総合型選抜は調査書で落ちる?合否への影響と評価されるポイントを解説
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総合型選抜の合否は、調査書の内容だけで決まるわけではありません。
合否の結果は、評定や活動記録、志望理由書の内容や面接の結果などを考慮し、総合的に判断されます。
しかし、調査書がいらない大学はほとんどないため、十分な準備が必要です。
本コラムでは、総合型選抜における調査書の評価項目や、確認すべきポイントについて解説します。
「調査書が悪いと落ちるのでは」と不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
総合型選抜(旧AO入試)の調査書とは?

総合型選抜(旧AO入試)の調査書は、生徒の学業成績や学校生活における活動状況をまとめた書類です。
「内申書」とも呼ばれ、3年間の教科ごとの評定や特別活動の記録、出欠状況などが記載されます。
調査書は高校の担任教員によって作成され、封入された状態で渡されます。
受け取った調査書は未開封のまま大学へ提出する必要があり、受験生は内容を確認できません。
自己推薦書や志望理由書とは異なり、第三者による評価書類である点が大きな特徴といえるでしょう。
大学が調査書の提出を求める理由は、生徒の基礎学力を把握するためです。
総合型選抜では学力試験を設けない大学も多く、調査書は学力を測る資料として活用されます。
また、調査書には欠席日数も記載されているため、学習に対する意欲や態度も確認されます。
ただし、調査書の評価が低くても過度に心配する必要はありません。
小論文や面接、志望理由書などの完成度によって、十分に挽回できます。
調査書だけで合否が決まるわけではないため、ほかの対策にも注力することが重要です。
総合型選抜の調査書で評価対象になる項目
総合型選抜の調査書で評価対象となる項目は、以下の通りです。
評定平均
総合型選抜の調査書において、最も重視される項目が評定平均です。
評定平均とは、高校1年生から3年生1学期までの全科目の成績を平均した数値のことです。
総合型選抜では、大学が生徒の基礎学力を判断するための指標として用いられます。
そのため、大学によっては、出願条件として評定平均値の基準を設けている場合があります。
ただし、評定平均は高校1年生からの成績によって算出されるため、高校3年生になってから慌てて対策しようとしても間に合わない場合がほとんどです。
評定平均を上げるためには、高校1・2年生の段階から定期テストに取り組み、評定を積み重ねておくことが重要です。
出席・遅刻日数
一部の大学では、出願条件として欠席日数の上限を設けているケースも見受けられます。
遅刻や欠席が多いと、マイナスの印象を与える可能性が高いでしょう。
また、学業成績が同水準の受験生の間では、出席や遅刻の日数が判定材料として用いられる場合もあります。
ただし、病欠など正当な理由による欠席は、大きな問題にはなりません。
欠席や遅刻が多い場合は、面接で事情を説明できるよう、事前に準備しておきましょう。
課外活動
調査書には、学習以外の活動履歴が特別活動の記録として記載されます。
特別活動の例は、生徒会や委員会、部活動、ボランティア、学校行事での役割などさまざまです。
大学側は、生徒の主体性やリーダーシップ、協調性などを判断する材料として、特別活動の項目を評価します。
志望学部に関連する活動実績は、その分野への熱意を示す根拠となります。
日ごろから積極的に活動することで、調査書の内容を充実させられるでしょう。
資格
資格や検定の取得状況は、調査書の「指導上参考となる諸事項」に記載されます。
特に、英検やTOEICなどの英語に関する資格は、多くの大学でプラス評価の対象となります。
大学や学部によっては、出願条件や試験免除の条件として設定されているケースもあります。
資格の扱いは各大学・学部で異なるため、出願前に必ず募集要項を確認しておくことが重要です。
志望校で資格が評価される場合は、早めに取得を目指して準備を始めましょう。
総合型選抜の調査書で確認しておくべきポイント
総合型選抜の調査書で確認しておくべきポイントは、以下の通りです。
総合型選抜の調査書で確認しておくべきポイント
いつまでに提出すればいいか
調査書は出願書類の一部であるため、出願締め切り日までに提出する必要があります。
出願締め切り日は、大学や学部、選抜方式によって異なるため、必ず志望校の募集要項を確認しましょう。
なお、調査書には有効期限が設けられているケースが多く、発行から3か月以内の提出を求められることが一般的です。
発行のタイミングが早すぎると有効期限切れになる可能性があるため、注意しましょう。
また、複数の大学に出願する場合は、受験する大学の数だけ調査書が必要です。
自分が受験する大学の数を確認し、不足のないよう準備しておきましょう。
どこでもらえばいいか
調査書は、学校の事務室または進路指導室で発行されます。
発行を依頼する際は、担任の先生に相談するか、直接事務室の窓口に申し出る形が一般的です。
学校によっては、調査書の発行に手数料がかかります。
私立高校では1通あたり200〜300円程度かかるケースが多いため、事前に確認しておきましょう。
また、調査書は未開封での提出が原則であるため、誤って開封してしまった場合は出願が受理されません。
万が一開封してしまった場合は、すぐに学校に連絡して再発行を依頼してください。
発行日数はどのくらいか
調査書の発行にかかる日数は、通常1週間程度です。
ただし、受験シーズンは発行依頼が集中するため、2週間以上かかる場合もあるでしょう。
出願締め切り日の直前になってからではなく、日にちに余裕をもって行動しましょう。
理想的な発行依頼の時期は、出願締め切りの約1か月前です。
まとめ
総合型選抜(旧AO入試)の調査書は、受験生の活動状況をまとめた書類です。
調査書には、評定平均や出欠、課外活動、資格などが記載され、基礎学力や人物面の判断材料として活用されます。
特に評定平均は重要ですが、評定が低くても面接や小論文などで挽回できるでしょう。
調査書は学校に発行を依頼する必要があるため、提出期限や必要部数を事前に確認し、余裕をもって準備することが重要です。