合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

もともと、マンホールの蓋や境界標など街中にあるものを眺めながら歩くのが好きでした。

2016年、街歩き仲間が『街角図鑑』という本を出版することになり、その中で私が境界標の記事を寄稿することなりました。


しかし私は見た目が好きで境界標の写真はたくさん撮っていたものの、「土地の境界を示しているらしい」以上の知識が全くありませんでした。

そこで知り合いの測量士さんに教えてもらいに行ったのですが、基本的な知識がなさすぎて、かなり噛み砕いて説明してもらったにも関わらずいまいち理解できません。

これは基本の基本から学ばなければならないと思い、測量士補の勉強を始めました。


測量士補に無事に合格したので、人生の中で一番測量の知識があるのは今だろうし、せっかくだから…と測量士も受けることにし、翌年合格しました。

その後「午前の部の試験が免除されるらしい」と土地家屋調査士試験の存在を知り、せっかくだからと受けることにしました。


この時点では測量士と土地家屋調査士の違いもよく分かっておらず「登記が出来る資格らしい」くらいの理解でした。

勉強していく中で土地家屋調査士の様々な魅力を知り、実際に土地家屋調査士になりたいという気持ちが固まっていきました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

測量士補、測量士と独学で受けてきたので、調査士も最初は独学で受けるつもりでいました。
が、調べていくうちに、私の能力では独学では合格できないと確信しました。

測量士試験でも記述の問題があるのですが、独学で一番苦しんだのが「自分の解答と回答例が違った場合、自分の解答がどれくらいダメなのかが分からない」というところです。

解答例とは違うものの自分の解答でも○をもらえるものなのか、はたまた根本から理解が違っていて全くお話にならないのか、そのあたりの判断がつかないのです。
土地家屋調査士試験はそのような場面がとても多いだろうことが予想できました。

そこで予備校を調べてみたところ、受講料があまりに高額で驚きました。
趣味の延長という気持ちで調べたので、覚悟が足りなさすぎたのです。

さらに調べていってアガルートを見つけました。

先ほど調べた予備校の半額近く、しかも合格したら返金と書いてあります。
これはすごい。

しかし、私は全く違う業界にいて、不動産のことも法律のことも全く知りません。こんなレベルの者が一年で合格できるものなのか悩み、問い合わせフォームから「一年ほど独学したあとに御社の講義を受講した方が良いでしょうか」と質問を送ってみました。

すると、中山先生からとても丁寧なお返事をいただきました。

このカリキュラムは測量士補と土地家屋調査士を1年で取るように作られていること、既に測量士を持っているなら土地家屋調査士の勉強に集中できるので利があることなどを細かく書いて下さり、この先生なら信頼できると即受講を決めました。

アガルートを選択したのは恥ずかしながら経済的な事情が一番でしたが、結果的にアガルートにして本当に良かったと思っています。

学習リズムや学習する上で工夫したこと

私は朝型なので、朝4時に起きて5時に家を出て6時頃に職場の最寄り駅に到着して、それから出勤までの2時間半程度を毎日勉強にあてていました。


(寝坊したら30分しかとれないこともあり、まちまちでしたが)

中山先生からは「1年分の択一+土地か建物どちらか+申請書を毎日やりましょう」とアドバイスを受けていて、その通りにやるつもりでいました。

しかし、一度平成17年と18年の記述問題に挑戦してみたら、その難しさに完全に打ちのめされてしまいました。


それ以来カフェに入ってもなかなか記述をやる気が起きず、択一と申請書を少しずつやって終わる毎日が続きました。

これではいけないと一念発起し、択一の問題と解説をすべてスマホのクイズアプリ(QUIZLET)に入力しました。

全問手入力していては大変なので、テキストをGoogleレンズで読み込んでコピペする手法をとりました。


そして「択一は電車の中だけ。席に座ったら記述をやる」と決め、ほぼ強制的に自分を記述に取り組ませるようにしました。

中山先生から「17年から解くと難しいから、30年から遡って解いてみて」とアドバイスをもらったことも大きかったです。

申請書練習は、テキスト内の問題にあたる部分をコピーし、表が問題・裏が解答例となるようにノートに貼って問題集を作りました。

最初に全ページにインデックス状に付箋を貼り、適当なページの付箋を引っ張って開き、そのページの申請書を書きます。
問題なく書けたら付箋を外し、間違えたらそのままにします。
全部の付箋が外れたら、また全ページに付箋を貼り、同じことを繰り返しました。

練習用の用紙は、中山先生がブログで公開している申請書練習用紙をコピーして中とじ製本し、フリクションボールペンで書いてアイロンで消すことを繰り返しました。
(フリクションは60℃以上でインキが透明になるため、アイロンやドライヤー等でも消えます)

文字をたくさん書いているうちに手が痛くなってきてしまい、PC打ち込みで申請書練習をしたこともあるのですが、やはり手に覚えさせたかったので途中から手書きに戻りました。
その際に略字を多用するようにしたところ、とても楽になりました。

GlyphWikiなどで略字や異体字、簡体字などを検索し、書きやすそうな文字を適当に採用します。

添付書類の欄も「登記識別情報」等といちいち書いていては大変なので「登識」のように省略し、更に略字で書きました。

書くスピードも段違いに速くなり、略字を書くのも楽しかったので、申請書練習がとても楽しみな時間になりました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

中山先生の講義は、受講していて本当に楽しかったです。
「こんな仕組みなんですよ。土地家屋調査士はこんなことができるんですよ。すごいでしょ!」という感じの愛情たっぷりな解説をして下さるので、受講する前よりもずっと土地家屋調査士という資格が好きになりました。

