行政書士試験に独学でチャレンジしたい!という人も多いのではないでしょうか。

書店に行けば行政書士試験のテキストはたくさん並んでいますが、どれを選べばよいのか、選ぶポイントは何なのかを決めるのは難しいですよね。

このコラムでは、独学で行政書士試験を目指す場合のおすすめのテキストや、必要な教材、選び方についてわかりやすく解説します。

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目次

行政書士独学 テキストの選び方・注意点4つ

まずは、独学で受験する場合のテキストの選び方のポイントを紹介します。

1.文章がすんなりと入ってくるものを選ぶ

独学の場合、講師による口頭の解説などはなく、音声で聞くことは基本的にできないので、テキストの文章だけで理解しなければなりません。

そのため、文章が自分にとって読みやすくすんなりと頭に入ってくるものを選びましょう

文章の特徴や長さ、言葉遣いなどには、人によって相性があります。

自分にとって無理なくすんなりと読むことができる文章のテキストを選ぶとよいでしょう。

2.最新情報を網羅したものを選ぶ

法律は度々改正があったり、新たな重要判例が出るなどすることがあるため、テキストは最新の情報を網羅した最新版のものでなければなりません。

中古で古いテキストを購入することは避けましょう

3.カラーや図などが見やすいものを選ぶ

最近のテキストは、分かりやすさ、見やすさを工夫して、フルカラーになっていたり、図やイラスト、表などを多く取り入れているものもあります。

実際に見てみて、これなら理解しやすい、分かりやすいと感じられるものを選びましょう

独学の場合、講師がわかりやすい言葉でかみ砕いた説明をしてくれることがないため、自分にとって理解しやすい工夫がされているテキストを選ぶのがおすすめです。

4.目的に応じたテキストを選ぶ

独学で行政書士試験の勉強をするためには、目的に応じて種類別のテキストが必要です。

通常、初学者が受験する場合には以下のテキストを用いて学習を進めます。

  1. 入門テキスト・・・本格的な学習の前の法律の基礎知識を身に付けるためのテキスト
  2. 総合テキスト・・・受験に必要なすべての知識を身に付けるための教科書的役割のテキスト
  3. 科目別テキスト・・・苦手科目や総合テキストでは不十分な科目について、科目別対策をするためのテキスト
  4. 要点整理、暗記用テキスト・・・要点を整理したり暗記するために重要度の高い項目をまとめたテキスト

また、これ以外にも、過去問集や問題集といったアウトプット用の教材も必要です。

判例集や六法もテキストと別に必要な場合もあります。

このコラムでは、参考書・テキストに絞って紹介します。

関連コラム:行政書士試験に向けた六法の選び方とおすすめ5選

入門テキストおすすめ3選

まずは、入門テキストを紹介します。

入門テキストは、主に法律を学んだことがない人が、本格的な受験勉強の前段階としての基礎作りや受験勉強の方法を学ぶためのテキストです。

いきなり本格的な学習に入ると、難しすぎて挫折してしまったり、基本的な学習方法が分からずに混乱してしまう場合があります。

そうならないための最初の1冊目のテキストが、入門テキストです。

ただし、他の資格試験の受験経験者や法学部出身者は飛ばしてもよいでしょう。

うかる!行政書士 入門ゼミ 伊藤塾

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うかる!行政書士 入門ゼミ(日経BP 日本経済新聞出版)は、本格的な学習をはじめる前に、まずは行政書士試験の全体像をつかんで土台作りをすることをコンセプトとしています。

いきなり詳しく書かれているテキストを読んでも理解するのは難しいため、まずはざっくりとした全体構造をつかむことを目的としたものです。

憲法、民法、商法、行政法、基礎法学、一般知識等の各科目について、それぞれに分けて入門の学習内容を紹介しています。

また、学習の方法、進め方についても詳しく紹介しており、本試験までにいつ、何をやっておくべきかの学習プランを提示しているので、参考にするとよいでしょう。

さらに、実際の行政書士の1日のタイムスケジュールや業務内容の紹介もあり、合格後をイメージしやすくモチベーションアップにもつながります。

こちらのテキストは、「うかる!」シリーズの入門編になっており、総合テキストもシリーズで揃えると、スムーズに本格的な学習に移行できます。

合格革命 行政書士 スタートダッシュ 早稲田経営出版

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合格革命 行政書士 スタートダッシュ(早稲田経営出版)は、試験の初期にスタートダッシュを切るために、まず最初に再頻出の42テーマを先行学習するためのテキストです。

