更新日 2026年8月28日

向いてる仕事がわからない20代へ|未経験から選べる職種と相談先

向いてる仕事がわからない20代へ|未経験から選べる職種と相談先

結論からいえば、20代で向いてる仕事がわからないのは、判断の材料がまだそろっていないだけです。

配属は会社が決めたもので、任される仕事の幅もまだ狭く、向き不向きを見極めようにも手がかりが少ない時期だからです。

そのため、自己分析を繰り返すより、日々の仕事から判断の材料を拾い集めるほうが答えに近づけます。

本記事では、材料の集め方を中心に、20代の転職の実情や未経験採用が多い職種、相談先までまとめて紹介します。

こんな悩み抱えていませんか?

  • 自分の強みや向いている仕事がわからない
  • 自己分析に取り組んでも結局どう動けばいいのかわからない
  • 長期的なキャリア軸が定まらない

このような悩みをお持ちでしたら
アガルートキャリアコーチングにご相談ください

目次

20代は仕事を変える人が多い年代

向いてる仕事がわからない20代へ|未経験から選べる職種と相談先

20代は1年間に職場を移る人の割合が30代以降より高く、最初に選んだ職場を数年のうちに離れる人も少なくありません。

厚生労働省の統計にも、その傾向がはっきり表れています。

ここでは公表された数値をもとに、20代の実態を2つの角度から見ていきましょう。

大学を卒業して3年以内に約3割が離職している

厚生労働省の調査によると、就職後3年以内の離職率は新規大学卒就職者で33.8%、新規高卒就職者で37.9%、短大等卒就職者で44.5%です。

学歴を問わず、3〜4割の人が就職から3年のうちに最初の職場を離れている計算になります。

向いてる仕事がわからないまま最初の会社に入り、途中で進路を考え直した20代は多いといえます。 

※出典:「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」厚生労働省

20代の転職入職率は30代以降より高い

1年間に職場を移った人の割合を見ると、20代は30代以降のどの年代よりも高くなっています。

厚生労働省の調査では、年齢階級別の転職入職率は25〜29歳が男性15.1%・女性16.8%、20〜24歳が男性13.4%・女性14.3%で、いずれも30代以降の階級を上回りました。 

※出典:「令和6年 雇用動向調査結果の概要」厚生労働省

20代は30代以降と比べて職場を変える動きが起きやすく、向いてる仕事がわからない状態で立ち止まっているのは、けっして例外ではありません。

20代で向いてる仕事がわからない5つの原因

20代で向いてる仕事がわからない5つの原因

20代で向いてる仕事がわからない原因は以下のとおりです。

  • 新卒で配属された業務を自分で選んでいない
  • 任される裁量が小さく成果を自分の力と実感しにくい
  • 学生時代の基準で自分の得意を捉えている
  • 社内に3年後の自分を重ねられる先輩がいない
  • 未経験で応募できる職種が多く選択肢を絞れない

①新卒で配属された業務を自分で選んでいない

20代で向いてる仕事がわからない最初の理由は、いまの業務を自分で選んでいない点にあります。

新卒採用では職種別採用を取らない会社が多く、配属先は入社後の研修を経て決まるため、営業を希望して総務に配属される、企画を志望して店舗勤務から始まるといった場面は珍しくありません。

