合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

私が行政書士試験を目指したきっかけは、現在の会社(損害保険会社)に入社して配属された部署で、法律(主に損害賠償)の知識が必要だったことや、弁護士の先生と話す機会があったこと等から、きちんとした法律の知識を身につけようと思ったことでした。

私は、法学部の出身でもなく、それまで本格的に法律を学んだことはありませんでしたが、以前の会社(生命保険会社)では、約3年間、支払査定部門で保険法の勉強をしたことがあり、その時に法律に興味を持ちました。

行政書士試験は、勉強を始めた当時(今から9年程前)の印象では、手軽に始められそうな感じもあり、チャレンジしてみようと思いました。

また、国家資格でもあり、合格するとかっこいいとも思っていました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

私は、結局9回目の受験で合格しましたが、何回も行政書士試験に落ちていて、6回目の受験を目指そうと決めた時に、妻が豊村講師の講義をネットで見つけて勧められました。

その時、私も豊村講師の講義を見て、なるほど面白いと、これなら続けられると思い、受講することに決めました。

法律の勉強は面白いのですが、条文の意味がわからないと、理解が進まなかったり、苦痛に感じることもあります。

豊村講師の講義を聞いて、身近な分かりやすい事例に例えて話していたり、口調も面白く、私のようなただテキストを読んでもなかなか理解できない人でも、面白く続けられそうに感じました。

理解しにくい箇所は、しつこい位何度も何度も説明をしていて、自分にも合っていると思いました。

合格体験記・学習上の工夫

私は、2019年11月の行政書士試験に9回目の受験で合格しました。

私は学生時代は法律科でもなく、本格的な法律の勉強は初めてでした。

もっとも、以前の会社(生命保険会社)で、支払査定部門で、保険法とそれに関連する法律を3年程勉強した時に法律に興味は持ちました。

短期で合格を目指される皆さんにはあまり参考にならないかもしれませんが、私のやってきたことを書きます。

反面教師として、参考にしていただければと思います。

行政書士試験の最初の受験の頃は、フォーサイトさんのカリキュラムで、講義を視聴して、過去問を何度も何度もやりました。

この時は、過去問を解くことをしていました。

それがよかったのか悪かったのかわかりませんが、中には記憶に定着したものがあったと思いますが、過去問を解いて、解説を読んでいました。

あまり、理解はできていなかったと思います。

その後は、伊藤塾さんの講座を通学で受けました。

担当いただいた講師は、造詣も深く、頭の使い方や勉強の仕方も教えていただきました。

また、特徴的だったのが、テキストとは別の基本書での講義も新鮮でした。

ただ、自分の中では消化しきれなかったと反省しています。

この頃は、パターン化された表を覚えようともしていました。

また、行政関連の法律や憲法の条文を音読もしました。

この頃には、行政書士試験は、自分が思っていたよりも、全く歯が立たない状況がわかってきました。

基本というか、根本というか、ある意味じっくりと取り組まないといけないと思いました。

そして、アガルートの入門講義で、特に、民法と行政法に力を入れて取り組みました。

豊村講師が言っていた、繰り返し何度も復習をするようにしましたが、倍速は頭に入ってこないため、通常の速度で講義を繰り返しました。

その結果、試験日までに講義は各々2~3回しかできませんでした。時間がかかると思いました。

豊村講師の講義では、法律の制度の意義や趣旨を詳しく説明していたので、そうした点では実力がついたと思います。

また、講義とは別に、ここ1~2年は、空いた時間に裁判の傍聴をしました。

特に、最高裁判所の傍聴をしたことで、憲法の判例を読むのが苦痛ではなくなりました。

試験の1か月前からは、条文や細かい知識を記憶する時期ということはよく言われていました。

試験の数日前には、条文に目を通しました。そのおかげで、行政手続法など本番の記述である程度対応することができました。

試験当日のことです。

試験当日の会場の近くの飲食店等では、受験者がテキスト等で、直前チェックをしていますが、私は何故か、自分がそこで勉強しても、他の受験生が勉強しているのを見ても、顔がほてってきて、あせってしまいました。

当日までにせっかく覚えたことが、全部抜けていきそうでした。

なので、当日は、そこでは勉強をせず、本も開きませんでした。

また、試験会場へ行く途中で予備校が直前チェックを配っていますが、私はそれは受け取りませんでした。

直前チェックをみると、さらにあせってしまうからでした。

そして、解答用紙が配られ、問題用紙が配られて、開始までの何分かも緊張が高まるため、やはり目を閉じて開始の合図を待ちました。

私のやり方ですが、そうすることによって、試験開始から問題に集中できました。

今回は、受験生を揺さぶる問題がいくつもあったと思いますが、本番では、自分を信じて一気にやりきるように心がけました。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

