2級電気工事施工管理技士とは?合格率・難易度や受験資格などを解説!
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電気工事業界でキャリアアップを目指すなら、2級電気工事施工管理技士は欠かせない国家資格です。本記事では、この資格の全容から試験対策まで、合格に必要な情報をすべて解説します。
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2級電気工事施工管理技士とは?
2級電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理を行うための国家資格です。
建設現場における電気工事では、配線や配管の工事が隠蔽物となるため、工事の進捗をリアルタイムで把握する必要があります。施工管理者は、建築や内装の工事業者と協調しながら、適切なタイミングで作業員を配置し、品質管理や安全管理を徹底しなければなりません。
資格を取得すると、一般建設業の営業所に配置が義務付けられている専任技術者や主任技術者として業務に携われます。さらに、建設業法により、外注総額税込4,500万円未満の現場で主任技術者として配置できるため、企業にとって不可欠な人材となれるでしょう。
2級電気工事施工管理技士の合格率・難易度
2級電気工事施工管理技士の合格率は、第一次検定が約50~60%、第二次検定が約50%前後で推移しています。
こちらが第一次検定の合格率です。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 4,417名 | 2,663名 | 60.2% |
| 令和6年度 | 5,751名 | 2,730名 | 47.5% |
続いてこちらが第二次検定の合格率です。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | – | – | – |
| 令和6年度 | 約4,782名 | 約2,460名 | 51.4% |
合格率を見ると他の資格と比べて難易度は易しいと言えます。ただし、合格率が高いからといって油断は禁物です。受験者の約半数が不合格となっている事実を忘れてはなりません。
第一次検定は、電気工学・電気設備・施工管理法・法規など幅広い分野から出題されるため、体系的な学習が不可欠でしょう。第二次検定は記述式問題が中心となり、実務経験に基づく具体的な回答が求められます。誤字のない正確な記述と、限られた時間内で書き切る練習が合格への鍵となるのです。
1級電気工事施工管理技士との違い
1級と2級の最大の違いは、担当できる工事の規模と現場での配置可能な役職にあります。
| 項目 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|
| 配置可能な役職 | 専任技術者・主任技術者 | 専任技術者・主任技術者・監理技術者 |
| 対象工事規模 | 外注総額4,500万円未満 | 上限なし |
| 営業所の区分 | 一般建設業 | 一般・特定建設業 |
| 必要実務経験(第二次検定) | 1年以上(条件により3年) | 3年以上(条件により異なる) |
2級電気工事施工管理技士は、一般建設業の専任技術者・主任技術者として配置されます。対象となるのは外注総額税込4,500万円未満(建築一式工事の場合は7,000万円未満)の現場です。
一方、1級電気工事施工管理技士は特定建設業の営業所に配置でき、監理技術者としても従事できます。外注総額税込4,500万円以上(建築一式工事の場合は7,000万円以上)の大規模工事にも対応可能なため、担当できる工事に上限がありません。
2級電気工事施工管理技士の試験概要と受験資格
では具体的な2級電気工事施工管理技士の試験概要と受験資格を見ていきます。
2級電気工事施工管理技士の試験概要
2級電気工事施工管理技術検定は、第一次検定と第二次検定の2段階で構成されています。
第一次検定の詳細
第一次検定は、マークシート方式の四肢択一または五肢択一形式で試験時間は2時間30分・全62問の中から40問を選択して解答します。
出題範囲は電気理論、電気工学、電気設備、関連分野、施工管理法、法規など多岐にわたります。合格基準は正答率60%以上、つまり40問中24問以上の正解が必要です。
| 分野 | 出題数 | 必要解答数 |
|---|---|---|
| 電気理論 | 4問 | 4問 |
| 電気工学 | 6問 | 4問 |
| 電気設備 | 19問 | 10問 |
| 関連分野 | 6問 | 3問 |
| 施工管理法(能力) | 4問 | 4問 |
| 施工管理法 | 10問 | 6問 |
| 法規 | 12問 | 8問 |
令和3年度の試験制度改正により、第一次検定に合格すると「2級電気工事施工管理技士補」という資格が得られるようになりました。この技士補の資格は、建設業界における技術者不足を補うために新設されたものです。
第二次検定の詳細
第二次検定は、施工管理法に関する記述式とマークシート方式の混合形式で、試験時間は2時間・全5問が出題されます。
