受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

不動産鑑定士試験｜【2026年合格目標】短答式試験・論文式試験対策講座

不動産鑑定士試験を目指した理由・契機

もともとハウスメーカーに勤務しており、不動産に関わる仕事をする中で、より深い専門知識を身につけたいと感じました。その後、宅地建物取引士とファイナンシャル・プランナーの資格を取得し、不動産の価値判断を理論的に行える専門家を目指したいと思い、不動産鑑定士を志しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

不動産鑑定士試験を独学で論文式試験まで突破するのは現実的に難しいと感じ、早い段階で予備校の受講を検討しました。いくつかの講座を比較する中で、アガルートは講師へ直接質問できる環境が整っており、さらに合格特典として全額返金制度がある点に魅力を感じ、受講を決意しました。

合格体験記・学習上の工夫

短答式試験は選択式であるため、過去に受験した宅地建物取引士試験やファイナンシャル・プランナー試験の経験から、過去問演習を中心とした学習が最も効果的だと考えました。そこでアガルートの過去問集を徹底的に活用し、同じ問題を繰り返し解くことを意識しました。 最初のうちは間違いの原因を一問ずつ深掘りし、なぜその選択肢が正しいのか、他の選択肢はなぜ誤りなのかを理解するよう努めました。答えを覚えるのではなく、根拠や背景を自分の言葉で説明できる状態を目指すことで、徐々に知識が定着していきました。 また、問題演習の際には、解答時間を意識して取り組み、本番で焦らず対応できるようにしました。特に行政法規は範囲が広く、条文の正確な理解が問われるため、アガルートの講義ノートを活用しながら条文の趣旨や関連規定を整理しました。 直前期には、過去10年間分の過去問のうち重要度の高い問題を厳選して繰り返し復習し、最終的には過去10年間で満点を取れるレベルを目標としました。試験直前の1週間は、直近2年間分（行政法規・鑑定理論の計4回分）を毎日解き、解答のスピードと正確性を磨きました。 このように過去問を中心とした反復学習を徹底した結果、知識が体系的に整理され、本番でも落ち着いて対応することができ、無事に短答式試験に合格することができました。

総合講義のご感想・ご利用方法

マークシート対策の分野である鑑定理論や行政法規については、講義の内容が非常にわかりやすく、どのように学習を進めれば得点につながるのかが明確で、効率的に取り組むことができました。特に、重要な論点や出題傾向が整理されており、短答式試験に向けた全体像をつかみやすかった点が印象に残っています。 一方で、論文式試験対策としての民法・鑑定理論・経済学・会計学の学習は、これまで論述試験の経験がほとんどなかったため、初めのうちは記述形式に慣れるまで苦戦しました。特に、自分の理解を答案としてどのように構成し、論理的にまとめるかという点で試行錯誤を繰り返しました。 ホームルームでの進捗管理については、全体的に自由度が高く、自己管理能力が求められる印象でした。もう少し明確な学習ペースの指標（例：「○月までにここまでの範囲を暗唱できるようにする」など）が示されると、計画を立てやすく、ペースを維持しやすいように感じました。 利用方法としては、スマートフォンに講義動画をダウンロードし、図書館で集中して視聴学習を行いました。その後、自宅やカフェなど場所を変えて暗記・理解学習を行うことで、気分を切り替えながら効率的に学習を継続できました。移動中や隙間時間にも学習を進められる点は、アガルート講義の大きな利点だと感じました。

論証集のご感想・ご利用方法

論証集には、単に暗記すべき部分だけでなく、理解を深めて押さえるべきポイントも整理されており、学習内容の全体像をつかむうえで非常に有用な教材だと感じました。ただ、初めのうちはどのように活用すればよいのか分からず、論証集だけを渡された状態では学習の進め方がやや不透明に感じる場面もありました。 鑑定理論の論証集については、論文対策として特に役立ち、繰り返し読み込みながら、答案作成時に自分の言葉で再現できるよう意識して活用しました。一方で、民法や経済学、会計学といった他の科目については、十分に使いこなすまでには至らず、結果として鑑定理論中心の利用にとどまった印象です。今後は、他科目の論証もより体系的に使いこなす工夫が必要だと感じました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答式過去問対策講座は、重要なポイントが的確に整理されており、効率的に復習できる構成になっていたと感じました。特に、自分が実際に間違えた問題や、受験生がつまずきやすい論点を重点的に取り上げてくれていた印象があり、理解の確認に非常に役立ちました。 講義内容も過去問の解説にとどまらず、出題傾向や関連知識の整理まで触れていたため、単なる解答暗記ではなく、背景理解を深めるのにも適していました。繰り返し視聴することは多くありませんでしたが、学習の中で疑問が生じた際にポイントを確認できる存在として、非常に心強い教材でした。結果として、短答対策を進める上で一度は視聴しておいて良かったと感じています。

講師へのメッセージ

今回の受験に関しては、学習開始から本試験までの期間が短く、短答式試験に時間を割きすぎてしまったことが反省点として残りました。その結果、論文式試験では不合格という結果に終わりましたが、最後まで諦めずに取り組むことができたのは、講師の阿部先生のおかげです。 直前期には、少し趣旨がずれたような質問にも丁寧に対応していただき、不安な時期に気持ちを前向きにしてくださったことに本当に感謝しています。学習の指針だけでなく、精神面でも支えていただいたおかげで、「ここまでやり切れた」と胸を張って言える試験期間になりました。 不動産キャリアフォーラムに阿部先生が参加されると伺いましたが、今年はスケジュールの都合で参加することができませんでした。来年以降参加できた際には、ぜひ直接お礼をお伝えしたいと考えております。 このたびは大変お世話になりました。力になれず申し訳ない気持ちもありますが、阿部先生のご指導に本当に助けられました。心から感謝申し上げます。