第2種ME技術実力検定試験（以下、ME2種）に合格するためには、自分に合った参考書で効率良く学習することが大切です。

しかし、書店やオンラインサイトで探すと種類が豊富で、「どの参考書が自分に合っているのかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで本コラムでは、ME2種におすすめの参考書・問題集・テキスト10選を紹介します。

おすすめの勉強法や教材の選び方も解説するため、教材選びでお困りの方はぜひ今後の参考にしてください。

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ME2種におすすめの参考書・問題集・テキスト10選

ME2種におすすめの参考書

臨床工学技士 ポケット・レビュー帳−改訂第2版

「臨床工学技士 ポケット・レビュー帳」は、14章立てで臨床工学の重要ポイントをまとめた参考書です。

臨床工学技士を目指す際に必要な知識が満載のため、ME2種試験への対策にも役立ちます。

重要語句が赤字で示されており、付録の暗記用赤シートで隠せるようになっているため、暗記学習にもピッタリな参考書です。

また、本書の内容と国家試験の関連性をイメージできるよう、関連性が高い国家試験問題も掲載されています。

やさしい高校物理（物理基礎）：はじめての人もイチからわかる

「やさしい高校物理（物理基礎）：はじめての人もイチからわかる」は、大手予備校の河合塾講師である堀輝一郎氏が手掛けた高校物理の参考書です。

ME2種の試験範囲には、物理に関する基礎知識が含まれています。

物理に不安がある方は、高校物理の参考書を活用しましょう。

本書は、物理基礎を苦手とする高校生のための参考書のため、物理をはじめて学ぶ方や復習したい方でも理解しやすい内容となっています。

キャラクターのセリフで内容が進んでいくため、文章が苦手な方も読みやすいでしょう。

ME2種におすすめの問題集

第2種ME技術実力検定試験全問解説

「第2種ME技術実力検定試験全問解説」は、学研が出版する第2種ME技術実力検定試験問題解説集の2024年版です。

第44回（令和5年）を含む過去5年分の過去問題と解説が収録されています。

「なぜこの選択肢が正しいのか・間違っているのか」を軸に、わかりやすく丁寧に解説されているため、間違えた問題の復習もしやすいです。

本書の過去問を解けば、自分の実力チェックや苦手な分野の把握ができるでしょう。

第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略!

