結果は採用の合否にはかかわりませんが、学校が採用時の参考資料として活用する場合があるからです。
この検査は、一部の県の私学協会が実施するもので、教員としての基礎的な資質や適性をはかる内容となっています。
試験内容は教職教養・小論文などがあります。
ただ、近年、私学適性検査を行わない地方公共団体も多いです。
詳細は応募校の募集要項を確認しましょう。
まとめ
以上、私立教員採用試験のスケジュールや倍率、公立の採用試験との違い、そして採用試験突破のポイントについて解説しました。
本コラムの要点は以下のとおりです。
- 私立の教員採用試験は学校ごとに年間を通じて実施される
- 専任採用のピークは4~8月(1学期)
- 公立の教員採用試験との違いは「募集主体と採用時期」「求められる理解の対象」「採用試験内容」「身分・勤務形態」「情報収集のアプローチ方法」の5つ
- 書類選考では学校への貢献意欲を具体的に示すことが重要
- 筆記試験では公立の学習内容をベースとした応用力が求められる
- 模擬授業では双方向性・ICT活用力が重視される
- 面接では学校の教育理念に沿った経験・実績をアピールすることが大切
私立は公立と違って、選考時期・試験内容が学校によって異なるため、早めの情報収集と応募校に合わせた対策が必要です。
学校ごとの特色を理解し、教育理念と自分の強みの共通点をアピールすることが合格に繋がります。
最短で効率よく対策を進めたい方には、アガルートの教員採用試験対策講座をおすすめします。
わかりやすいオンライン講義による体系的な学習・添削指導付きの小論文対策・面接や模擬授業の個別フォローなど、教員採用試験のすべてをカバーできる内容となっています。
焦らず、着実に準備を重ねていきましょう。
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