全くの法律初学者向けというよりは、少し法律を学んだことがある人がスタートから他の人に差をつけるために活用するのに向いています

本試験の出題実績に基づいて、重要基本項目を42テーマに絞って収録しています。

各科目ごとに、科目別ガイダンスを掲載し、出題傾向表や分析と対策について紹介しています。

フルカラーテキストで、図解や関係図もふんだんに載っているので、視覚で理解しやすいようになっています。

各テーマの最後には確認テストの〇×問題も載っているため、早い段階から理解度チェックまでできるようになっています。

入門テキストでありながら、試験直前の要点整理テキストとしても使うことができます

みんなが欲しかった!行政書士合格へのはじめの一歩 TAC

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みんなが欲しかった!行政書士合格へのはじめの一歩(TAC出版)は、行政書士試験の全体像をしっかりとつかむことを目的とした入門書です。

2部構成となっており、オリエンテーション編と入門講義編に分かれています。

オリエンテーション編では、本試験までの流れをイラストや図解で分かりやすく紹介しています。科目ごとのざっくりとした特徴も紹介されており、イメージがわきやすくなります。

入門講義編では、イラストや板書を多く取り入れて、見やすく、分かりやすく入門内容の講義を掲載しています。

法律初学者でも無理なく読み進められるように、難しい言葉を使わず、イラストを多用するなど工夫されているので読みやすいでしょう。

こちらもシリーズの入門編なので、総合テキストとリンクしており、シリーズで揃えると本格的な学習にスムーズに進むことができます。

総合テキストおすすめ3選

次に、総合テキストを紹介します。

総合テキストは、行政書士試験に必要な全知識をインプットするための、教科書の役割を果たすテキストであり、最も重要です。

行政書士の総合テキストは、基本的に科目別ではなく全科目を総合した分厚いタイプが主流です。

総合テキストの内容は、しっかりと知識として定着させる必要があり、何度も繰り返し読み込んだり、時には書き込みをするなどして1冊をとことん使い込むのが基本です。

なお、最新の情報であることが必須のため、必ず最新版を購入しましょう

出る順 行政書士 合格基本書 東京リーガルマインド

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出る順行政書士 合格基本書(東京リーガルマインド)は、大手資格予備校LECの行政書士講座の内容を書籍化した総合テキストです。

1冊に全科目を掲載しており、必要な情報はたっぷりと載せ、無駄な情報は掲載しない、というコンセプトです。

特徴として、1項目について左右2ページの見開きで完結するようになっており、シンプルで見やすくなっています。

項目ごとに側注で重要度やLECの講師からのアドバイス、用語解説や関連知識が載っており、必要な情報が凝縮されています。

また、各科目の最初に科目別ガイダンスが掲載されており、本試験の出題傾向や学習のポイントなどをつかむことができます。

さらに、取り外しができるコンパクト六法もついており、持ち運びに便利です。

同じシリーズの問題集とリンクしているため、セットで使うと効率的です。

うかる!行政書士総合テキスト 伊藤塾

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うかる! 行政書士 総合テキスト(日経BP 日本経済新聞出版)は、行政書士の総合テキストとしては定番といえる王道のテキストです。前述の入門テキストの講でご紹介した入門ゼミと同じ子リースです。

目に優しい色調のフルカラーテキストで、ラインマーカーを引けるレイアウトになっています。

メリハリのある学習をコンセプトとしており、チャプターごとに重要度を記してあるため、重要度の高いところを意識した学習を進めることができます。

また、側注には「ポイント」、「要チェック過去問」、「語句解説」、「参考データ」などを掲載し、役立つ周辺知識が充実しています。

それぞれのチャプターの最後には、〇×確認問題が載っており、学習したすぐあとに理解度チェックができます。

別冊のハンディ行政書士六法も付いており、六法なしでも学習可能です。

並行して同じシリーズの問題集を使うとより効果的です。

合格革命 行政書士 基本テキスト 早稲田経営出版

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合格革命 行政書士 基本テキスト(早稲田経営出版)は、過去問を徹底分析し、合格に必要な知識を厳選してそれを図表を豊富に取り入れて整理しています。