「第2種ME技術実力検定試験 徹底攻略!」は、第2種ME技術実力検定試験問題研究会が手掛ける過去問題集です。

ME2種に合格するために押さえておきたい255問を、過去20年の試験問題から厳選しています。

化学・物理・情報処理工学・電気工学・電子工学・生物物性など、苦手な分野の克服に繋がる問題演習とわかりやすい解説が特徴です。

バランス良く問題が掲載されているため、年度別に過去問を解くよりも効率的に重要な項目のアウトプット学習ができるでしょう。

試験前の総仕上げにも最適な一冊です。

医療系資格試験のための電気:：臨床工学技士国家試験第2種ME技術実力検定試験

「医療系資格試験のための電気: 臨床工学技士国家試験第2種ME技術実力検定試験」は、臨床工学技士国家試験・ME2種に対応した問題集です。

電気工学に特化した内容となっており、はじめて電気を学ぶ人でも理解できるよう丁寧に解説している点が特徴です。

また本書では、電流・電圧から正帰還・負帰還まで、電気の幅広い知識が身につきます。

電気工学が苦手、電気工学を学び直したい方にピッタリな問題集といえるでしょう。

医療系資格試験のための物理：臨床工学技士国家試験・第2種ME技術実力検定試験

「医療系資格試験のための物理：臨床工学技士国家試験・第2種ME技術実力検定試験」は、臨床工学技士国家試験とME2種の物理に特化した問題集です。

両試験における対応を優先にしつつ、物理をはじめて学ぶ人や苦手意識がある方でもわかりやすいよう丁寧に解説されています。

本書で学べる主な項目は、等速（直線）運動・等加速度（直線）運動・ニュートンの力学法則・音波・ドップラー効果などです。

物理の幅広い知識を問題演習をしながら身につけられます。

“ひとりで学べる”秘伝の物理問題集: 力学 熱 波動 電磁気 原子

「“ひとりで学べる”秘伝の物理問題集: 力学 熱 波動 電磁気 原子」は、独学でも物理について理解が深まるよう制作された問題集です。

サレジオ学院の教諭である青山均氏が手掛けており、実力がつく問題のみが掲載されています。

また、400ページにもおよぶ詳しい解説により、複雑な物理の問題でもわかりやすくなっています。

さらに著者本人によるYouTube解説動画が公開されているため、文章だけではなかなか理解しづらい部分もカバーできるでしょう。

ただし、すべての問題が動画解説されているわけではないため、基本的には解説を読んで理解を深めていく問題集になります。

ME2種におすすめのテキスト

第2種ME技術実力検定試験 必勝ポイント帳−改訂第2版

「第2種ME技術実力検定試験 必勝ポイント帳」は、ME2種に合格するための要点をまとめたテキストです。

試験の頻出事項を簡潔にまとめ、イラストや図を多く用いてわかりやすく解説している点が特徴となります。

また、暗記しておきたい重要語句は赤字になっており、赤シートを使えば暗記学習もできます。

さらに項目ごとに関連したオリジナル問題を掲載しているため、アウトプット学習にも役立つ1冊です。

コンパクトサイズのテキストは持ち歩きやすく、通勤途中の電車内でも気軽に学習できます。

第2種ME技術実力検定試験 マスター・ノート　2nd edition

「第2種ME技術実力検定試験 マスター・ノート　2nd edition」は、過去9年間の出題傾向を反映した内容のテキストです。

しかし、2018年出版のため、近年の過去問対策はほかの問題集などを活用してカバーしましょう。

本書は、簡潔な箇条書きでまとめられた本文と豊富な図表により、各項目の要点をわかりやすく解説しています。

さらに欄外には、専門用語の解説や試験に役立つ＋αの知識も掲載されています。

小論文の書き方についても解説されているため、試験への実践力が身につくでしょう。

MEの基礎知識と安全管理(改訂第7版)

