合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私が土地家屋調査士を目指すきっかけとなったのは、宅建業を営んでいた父からの勧めがあったことでした。

当時、大学生だった私は、特に目標もなかったため、勧められるまま、資格予備校に通いました。


そして測量士補を取得し、本命の土地家屋調査士試験も受験しましたが、試験は想像以上に難しく不合格となりました。

その後は大学生活もそれなりに充実したこともあり、受験することなく大学卒業を迎えました。

大学卒業後は数回の転職を経て、結婚し子供の誕生を機に地元に帰り、家業を手伝うことになりました。


家業である宅建業に必要な宅建士の資格は独学でしたが、なんとか1年目に取得することができました。

せっかく身についた勉強癖を失ってしまうのはもったいないと思い、更なるステップアップのために目標として選んだのが、学生時代に途中で諦めてしまっていた土地家屋調査士でした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

正直な話、決め手は受講料の安さです(笑)。

そもそも田舎に住む私にとって、通学講座は選択肢にありませんでしたが、アガルートアカデミーは教室運営をしていない通信講座専門の資格予備校であるため、不要なコストを抑えることができ、他の資格予備校の講座と比較しても格安で受講することができます。

さらにアガルートアカデミーにでは合格者全額返金制度と合格祝い金制度まで用意されており、1回で合格することができれば、実質無料どころかプラス収支で資格取得が可能になります。
これは私にとって非常に魅力的でした。

そこでアガルートアカデミーのサイトから土地家屋調査士講座のガイダンス動画をチェックしました。

すると他の資格予備校で見られるような通学講座の講義を収録した映像ではなく、通信講座専用の講義が収録され、画面上では講師とフルカラーテキストが切り替わりながら進んでいく、とても分かりやすい講義となっていました。

さらに月1回、講師の先生から直接カウンセリングを受けられることも決断のポイントとなりました。

学習リズムや学習する上で工夫したこと

私は2019年2月にアガルートアカデミーの講座で学習をスタートしました。

家業を手伝っているため、学習時間は仕事の合間などを利用し、比較的余裕を持って確保することができました。

しかし長時間の学習が苦手なので、1日3時間(直前期は休日5時間)の短時間集中式の学習を行いました。

一通り全ての講義を受け終えた後は、すぐに択一問題や記述式問題に手を付けることなく、再度、初めから講義を受け直しました。
この学習ペースで、試験に間に合うのか不安に思うことはありましたが、中山先生の「記述式の勉強は8月からで大丈夫!」という言葉で安心して時間をかけることができました。

8月に入るまでの間、できる限り択一式の知識を深め、ある程度の自信をもって記述式の学習に入りました。

しかし、ここで初めて挫折しそうになりました。

原因は電卓の操作と三角定規を使用した作図でした。
初めて記述式の問題に挑戦したとき、1枚の図面を書くのに半日以上費やしたことは忘れられません(笑)。

「繰り返し練習するしかない。そのうち勝手に手が動くようになるから(笑)」。
ここでも中山先生の言葉を信じて、根気強く繰り返し電卓と作図の練習を続けました。

記述式の学習は、最初こそ辛く感じたこともありましたが、なんとなくコツを掴んでからは、ゲーム感覚で楽しみながら行うことができました。

その結果、手さばきはどんどん早くなり、試験直前にはほとんどの過去問を時間以内に解答することができるようになりました。

試験本番では信じられないようなミスもありましたが、それでもなんとか合格することができました。

今回の経験を踏まえた私の意見ですが、合格するために大切なことは2つです。
中山先生の言葉を信じて守ること。
もう一つは絶対に自分を諦めないこと。

これをやり抜くことができれば、必ず合格への道は開かれると思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

私は前年に宅建士の資格を取得していたため、民法は土地家屋調査士試験で出題される①総則②物権③家族法(相続法)に絞って学習しました。
それ以外は、ほとんどの時間を不動産登記法の学習に充てました。

私の学習方法は、とにかく、講義を何度も繰り返し視聴することでした。

アガルートの講義はネットに接続できる環境さえあれば、時間と場所を選ぶことなく、いつでもどこでも好きな時に視聴できます。

また1回の講義は最長でも30分程度と短いため、途中で集中力が途切れることもありません。
そのため、アガルートの講義は私の学習方法に最適な講義でした。

不動産登記法の講義は、総則→各論の順で進みますが、講義を一巡した後に、再度、総則に戻って講義を見直すことで格段に理解度を深めることができました。
さらにそこから、もう一度各論の講義を見直すのもおすすめです。