テキストについては、ポイントがわかりやすく整理されていて、カラーで見やすく、楽しく勉強ができました。

また、豊村講師の講義も、テキストに沿って、わかりやすく解説していました。

そして、必要な項目についてはテキストを補う図を書くなど、受験に対して完璧を期す内容となっていたと思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

テキストについては、ポイントがわかりやすく整理されていて、カラーで見やすく、楽しく勉強ができました。

また、豊村講師の講義も、テキストに沿って、わかりやすく解説していました。

そして、必要な項目についてはテキストを補う図を書くなど、受験に対して完璧を期す内容となっていたと思います。

私は、行政書士試験9回目での合格でしたが、受験5~6回目あたりまでは、ポイントの表等を覚える程度でしたが、それでは合格ラインに届かないことがわかり、やはり、しっかりと地に足をつけて理解しないとだめと思いました。

そして、一からこの演習総合講義を聞こうと思い、取り組みました。とにかく、民法と行政法を中心に聞きました。

何度も視聴しているうちに多少なりとも実力がついたと思います。

豊村講師は、大学でも講義をしていると聞きましたが、本当に楽しく、大事なところが記憶に残りやすいように、わかりやすく講義をしているので、私のような暗記が苦手な人でもポイントを理解して覚えることができたと思います。

アガルートの豊村講師の、苦しい?法律の勉強を楽しく学べる講義のおかげで、継続して勉強ができ、それなりに実力がついたと思います。

本当にお世話になりました。

それから、豊村講師は常に、結論を受講生に質問して投げかけ、答えさせる話し方ですが、それも良かったと思います。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述対策については、今考えると、条文や判例を記憶していることが必要と思います。

そして、未出題のところのチェックが必要と思います。

受験生としては、全般に勉強した上で、ある程度やまをはることがいいのではと思います。

そこで、総まくり記述80問攻略講座のテキストは、出題予想論点のチェックに役立ちました。

講義まで聞いている時間はありませんでしたが、テキストで出題される予想をチェックしました。

アガルートの記述対策の内容は、いわゆる良問だと思います。

論点の基本のポイントのチェックができるようになっていると思いました。

記述対策については、総合演習講義の中でも、記述マークでチェックしましたが、この総まくり記述80問攻略講座でがあったので、安心して試験に臨めたと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

主に、直前の条文チェックにテキストを利用しました。

本当は六法でチェックするのがいいとは思いましたが、薄くて、条文のみ記載されていて、使いやすいと思いました。

特に太字や色がついているわけではありませんが、意外と見やすく、使いやすいと感じました。

自分でアンダーラインや蛍光ペンでの印をつけて使用しました。

やはり、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法が、かなりチェックが入りました。

直前チェックで使用しましたので、数字部分のチェックが入っていました。

また、民法では、記述予想部分にもチェックが入っていました。時間があれば講義も通して聞きたかったと思いました。

条文のテキストという点では、例えば、個人情報保護関連の法律の条文も追加してもいいのではと思いました。

模擬試験

模擬試験は、充分に解答はできませんでした。

よく覚えていない箇所のチェックができて良かったと思いました。

できなかったところを、テキストに戻って復習しました。

もし、2020年の受験があったら、特に民法は大きく改正されたので、演習にもなると思いました。

あくまで、模擬試験で十分に理解や記憶できていない箇所をチェックして、そこを復習するようにしました。

私の場合は、模擬試験をたくさん受けることはしませんでした。今回はアガルートと辰巳法律研究所を受けました。

内容につきましては、基本的な良問が多いと思いました。

復習にちょうどいいと思いました。

本番で模擬試験からの出題もあるとは思いますが、それを期待するのはやめようと思っていました。

あくまで、模擬試験は、全体的に、重要な箇所で手当てが不十分なところをチェックするものと思って受けていました。

会場で受験することもいいかもしれませんが、特に私は9回も本試験を受験しましたので、雰囲気に慣れる等の必要はありませんでした。

行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ

9回も受験した私が言うことはあまりありませんが、予備校の講師のアドバイスを実行できれば、合格が近い状況になると思います。

あと、直前期には、条文に目を通すことや、まとめてきたものを覚えることはやはり重要だと思いました。

自分を信じて頑張ってください。

豊村先生へメッセージ

豊村講師には大変お世話になりました。

豊村講師の楽しい講義のおかげで、理解も深まり、勉強を続けることができました。

また、豊村講師のほとばしる情熱に、勇気づけられもしました。あきらめずに、勉強を続けて本当によかったと思います。

身体には気を付けてください。本当にありがとうございました。ますますのご活躍をお祈りいたします。

※合格者アンケートは,合格者がインタビュー前に回答したアンケートの結果に,インタビューでの内容を加味して表記しております。

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