知識問題はマークシート方式ですが、能力問題は記述式での回答が求められ、自身の実務経験に基づく具体的な内容を記述しなければなりません。合格基準は第一次検定と同様に正答率60%以上です。
記述式問題では、施工経験記述、工程管理、品質管理、安全管理などが問われるため、現場での実務経験を整理しておく必要があるでしょう。
2級電気工事施工管理技士の受験資格
第一次検定と第二次検定で受験資格が大きく異なります。
第一次検定の受験資格
第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上となる者であれば誰でも受験可能です。令和7年度に申請する場合、生年月日が平成21年4月1日以前であれば受験できます。学歴や実務経験は一切問われません。
第二次検定の受験資格
第二次検定の受験資格は旧受験資格と新受験資格の2つがあります。
第二次検定の受験資格(旧受験資格)
旧受験資格は令和10年度まで利用可能で、受験するには以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
| 区分 | 学歴・資格 | 指定学科 | 指定学科以外 |
|---|---|---|---|
| イ | 大学・高度専門士 | 卒業後1年以上 | 卒業後1年6ヶ月以上 |
| 短大・高専・専門士 | 卒業後2年以上 | 卒業後3年以上 | |
| 高校・専門課程 | 卒業後3年以上 | 卒業後4年6ヶ月以上 | |
| その他(学歴不問) | 通算8年以上 | ||
| ロ | 電気主任技術者(第一種・第二種・第三種) | 通算1年以上 | |
| ハ | 第一種電気工事士 | 実務経験不問 | |
| ニ | 第二種電気工事士 | 通算1年以上 | |
第一種電気工事士の免状を持っている場合は実務経験が不要となるため、最短ルートで資格取得が可能です。また、第二種電気工事士や電気主任技術者の免状があれば、通算1年以上の実務経験で受験できます。
第二次検定の受験資格(新受験資格)
令和6年度より導入された新受験資格は、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
| 区分 | 必要実務経験 (※1) |
|---|---|
| 1 | 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験3年以上 |
| 2 | 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験1年以上 |
| 3 | 電気工事士試験または電気主任技術者試験の合格後または免状交付後、実務経験1年以上 ※別途、2級 または 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 の合格が必要 |
出典:2級 電気工事施工管理技術検定のご案内
新受験資格では学歴の条件がなくなり、実務経験年数も短縮されたため、より多くの方が資格取得に挑戦しやすくなりました。令和6年度から令和10年度までは経過措置期間として、旧受験資格と新受験資格のいずれかを選択できます。
2級電気工事施工管理技士に合格するための勉強方法は?
2級電気工事施工管理技士に合格するためには、勉強スケジュールをしっかり立て参考書・問題集を活用する必要があります。また過去問や通信講座を利用して勉強すると時短になり確実に知識が身に付きます。
勉強スケジュールを立てる
勉強に手を付ける前に勉強スケジュールを必ず立てましょう。
ちなみに合格に必要な勉強時間は、個人の経験や知識レベルによって異なりますが、第一次検定・第二次検定を合わせて約150~400時間が目安です。試験日から逆算して余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。
参考書・問題集を活用する
続いて、参考書・問題集を活用し基礎知識を身に着けていきます。
いくつかの参考書・問題集を活用するのではなく1冊の参考書・問題集を購入しましょう。まずはその参考書・問題集を徹底的に解き、基礎知識を完璧に身に着けることをおすすめします。
過去問・通信講座も活用する
もし参考書・問題集以外で勉強を進めたい場合は、過去問や通信講座の活用を視野に入れましょう。
2級電気工事施工管理技士の過去問は施工管理技術検定の公式HPに掲載されていますので、そちらからダウンロードしてください。通信講座は様々ありますので費用や合格実績をもとに自分に合った通信講座を選びましょう。
まとめ
2級電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理者として活躍するための国家資格です。
合格率は約50~60%と比較的高く、適切な対策を行えば十分に合格を目指せます。第一次検定は満17歳以上で受験可能で、第二次検定には実務経験が必要となります。過去問題集を活用した効率的な学習と、記述式問題の練習を重ねることが合格への近道です。この資格を取得することで、キャリアアップや年収向上のチャンスが広がるでしょう。ぜひ計画的に学習を進め、一発合格を目指してください。
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