全ページオールカラーで見やすくまとめてあり、重要語句は赤シートで隠して記憶チェックをしながら読み進めることができます。

側注には「重要判例」、「よくある質問」、「引っかけ注意!」、「受験テクニック」などの追加情報がふんだんに掲載されています。

また、別冊の六法には、本試験での出題履歴が掲載されており、かつ重要語句を赤シートで隠してチェックすることができるようになっています。

赤シートで理解度をチェックしながら学習を進めたい人におすすめです。

科目別対策テキストおすすめ3選

次に、科目別対策テキストを紹介します。

これは必須のものではなく、総合テキストだけでは不十分だと感じる科目、特に苦手意識がある科目がある場合に、重点的に対策をするためのテキストです。

総合テキストだけで充分過去問等が解ける実力がついている人には必要ありません。

総合テキストで学んで、問題演習をしてみたときに、自分には特定の科目の実力が不足していると感じる人は取り入れてみるとよいでしょう。

行政書士 しっかりわかる 講義生中継 商法・会社法 TAC出版

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行政書士試験の受験生には商法・会社法が苦手という人が比較的多いようです。

出題数が少ない割には学習範囲が広いため、どのように対策をすればよいのか分からないという意見もよく聞かれます。

行政書士 しっかりわかる 講義生中継 商法・会社法(TAC出版)は、そんな商法・会社法について、予備校の講義を再現して、まるで生講義を受けているかのように分かりやすく丁寧に解説しています。

要点を押さえて、受験生が苦手意識を持ちやすい点や疑問に感じる点などを、やさしい言葉で詳しく説明していきます。

商法・会社法の得点に伸び悩んでいる人、苦手意識を持っている人におすすめです。

こちらの「しっかりわかる講義生中継」はシリーズになっており、民法行政法憲法もあります。

うかる!行政書士 民法・行政法解法スキル完全マスター 伊藤塾

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民法、行政法は行政書士試験の要となる科目なので、しっかりと得点が取れる実力を身に付けることが欠かせません。

うかる!行政書士民法・行政法解法スキル完全マスター(日経BP日本経済新聞出版本部)は、総合テキストで知識をインプットしたはずなのに、思うように問題が解けるようにならない、という人のためのテキストです。

インプットした知識をアウトプットできるようになるように、解法のプロセスを解説しています。

問題文のどこに着目して、何を検討すべきなのか、順を追って丁寧に説明していきます。

テーマごとに「解法の鉄則」を掲載し、重要な視点を明示してあるため、鉄則を理解したうえで問題を解くと今までよりも正解をスムーズに導き出せるようになるでしょう。

また、テーマごとに関連する知識を整理した図表カードも掲載されているため、試験直前の総チェックにも活用できます。

ケータイ 行政書士 一般知識 三省堂

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一般知識問題は、出題範囲はとても広いのに対して出題数は少なく、どの程度、どんなふうに対策すればよいのか分からず苦手意識を持っている人が多いです。

また、科目の特性上、繰り返し出題される問題は少なく、過去問からの分析も難しいという特徴があります。

そんな一般知識問題に対して、足切りラインである14問中6問正解する実力を身に付けることを目的としているのがケータイ行政書士 一般知識(三省堂)です。

過度にマイナー科目に勉強時間をかけるのも非効率なので、最低限必要な知識をコンパクトにまとめてあります。

〇×式で過去問も掲載してあるので、すぐに実力チェックをすることもできます。

一般知識問題で足切りラインを超えるための必要最小限の知識を一冊で身に付けたい、という人におすすめです。

要点整理テキストおすすめ3選

最後に、要点整理テキストを紹介します。

要点整理テキストは、総合テキストでの学習が終わった後に、復習用やチェック用として活用するものです。

総合テキストよりコンパクトなので、持ち運んで移動中などに復習をするのもよいでしょう。

あくまでも総合テキストの補助教材として使うものなので、要点整理テキストのみで学習範囲をカバーすることはできません。

試験本番や模試の前に短時間で要点を整理したり、復習したりするのに役立てましょう。

出る順行政書士 最重要論点250 東京リーガルマインド

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出る順行政書士 最重要論点250(東京リーガルマインド)は、本試験の出題傾向を徹底的に分析して、合格に不可欠な重要論点を250項目にまとめてあります。

