電気工事の現場で責任ある立場を目指すなら、1級電気工事施工管理技士の資格取得は欠かせません。

この資格は大規模工事現場で監理技術者として活躍でき、キャリアアップや年収アップに直結します。本記事では、資格の概要から試験内容、受験資格、合格率、取得メリットまで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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1級電気工事施工管理技士とは?

1級電気工事施工管理技士は、電気工事における最上位の施工管理資格として位置づけられる国家資格です。建設業法に基づき、電気工事の施工計画作成や現場管理を総合的に担う専門技術者として認められます。

この資格を取得すると、特定建設業における監理技術者や専任技術者として、5,000万円以上の電気工事を下請けに発注する現場で活躍できるようになります。大規模プロジェクトの責任者として、工事全体を統括する重要な役割を担えるのです。

1級電気工事施工管理技士の仕事内容

1級電気工事施工管理技士の主な仕事は、電気工事における4大管理(工程管理・品質管理・原価管理・安全管理)を統括することです。具体的には以下のような業務を担当します。

管理項目主な業務内容
工程管理工事スケジュールの立案と調整、工期遵守のための進捗管理
品質管理設計図書・仕様書通りの施工確認、品質基準の維持
原価管理実行予算と実際の原価の比較分析、利益確保のための管理
安全管理現場の安全環境整備、事故防止のための対策実施

また、発電設備工事、変電設備工事、送配電線工事、照明設備工事、構内電気設備工事など、幅広い電気工事の施工管理に携わります。2級電気工事施工管理技士が中小規模工事を担当するのに対し、1級は大規模工事現場での統括業務が可能になる点が大きな違いです。

1級電気工事施工管理技士の試験概要

1級電気工事施工管理技術検定は、一般財団法人建設業振興基金が実施する国家試験で、第一次検定と第二次検定の2段階制となっています。

検定試験内容
第一次検定電気工学や施工管理法、法規に関する知識が問われる。試験時間は午前2時間30分、午後2時間の合計4時間30分。
第二次検定実務経験に基づく経験記述と専門知識が問われる。試験時間は3時間。

1級電気工事施工管理技士の受験資格

令和6年度から受験資格が大幅に緩和され、より多くの方が挑戦しやすくなりました。

第一次検定の受験資格は、試験実施年度に満19歳以上であれば、学歴や実務経験に関わらず誰でも受験可能です。この改正により、若手技術者も早期にキャリアアップの第一歩を踏み出せるようになりました。

第二次検定の受験資格は、第一次検定合格後に実務経験が必要です。

区分必要実務経験 (※1)
【区分1】1級第一次検定合格者
1-11級電気工事第一次検定合格後、実務経験5年以上
1-21級電気工事第一次検定合格後、特定実務経験 (※2) 1年以上を含む実務経験3年以上
1-31級電気工事第一次検定合格後、監理技術者補佐 (※3) としての実務経験1年以上
【区分2】1級第一次検定、および2級第二次検定合格者 (※4)
2-12級電気工事第二次検定合格後 (※4)、実務経験5年以上
2-22級電気工事第二次検定合格後 (※4)、特定実務経験 (※2) 1年以上を含む実務経験3年以上
【区分3】1級第一次検定受検予定、および2級第二次検定合格者 (※4)
3-12級電気工事第二次検定合格後 (※4)、実務経験5年以上
3-22級電気工事第二次検定合格後 (※4)、特定実務経験 (※2) 1年以上を含む実務経験3年以上
【区分4】1級第一次検定、および第一種電気工事士試験合格または免状交付者
4-1第一種電気工事士試験合格または免状交付後、実務経験5年以上
4-2第一種電気工事士試験合格または免状交付後、特定実務経験 (※2) 1年以上を含む実務経験3年以上
【区分5】1級第一次検定受検予定、および第一種電気工事士試験合格または免状交付者
5-1第一種電気工事士試験合格または免状交付後、実務経験5年以上
5-2第一種電気工事士試験合格または免状交付後、特定実務経験 (※2) 1年以上を含む実務経験3年以上
※1 新旧の受験資格で実務経験の考え方自体が異なります。必ず受検の手引をご確認ください。
※2 建設業法の適用を受ける請負金額4,500万円(建築一式工事については7,000万円)以上の建設工事であって、監理技術者・主任技術者(いずれも実務経験対象となる建設工事の種類に対応した監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者若しくは主任技術者として行った施工管理の実務経験を指します。
※3 1級電気工事施工管理技士補の資格を有し、かつ当該工事における主任技術者要件を充足する者が、監理技術者の専任が必要となる工事において、監理技術者の職務を専任として補佐した経験をいいます。単なる監理技術者の補助経験は対象になりません。
※4 旧2級施工管理技術検定実地試験合格者を含みます。
出典:1級 電気工事施工管理技術検定のご案内

特定実務経験とは、請負金額4,500万円以上の工事で監理技術者・主任技術者の指導の下、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験を指します。なお、令和10年度までは旧受験資格での受験も認められています。

1級電気工事施工管理技士の合格率・難易度

1級電気工事施工管理技士試験の合格率は、第一次検定は40%前後で第二次検定は50%前後で推移しています。

年度第一次検定合格率第二次検定合格率
令和4年度(2022年)38.3%59.0%
令和5年度(2023年)40.6%53.0%
令和6年度(2024年)36.7%49.6%
出典:過去の受検状況・検定問題・合格基準

第一次検定の合格率は36~40%程度で推移しており、やや高い難易度と言えます。受験資格が緩和され受験者数が急増したものの、合格率は大きく変動していません。これは、過去問中心の学習でも十分に対応できる出題傾向であることを示しています。