最終的に、私は不動産登記法の講義を3周することになりました。

このように試験に必要な知識を確実にインプットすることで、その後の択一式の学習をスムーズにスタートさせることができたのだと思います。

ここでの学習は、後の記述式の問題を解く上でも必要な、非常に大切な柱となるので、時間をかけてでも着実に自分の力にしてもらいたいと思います。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

「本試験において、択一問題は30分以内に解答し、20問中18問以上正解することが目標です。それには過去問を常に20分以内に全問正解できるレベルになる必要があります」。

これを中山先生から聞かされたときは、正直とても焦りました。
当時の私は、解答に1時間かかり、正解率は7割程度だったからです。

そこで一旦、時間のことは気にせず、全問正解することに重点を置いて過去問に取り組みました。

この講義では全ての肢について解説されていますが、その肢の一つの論点だけ学習するのではなく、周辺の論点まで深く掘り下げて学習するように心掛けました。

そのため、全ての過去問を解き終わるのにかなりの時間を要しましたが、その頃には正解率が上昇するとともに、自然と解答スピードも増しており、最終的には所要時間30分にまで短縮させることができました。

本番の試験では想定と異なり、かなり時間をオーバーしてしまいましたが、それでも17問正解することができたのは、少し厳しめの目標設定のおかげだと思います。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

記述式問題は初めて経験される方にとっては、非常に難しく感じられると思います。
特に土地の問題に関しては、作図以前に関数電卓で計算して座標値を求めることすらできない方も多いかと思います。

私も同様にお手上げの状態で心が折れそうになりましたが、その時も中山先生のアドバイスに助けられました。

記述式過去問解析講座では現行出題方式となった平成17年度から順に最新年度まで解説されているのですが、近年易化が進む土地の問題に関しては最新の問題から始めた方が良いとのことでした。
その通りに学習を進め、それでもやはり苦労はしましたが、少しずつ自信をつけていくことができました。

この講義では、問題文を読む順番や、問題文の中の情報の取捨選択、答案構成用紙の使い方など実践的な問題の解き方が学ぶことができます。

学習方法としては、作図に関しては、とにかく回数をこなして慣れるしかありません。

逆に作図以外の問題は、回数をこなすよりも、問題の論点を深く掘り下げ、確実に理解していくことが重要だと思います。

定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

この講座は、私が試験を合格するために必要不可欠な講座でした。

通常、初めて土地家屋調査士の学習を開始された方は、作図の練習をする際、手探り状態のまま時間をかけながら、少しずつ自分に合った方法を見出していくではないでしょうか。

この講座では、最初から最も効率の良い方法を学ぶことができます。
私は不器用なくせに几帳面な性格なので、この講座が無ければスピード勝負の作図の問題をクリアすることは到底できなかったと思います。

三角定規の加工、線の引き方、プロットの落とし方、設計図の書き方など、作図に関するコツを最初の時点から知ることで、あとはその精度を高めることに注力することができました。

おかげで回り道をすることなく、最短最速で作図のレベルアップ達成に繋がりました。

複素数で解く測量計算のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験に合格する上で、大きな助けとなるのが複素数による計算です。

土地家屋調査士の試験では記述式の問題解答に要する時間の割合が高く、ここで作図をいかに速く正確に記載するかが合格に大きく影響します。
この複素数計算をマスターすることで、測量計算全てにおいて大幅に時間短縮させることが出来きます。

この講座は、関数電卓を初めて使用する方のために、関数電卓のセットアップから座標計算の入力方法まで事細かに説明されており、非常にわかりやすい内容となっています。

私自身、複素数という言葉自体、初めて聞いた人間ですが、この講座のおかげで複素数の基本はマスターすることができました。

ただ、それだけで全ての問題が解けるようになるわけではありません。
入力キーを押す指が自然と動くようになるまで、繰り返し練習する必要があります。

そのレベルまで到達できれば、複素数計算はとても大きな武器になると思います。

中山講師へのメッセージ

先生の講義はもちろん、先生のカウンセリングも試験合格の大きな助けとなりました。

良い意味でのプレッシャーになりましたし、単純ですが褒められると、それだけでやる気アップにもなりました。

試験勉強は大変ではありましたが、楽しく続けることができたのも中山先生の講義のおかげです。
本当にお世話になりました。