「MEの基礎知識と安全管理」は、日本生体医工学会ME技術教育委員会監修による高度医療機器全般を解説したテキストです。

日本生体医工学会ME技術教育委員会は、ME2種を実施している機関です。

本書は、MEの基礎・計測機器の取扱いと保守・治療機器の取扱いと保守の3部構成となっており、それぞれを各分野の第一人者が執筆しています。

初版から30年目の2020年には、編集・執筆体制を変更し、全体的に内容が見直されました。

学生向けに基礎知識に重点をおいて制作されたため、ME2種をはじめて勉強する方でも安心して読み進められます。

ME2種の参考書・問題集・テキストを選ぶ3つのポイント

ME2種の参考書・問題集・テキストを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

• 目的を明確にする
• 自分のレベルに合ったものを探す
• デザインやレイアウトを確認する

目的を明確にする

ME2種の教材を選ぶ前には、「何を目的に参考書を買うのか」を明確にしましょう。

ME2種は試験範囲が広いため、さまざまな種類の参考書や問題集があります。

「何のために参考書を買うのか」を明確にせずに購入してしまうと、自分が理想とする内容ではなかったと後悔するかもしれません。

購入前には、まず基礎を固めたいのか、応用問題に挑戦したいのかを考えてみましょう。

基礎を固めたい場合は、基礎知識から学べる内容で丁寧に解説がされている参考書を選ぶと最適です。

ほかには、インプット学習重視なのか、それともアウトプット学習重視なのかについても明らかにしましょう。

アウトプット学習を重視するのであれば、重要項目問題集や過去問題解説集などが目的に合っています。

自分のレベルに合ったものを探す

ME2種の参考書や問題集を選ぶ際には、自分の実力レベルに合ったものを探しましょう。

参考書やテキストは、基礎レベルから応用力をつけるものまで、さまざまなレベルのものが出版されています。

例えば、物理が苦手もしくは初学者でありながら、難易度の高い参考書で学習しようとすると、難しすぎて理解するのに時間がかかるでしょう。

スムーズに学習が進まないため、試験へのやる気が削がれてしまう可能性も高いです。

まずは解説を読んでみて、自分がしっかり理解できるものを選ぶようにしましょう。

解説が理解できる教材であれば、自分のレベルとマッチしています。

デザインやレイアウトを確認する

参考書などを購入する際には、事前にデザインやレイアウトを確認することが重要です。

気になった参考書があれば、フォントの種類や大きさ、図解の多さなどを事前に確認し、自分にとって読みやすいかどうかを判断してみましょう。

人によって、読みやすさの基準や好みは異なります。

例えば、文字情報の多さを重視する人もいれば、イラストが豊富な方が良い人もいるでしょう。

文章を読むことが苦手な方は、一般的にフルカラーテキストや図表を多く用いた参考書を選ぶと読みやすいです。

ME2種の参考書・問題集・テキストを使った3つの勉強法

ME2種の教材で学習する際におすすめの勉強法は、以下の3つです。

• 無理のない学習計画を立てる
• 過去問を中心に勉強する
• 計算問題は毎日解く

無理のない学習計画を立てる

ME2種の参考書などで学習を進める前には、無理のない学習計画を立てましょう。

計画を立てる際には、まず試験範囲を確認して全体像を把握することが大切です。

何をどれくらいのペースで進めていけば良いのかを判断し、無理のない範囲で計画を立てます。

特に授業や仕事などと両立したい方は、無理な計画を立ててしまうと、寝不足などで健康を害してしまうことも考えられます。

これまでのライフスタイルも続けながら学習も継続できるよう、無理のない学習計画で合格を目指しましょう。

学習スタート後には定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて計画を改善しましょう。

過去問を中心に勉強する

ME2種の試験対策では、過去問を中心に勉強しましょう。

ME2種は出題傾向が毎年に似ているため、過去問を中心に勉強すると効率良く対策できます。

また、試験中の時間配分は合否に大きく影響するため、試験が迫ってきたら本番と同じように時間を測って解くようにしましょう。

過去問演習は、自分の実力や得意・不得意を把握することにも繋がります。

苦手分野は、繰り返し過去問を解いたり、解説が豊富な参考書を読んだりして重点的に学習すれば克服できます。

計算問題は毎日解く

ME2種の問題集を使用して学習する際には、計算問題を毎日解くことを意識しましょう。

ME2種で物理や工学系の問題が出題される場合、ほとんどが計算問題です。

計算問題を正確に解くスキルは、用語を暗記することよりも時間がかかるため、しっかりトレーニングする必要があるでしょう。

また、計算式をせっかく覚えても、問題を何日か解いていないと忘れてしまうことがあります。

計算問題に慣れておくためにも、毎日計算問題を解く習慣をつけておきましょう。

ME2種に最短合格するならアガルート！

本コラムでは、ME2種におすすめの参考書・問題集・テキスト10選を紹介しました。

紹介した教材を参考に、ぜひ自分に合ったものを選んでみてください。

また、押さえておきたい本コラムの要点を、以下に紹介します。

• 教材を選ぶポイントは、「目的を明確にする」、「自分のレベルに合ったものを探す」、「デザインやレイアウトを確認する」
• ME2種の試験対策を始める前には、無理のない学習計画を立てる
• ME2種の出題傾向から、「過去問を中心に勉強すること」、「計算問題を毎日解く」の2点を意識すると効率良く対策できる

ME2種に合格するためには、自分に合った勉強法と参考書選びが重要になります。

しかし、一人で自分に合った参考書を探すのには、時間や労力がかかるでしょう。

少しでも時間を節約したい方は、通信講座を利用した試験対策がおすすめです。

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