第二次検定の合格率は49~59%と、第一次検定より高めです。ただし、実務経験に基づく記述式問題が出題されるため、独学では対策が難しい側面があります。第一次検定で受験者が絞られているため、相対的に合格率が高くなっていると考えられます。

合格基準は、第一次検定が全体得点60%以上かつ施工管理法(応用能力)で50%以上、第二次検定が全体得点60%以上です。電気主任技術者(電験三種)よりは易しく、第一種電気工事士よりは難しいレベルに位置しています。

1級電気工事施工管理技士を取得するメリット

1級電気工事施工管理技士の資格を取得すると、転職しやすくなるなどキャリア面でも経済面でも大きなメリットがあります。建設業界で長く活躍したい方にとって、取得する価値の高い資格です。

転職しやすくなる

1級電気工事施工管理技士は転職市場で非常に高く評価される資格です。大規模工事現場で監理技術者として配置できる有資格者は、どの企業も常に求めているからです。

公共工事の入札時には、技術者要件として1級電気工事施工管理技士の配置が条件となるケースが多数あります。企業にとって公共工事の受注機会を広げられる人材は貴重な存在であり、即戦力として歓迎されます。

実際、建設業界の求人では1級電気工事施工管理技士の資格保有者に対して、好条件の待遇が提示されることが一般的です。未経験の企業への転職でも、この資格があれば高い専門性と実務能力の証明となり、採用選考で有利に働きます。

監理技術者へキャリアアップできる

1級電気工事施工管理技士を取得する最大のメリットは、監理技術者として大規模工事現場の責任者になれることでしょう。特定建設業で4,000万円以上の工事を下請けに発注する現場には、監理技術者の配置が法律で義務付けられています。

監理技術者は工事全体を統括し、下請け業者への技術指導や施工管理の総合調整を行う重要なポジションです。現場の最高責任者として、プロジェクトの成否を左右する判断を任されます。企業内での評価も格段に上がり、昇進や昇給のチャンスが大きく広がります。多くの企業では資格手当として月3~5万円程度が支給されるほか、ポジションに応じた給与アップも期待できるでしょう。

また、1級電気工事施工管理技士補を現場に専任配置することで、監理技術者は2つの現場を兼任できる制度もあります。これにより、企業の施工体制の柔軟性が高まり、有資格者の価値がさらに高まっています。

電気工事士の資格も取れば独立しやすくなる

1級電気工事施工管理技士と電気工事士の資格を併せ持つことで、独立開業の選択肢が大きく広がります。

電気工事士は電気工事の実作業を行える資格であり、第一種電気工事士であれば高圧の電気工事も可能です。一方、1級電気工事施工管理技士は施工管理に特化した資格のため、実際の電気工事は行えません。両方の資格を保有していれば、施工管理も電気工事の実務も一人でこなせるため、小規模事業者として独立する際に非常に有利です。元請け企業からの信頼も得やすく、継続的に仕事を受注できる可能性が高まります。

さらに、建設業の許可要件である専任技術者としても認められるため、特定建設業の許可取得も可能になります。事業規模を拡大し、大型案件を受注する道も開けるでしょう。独立を視野に入れている方は、ぜひ両方の資格取得を目指してください。

1級電気工事施工管理技士に合格するための勉強方法

1級電気工事施工管理技士試験に合格するには、過去問を徹底的に解いたり通信講座・予備校を活用することが大切です。

過去問を徹底的に解く

1級電気工事施工管理技士試験対策の基本は、過去問演習を徹底的に行うことです。試験では類似問題が繰り返し出題される傾向が強いため、過去問を理解することが合格への最短ルートとなります。

まずは過去10年分の問題を入手し、全ての問題を解けるようになるまで繰り返しましょう。単に正解を覚えるのではなく、なぜその答えになるのかを理解することが重要です。下記のような流れだと理想的だと言えます。

  1. テキストで基礎知識を学習
  2. 過去問を実際に解いてみる
  3. 間違えた問題をテキストで復習
  4. 再度同じ問題を解いて定着を確認

第一次検定では、電気工学や施工管理法、法規の分野からバランスよく出題されます。特に施工管理法の応用能力問題は配点が重要なので、重点的に対策してください。第二次検定の記述式問題は、自分の実務経験を整理し、論理的に表現する練習が不可欠です。

通信講座や予備校を活用する

独学での合格も可能ですが、通信講座や予備校を利用することで、より効率的に学習を進められます。特に第二次検定の経験記述対策では、専門家の指導が大きな力になります。

通信講座・予備校には下記のようなメリットがあります。

  • 体系的な学習カリキュラムで無駄なく勉強できる
  • 経験記述の添削指導が受けられる
  • 質問対応により疑問点をすぐに解決できる
  • 自分のペースで繰り返し学習できる

経験記述は独学で対策するのが最も難しい部分です。自分の実務経験をどのように文章化すればよいか、どのような構成で書けば高評価を得られるかは、経験豊富な講師のアドバイスが非常に有効でしょう。

通信講座や予備校の費用は数万円から十数万円程度かかりますが、合格率向上と学習時間の短縮を考えれば、十分に投資価値があります。特に働きながら資格取得を目指す方は、効率的な学習ができる講座の活用をおすすめします。

まとめ

1級電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理における最高峰の国家資格です。

大規模工事現場で監理技術者として活躍でき、転職・昇進・年収アップなど、キャリア面で大きなメリットがあります。令和6年度から受験資格が緩和され、19歳以上なら誰でも第一次検定に挑戦できるようになりました。

合格率は第一次検定が約40%、第二次検定が約50%と、しっかり対策すれば十分に合格可能な水準です。過去問演習を中心とした学習と、必要に応じて通信講座や予備校を活用することで、効率的に合格を目指せます。電気工事業界でさらなる飛躍を目指す方は、ぜひ1級電気工事施工管理技士の資格取得にチャレンジしてみてください。

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