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宅建試験の勉強法(暗記と理解のバランス)|宅建試験コラム

宅建試験の勉強といえば,難しい参考書をひたすら暗記することを想像するかもしれません。確かに覚えなければならない事項はたくさんありますが,暗記だけに頼ってしまうと効率よく勉強することはできません。
そこで,短期合格を勝ち取るために,暗記と理解をバランスよく取り入れた勉強法を紹介します。

宅建試験に合格するための勉強法 ~暗記か理解か~

暗記のみでは宅建試験に合格できない

宅建試験では,大きく分けて,①宅建業法,②権利関係(民法など),③法令上の制限,④税・その他の4科目から出題されますが,様々な法律の知識や細かい数字等が問われます。
これらをすべて丸暗記しようとすると膨大な量の情報を覚えなければならず,時間がかかるだけでなく,勉強自体が苦痛に感じるかもしれません。

また,暗記に頼ってしまうと,同じ問題が出題されれば問題はないのですが,応用問題や類似問題に対応できないおそれがあります。このような問題に対応するためには,問題の本質をしっかりと理解するしかありません。

暗記のメリット

暗記のみに頼った勉強には様々な弊害があることは上で述べた通りですが,全く暗記をするなという意味ではありません。宅建試験に合格する上で暗記は不可欠であり,勉強のしかた次第で暗記は強力な武器になります。

1つ例を挙げてみましょう。
宅地建物取引業法37条の2第1項には,宅地又は建物の売買契約において,クーリング・オフができる旨等を宅建業者から書面で告げられた日から起算して8日を経過した場合には,買主はクーリング・オフができなくなる旨定められています。
試験対策として,「8日」という数字を覚えなければなりません。ここで,「なぜ7日でも9日でもなく8日なのか」ということを理解しようとすると,様々な文献やウェブサイトを調べることになりますが,これは明らかに時間の無駄です。
この場合,「8日」と暗記しておけば勉強時間を大幅に確保することができます。

結論として暗記も理解も必要

これまでに述べたように,暗記と理解にはそれぞれメリット・デメリットがあり,宅建試験に効率よく合格するためには,これら両方をうまく駆使する必要があります。

つまり,暗記と理解は車の両輪のように,両者が揃って初めて意味があるのであり,大切なことは,暗記すべき事項と理解すべき事項を区別しながら勉強をするということです。

宅建試験に合格するための勉強法 ~暗記をすべき場面と理解をすべき場面~

暗記をすべき場面

宅建試験の勉強をする上では,覚えるべき事項と理解すべき事項とを区別しながら勉強することが大切です。では,どのような場合に暗記をすべきなのでしょうか。
1つは,先ほども述べたように,理由を調べようとすると膨大な時間がかかる場合を挙げることができます。勉強時間を確保するためにも,非効率的な勉強をすべきではありません。
もう1つは,「条文」です。宅建試験では条文知識のみで対応できる問題が多く,「条文」を暗記することは非常に有効です。

ここで注意してほしいのは,条文の一字一句を覚えるという意味ではなく,条文の重要部分を覚えるということです。先の例であれば,「8日」という数字が暗記対象になるでしょう。

理解をすべき場面

次に,理解をすべき場面をみていきます。1つ例を挙げてみましょう。
例えば,宅地建物取引業法5条1項は,「成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの」は,宅地建物取引業の免許を受けることができないと規定されています。
自分の財産を管理できない人には免許を与えないというのが趣旨です。

確かに,「①成年被後見人,②被保佐人,③破産者で復権を得ないものは免許ダメ」とそのまま暗記をすることも不可能ではありません。しかし,暗記に頼った場合,万が一試験で思い出せなかったら正解にたどり着くことはできません。
他方で,条文の趣旨を理解していれば,「自分の財産を管理できない人には免許を与えない」→「成年被後見人は自分の財産を管理できない」→「成年被後見人には免許を与えることはできない」という思考をたどって正解にたどり着くことができます。

このように,調べるには膨大な時間がかかるようなものを除き,条文の制度趣旨はできるだけ理解するようにしましょう。

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