第2種ME技術実力検定試験（以下、ME2種）の受験勉強には、過去問の活用が効果的です。

「ME2種の過去問はどこで確認できるのか」など、気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、ME2種試験の対策に使える過去問一覧や、おすすめの解説付き過去問題集などについて詳しく解説します。

受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

ME2種の過去問と解答一覧

以下は、最新の2024年試験から過去5年分のME2種試験の問題と解答をまとめたものです。

第45回	午前問題、午後問題、正答一覧
第44回	午前問題、午後問題、正答一覧
第43回	午前問題、午後問題、正答一覧
第42回	問題・正答
第41回	問題・正答
第40回	問題・正答

引用：過去の問題解説集｜第２種ＭＥ技術実力検定試験｜公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会

試験を運営するME技術教育委員会の公式サイト内には、過去に実施されたME2種試験のすべての問題と解答がPDFで掲載されています。

解説はないため疑問点は自力で解決する必要はありますが、演習教材として使用することはできるでしょう。

なおME2種試験では2021年実施の第42回以降、小論文問題は廃止されています。

ME2種の解説付き過去問題集おすすめ2選

ME2種試験の受験対策におすすめの解説付き過去問題集は以下の2冊です。

• 第2種ME技術実力検定試験全問解説
• 第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略！

第2種ME技術実力検定試験全問解説

※出典：Amazon.co.jp

「第2種ME技術実力検定試験全問解説」には、2024年試験を含む直近5年間の問題と解説が掲載されています。

「正答・誤答の理由」がわかりやすい丁寧な解説が例年の受験生に好評。

なるべく詳細な解説を参考にしたい方におすすめの一冊です。

最新の試験問題が掲載されているため、近年の本試験の傾向について分析したい場合にも必携のテキストといえるでしょう。

第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略！

※出典：Amazon.co.jp

「第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略！」は、過去20年分の出題から厳選した問題を掲載している過去問題集です。

苦手とする受験者も多い「工学系分野」の問題を中心に編纂されている点がポイント。

苦手部分の克服に役立てられる一冊です。

出版が2018年のため、最新試験の傾向分析にはやや不向きでしょう。

しかし、演習用の教材として一冊もっておいて損はありません。

ME2種を過去問で勉強する3つのメリット

ME2種を過去問で勉強するメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

• 出題傾向を把握できる
• 自分の実力がわかる
• 時間配分の練習になる

出題傾向を把握できる

ME2種を過去問で勉強すると、本試験の出題傾向を把握できます。

過去問は実際の本試験で出題されたもののため、取り組んでいるうちに頻出分野や出題形式が自然と掴めるでしょう。

重点を置くべき分野を明確化することは、学習の効率化・最適化にも繋がります。

自分の実力がわかる

ME2種を過去問で勉強すると、学習段階での自分の実力や得意・不得意がわかります。

過去問の演習を通してよく間違える分野や出題タイプがあれば、優先的に学習を深めましょう。

苦手分野を重点的に対策しておくことで、本試験では十分に力を発揮できるでしょう。

時間配分の練習になる

ME2種の試験対策として過去問を使うことで、本試験の時間配分で問題を解く練習になります。

本試験で十分に実力を発揮するためには、適切な時間配分を行うことが非常に重要です。

例えば本試験と同じ試験時間で過去問を解いてみることで、本番の時間感覚を練習の段階で体感することができます。

練習時には、「どの問題にどのくらい時間を使えるか」を意識しながら行うとより効果的です。

ME2種の過去問を活用する方法3選

ME2種の過去問を効果的に活用する方法は以下の3つです。

• 制限時間を設けて1年分解く
• 苦手分野を中心に繰り返し解く
• 試験直前に解いて最終確認する

制限時間を設けて1年分解く

過去問を使って学習する時は、本試験の試験時間と同じ制限時間を設けて1年分解いてみましょう。

本試験の時間配分を意識しつつ、制限時間内に全問に着手できるペースの確立を目指してください。

1年分を全問通して解くことで、出題傾向と挑戦時点での実力、得意・不得意なども詳細に把握できます。

特に「どんな問題が苦手か」が明確になると、学習のさらなる効率化にも役立つでしょう。

苦手分野を中心に繰り返し解く

自分の得意・不得意がある程度把握できてきたら、過去問を使って苦手分野を優先的に克服しましょう。

演習を通して何度も間違える問題を把握できればラッキーです。

苦手分野は適宜知識の再インプットを行い、過去問を繰り返すことで確実に定着させるとよいでしょう。

知識の再インプットや復習には、解説付きの過去問題集や参考書が役立ちます。

正答の根拠となる解説を熟読し、自信をもって解答できる力をつけましょう。

試験直前に解いて最終確認する

試験直前の最終確認にも過去問は役立ちます。

直前期の対策として学習する場合は、制限時間を設定して1、2年分の問題に挑戦してみましょう。

ME2種試験は得点60%付近が合格ラインに設定されているため、無理に満点を目指す必要はありません。

直前期の段階でどうしてもわからない問題は捨てる判断をし、「取れる」問題を確実に得点できるよう調整しましょう。

ME2種に最短合格するならアガルート！

当コラムでは、ME2種試験と過去問題について以下の内容で解説しました。

• ME2種試験を運営するME技術教育委員会の公式サイトには、第1回試験以降すべての試験問題と解答がPDFで掲載されている。解説はない。
• ME2種試験の受験対策におすすめの解説付きの過去問題集は、「第2種ME技術実力検定試験全問解説」「第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略！」の2冊。
• ME2種を過去問で勉強することのメリットは、「出題傾向を把握できる」「自分の実力がわかる」「時間配分の練習になる」の3つ。
• ME2種の過去問を効果的に活用する方法は、「制限時間を設けて1年分解く」「苦手分野を中心に繰り返し解く」「試験直前に解いて最終確認する」の3つ。

ME2種に合格するためには、過去問を効果的に活用して学習を進めることが重要です。

とはいえ、過去問だけを利用した独学では非効率的な学習になりがちで、時間ばかりかかって十分な知識がつかないといったこともあり得ます。

短期間で効率よくME2種合格を目指すなら、アガルートの「第2種ME技術実力検定試験講座」がおすすめ。

本試験での頻出箇所や重要ポイントに絞った画期的なカリキュラムで、効率よく知識を習得できるでしょう。