内容も分かりやすく、たまに小芝居を交えて具体的な例を教えて下さるので、特に民法は内容をイメージしやすかったです。
小芝居に出てくる人がみんなすごく良い人なのも個人的に大好きなところでした。

中山先生の人柄が現れているんでしょうね。

インプットの段階では音声ファイルをダウンロードしてスマホに保存し、電車で聴いていました。

聴きながらファイル名を変更していったのですが、「不登法267(区分建物分割登記)」のようにそのチャプターの内容も入れておくと、後からちょこっと内容確認をしたいときに非常に便利でした。

アガルートの講義は1チャプターが短いため、聴きたい部分をピンポイントで聴くことができ、本当に有り難かったです。

職場の最寄りのカフェに入ったら、動画視聴をしながらテキストに書き込みをしました。
すべて受講して書き込み終わったテキストは、スキャンしてDropboxにあげると同時にスマホにも保存しました。
これもちょっと見直すときにとても便利でした。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

席に座ったら記述をやる!と自分に命じたので、択一は毎日電車の中で解いていました。

スマホアプリに入力した問題を1日100肢、小さなカウンターを片手に数えながら解いていました。

後半は、年度ごとに問題だけを印刷した「問題集」を作ってExcelで自作した解答用紙に書き込む方法で1日1冊解いていました。

アガルートの「択一式過去問解析講座」の解説は、テキストも中山先生の解説もとてもシンプルです。

最初は解説を読んだり動画を見たりしただけでは理解できず、困惑しました。
テキストに戻って該当部分を読み返し、その部分の音声を聞き、問題を読み直し、1問に非常に時間がかかっていました。

しかし、慣れてくるとこのシンプルな解説が非常に有り難くなりました。
知識が増えてきて何を言っているかが分かるようになるので、中山先生の必要最低限で十分な解説は、素早く論点を理解したい時に非常に有用でした。
ここまで考え尽くされているんだなあ、と感動したのをよく覚えています。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

年度ごとの「問題集」を作り、毎日土地か建物どちらかの問題を解くようにしていました。
が、1日1問解けるようになるまでは非常に時間がかかりました。

特に土地。私は数学が非常に苦手です。
数学以前に、算数も苦手です。
測量士補を受けるときに『小学校6年間のさんすうが分かる本』から始めたくらいのレベルでした。

そのため、「調査図素図から三角形を見つけて、そこを手がかりに順々に角度を求めていく」というような図形問題が特にものすごく苦手で、解けるようになるまでものすごく苦労しました。

中山先生にいただいた数々のアドバイスのおかげでだんだん解けるようになり、なんとか1日1問解けるようになっていきました。
令和元年度に平成21年度のような問題が出ていたら、間違いなく合格できなかったと思います。

土地の出題傾向が変わってきていて本当に良かったです。

定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

令和元年度組はアガルートオリジナルの三角定規「SUGOOOI」がまだ出来ていなかったので、ウチダの定規を使った解説でした。
なかなかレアではないでしょうか。

おすすめのボールペンや定規の滑り止めの加工など、基礎的なことから詳しく解説して下さって有り難かったです

私は文具が好きなのでついあれこれ試したくなってしまうのですが、「ボールペン選びに時間をかけないように」という中山先生からの強いメッセージを受け取って素直にジェットストリーム0.28mmを使うことにしたのをよく覚えています。

最もよく動画を見返したのは建物図面です。
縦横に細かく定規を動かしながら描いていくので、手順に慣れるまでは混乱することが多く、とてもお世話になりました。

複素数で解く測量計算のご感想・ご利用方法

関数電卓というものを使うのが初めてだったので、使いこなせるようになるのかとても心配でした。

しかし、動画では最初の設定からとても詳しく丁寧に操作を教えて下さったので、予想よりも全く抵抗なく操作することができました。

最初の方は押し間違えが非常に多く、正しい順番で計算したつもりなのに答えが全く違うことが多々ありました。

そこで、押したキーをメモしながら計算していき、間違えたらどこでミスしたのかチェックするようにしました。
(方向角を求めるときに、器械点と求点を逆に入力してしまっていることが非常に多かったです)

手が覚えてしまった後は、何も考えずに計算できるようになりました。

私は複素数しか知らないので複素数の計算の速さをあまり実感していないのですが、中山先生のブログを見て複素数に移行する方も多いようです。
最初から複素数で覚えて良かったなと思いました。

中山講師へのメッセージ

中山先生と定期カウンセリングでお話をしていると、とてもシンプルで終始一貫した考えをお持ちの方だなという印象を受けます。

いつお話ししても同じ考え方を土台にしてアドバイスを下さるので、進むべき方向が歪むことがありません。
それはアガルートのテキストや講義にも現れていると思います。

土地家屋調査士試験に合格するための最低限の知識を最大限網羅して、余計な(出題されない)部分は大胆にそぎ落としているのだろうなと感じました。

それはものすごく勇気のいることだと思います。
そぎ落とした部分が万一出題されたら、全く得点できないわけですから。

そぎ落とす決断をするまでにどれだけの知識を積み重ねてこられたのだろうと思うと、尊敬しかありません。
そのおかげで合格できたのだろうなと思っております。

定期カウンセリングの時に実務のお話を伺えるのも楽しみでした。
夏は日焼けして真っ黒になるよーという話を聞いて、今から日焼け止めクリームをあれこれ検索しています。笑

もっと高い点数をとってお礼をしたかったですが、とにかく合格をプレゼントできてホッとしています。

中山先生、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。