コンパクトなB6判のハンディサイズで、通勤中などに目を通して復習するのにも最適です。

図解が多く、簡潔にまとめられており、赤シートでチェックすることもできるので視覚的に記憶に定着しやすくなっています。

また、すべての論点についての重要度がAまたはBにランク付けされており、ワンポイントアドバイスも記されています。

過去10年の出題状況の一覧表もあるため、優先順位がわかりやすくなっています。 「出る順」シリーズの総合テキストを使って満足している人には特におすすめです。

うかる!行政書士 新必修項目115 伊藤塾

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うかる! 行政書士 新・必修項目115(日経BP 日本経済新聞出版)は、試験合格に必須の学習テーマを115項目に絞り込んで、表形式でまとめてあります。

各論点について、10ページ以内程度でまとめてあり、短時間で復習するのに適しています

それぞれの論点は図表をふんだんに使ってまとめてあるため、視覚的に働きかけて暗記がしやすい工夫がされています。

重要度はAからCの3段階にランク付けしてあります。

また、要所要所に講師のコメントが掲載されており、学習のコツや語呂合わせによる覚え方なども紹介されていて、楽しく読み進められます。

赤シートを使って重要語句を隠しながらチェックしていけるので、暗記できているかを自分で確認しながら進めていきましょう。

「うかる!」シリーズの総合テキストともリンクしているので、シリーズで使うのもおすすめです。

合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック 早稲田経営出版

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合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(早稲田経営出版)は、総合テキストの重要ポイントを確認するためのものです。

同シリーズの総合テキスト「合格革命 基本テキスト」と目次や項目のタイトルを統一してあり、基本テキストの参照ページも載っているためセットで使うのがおすすめです。

一問一答〇×形式になっており、自分の知識の定着度を一つ一つしっかりと確認することができます。

問題の次のページにすぐに解答、解説が載っているので、確認しやすく使い勝手がよいのもポイントです。

サイズもコンパクトなので、持ち歩いてスキマ時間にちょこちょこと解いていくのもよいでしょう。

特に重要な問題には、「直前これだけ!」のマークがついているため試験直前のチェック用にもよいでしょう。

【行政書士試験】市販テキストで独学する場合の勉強法と注意点

独学で合格を目指す場合、テキストを含めた教材を自由に選んで組み合わせることができます。

このコラムで紹介したものも参照の上、自分にとって使いやすいものを選びましょう。

独学は自由が魅力である反面、試験本番までに間に合うように自分でスケジュール管理や学習の順序も組み立てていかなければなりません。

一般的には市販テキストを使う場合、以下のような学習手順で進めていきます。

1.入門テキストで学習の基礎を築く

法律を初めて学ぶ人の場合、入門テキストで基礎知識を学ぶのがおすすめです。法律用語など、学習の前提知識を知ることができます。

2.総合テキストで知識をインプットする

総合テキストを使い、知識のインプットを行います。一度で理解して記憶することは難しいので、何度も繰り返し読み込み、必要に応じて書き込みなども行います。

3.過去問や問題集で問題演習を行う

2がある程度進んできたら、並行して問題演習も始めましょう。問題演習とインプットは分けて考えずに、どちらも並行した方が知識が定着しやすくなります。

4.科目別テキストで苦手分野を重点的に対策する

苦手科目があって総合テキストだけでは不足だと感じる人は、苦手科目の科目別テキストを使って対策を行いましょう。

5.要点整理テキストで知識を完全に定着させる

特に重要な項目についてまとめてある要点整理テキストを使って、重要、頻出分野の知識を完全に定着させましょう。総合テキストを要約したものなので、使う場合、総合テキストの学習が一通り終わってからにしましょう。

独学の注意点として、疑問点を質問できないため学習中につまづきやすい場合があります。

また、資格受験の経験があまりない場合、スケジュール管理も自分では案外難しいものです。

効率よく勉強に集中するためには、通信講座の利用がおすすめです。

 通信講座の場合、勉強する場所や時間などの自由度の高さは独学と同じで、かつ効率的な学習プランが自動的にできるように設計されています。

なるべく早く合格したい!という人は、通信講座を検討してはいかがでしょうか。

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