希望を出しても事業の状況や欠員の補充が優先されることもあり、希望と違う業務を数年続ける形になります。

そもそも自分で選んでいない業務での向き不向きは適性の判定材料として弱く、合わないと感じても職種そのものへの答えにはなりません。

最初の数年で経験する業務は、本人の関心から離れやすいものだと心得ておきましょう。 

②任される裁量が小さく成果を自分の力と実感しにくい

入社から数年は担当範囲が決まっており、進め方を自分で決められる場面が少ない状態が続きます。 

資料の作成や顧客への連絡は手順まで先輩が指定する場合が多く、指示どおりに動いて出た成果を自分の力によるものだとは感じにくいでしょう。

うまくいっても与えられた手順が良かっただけではないかという疑いが残り、成功体験が積み上がらないため、向いてる仕事を探すときの手がかりも残りません。

得意なことを挙げようとしても、思い出せる場面が出てこない状態に陥ります。

実際、営業であれば訪問先のリストが渡され、事務であれば処理の手順書が用意されるように、自分で判断した部分が少ないぶん、成果の理由を自分に結び付けられません。 

③学生時代の基準で自分の得意を捉えている

学業や部活で評価された内容と、仕事で評価される内容は同じではありません。

与えられた課題を期限内に正確にこなす力は学生時代に評価されやすい一方、仕事では答えのない状況で優先順位を決める力が問われます。

この2つは別の能力であり、片方が高いからもう片方も高いとは限りません。

学生時代の自己像のままだと社会人になって伸びた力に気づけず、向いてる仕事を考える材料が入社前の記憶に固定されてしまいます。

たとえばゼミの発表で評価されたのが資料の完成度だったとしても、仕事で評価されるのは、資料を作る前に何を論点にするかを決める部分です。

入社してから伸びた力は日々の業務に埋もれるため、意識して振り返らないと自覚できません。

④社内に3年後の自分を重ねられる先輩がいない

若手の離職が続いた職場や設立から日の浅い組織では、少し上の世代が薄くなります。

入社1年目の社員から見て3年目や5年目の先輩が社内に見当たらず、この仕事を続けた先にどんな役割が待つのかが見えないため、続けるかどうかの判断ができません。

向いてる仕事かどうかは、将来の姿と照らして初めて実感が持てるものです。

人は具体的な誰かの働き方を見て自分に置き換えて判断するため、目指したい先輩がいる職場といない職場では、同じ業務でも見え方が変わります。

たとえば直属の上司が40代で間の世代がいない職場では3年後の自分を想像できず、続けた先の負担も手応えも見積もれません。

⑤未経験で応募できる職種が多く選択肢を絞れない

20代は未経験者向けの求人が多く、応募できる職種の幅が広い時期です。

30代以降は積み上げた経験を軸に候補が絞られるため、選べる範囲の広さゆえに決めにくいのは、20代に固有の悩みといえます。

候補が多いまま求人を眺めていても比べる基準がないため決め手が見つからず、条件の良い順に並んだ求人を見て終わる状態が続きます。

実際、20代向けの求人には未経験可の営業・エンジニア・事務が並び、どれにも応募できるからこそ、選ぶ基準がないままでは迷いが増えるだけです。

ただし、選べないことと向いていないことは別の問題です。

20代のうちにやっておきたい4つのこと

20代のうちにやっておきたいのは、日々の仕事から判断の材料を集める行動です。

いずれも在職中に、1週間から1か月のうちに着手できます。

具体的には、以下のとおりです。

  • 任された業務と自分で選んだ行動を分けて書き出す
  • 社内で3年後の役割を確かめる
  • 20代で応募できる求人の範囲を実際に見る
  • 在職中に社外の同世代と話す

①任された業務と自分で選んだ行動を分けて書き出す

向いてる仕事の手がかりは、配属で決まった業務そのものより、その中で自分が選んだ動き方に残ります。

紙を縦に2つに分けて左に担当業務を並べ、右にはその業務の中で自分から始めたこと・工夫したこと・人に頼まれて引き受けたことを書き添えてください。

右側に同じ種類の行動が並んだら、その行動が職種を超えて持ち運べる力になります。

たとえば左に請求書の作成と書いたなら、右には「チェック表を作った」「確認の手順を後輩に渡した」と並ぶでしょう。

左だけを見ると事務の仕事ですが、右を見ると仕組みを整える力が浮かび上がります。

書き出すときは、次の問いに答える形が進めやすくなります。

  • 誰にも言われずに自分から始めたことは何か
  • 同じ業務でも自分だけがやっていた工夫は何か

②社内で3年後の役割を確かめる

いまの職場で3年後にどの役割を担うのかが分かると、続けるかどうかの判断材料になります。

向いてる仕事を社外に探す前に、社内で確かめられる情報から手を付ける形です。

確かめる方法は3つあります。

  • 等級や職位の要件が書かれた社内資料を読む
  • 3年上の先輩に1日の業務の流れを聞く
  • 上司との面談で異動の可能性を尋ねる

その役割に近づきたいと思えるかどうかが、向いているかどうかの手がかりになります。

求人を見る前に社内を確かめる理由は、比較の基準が手に入る点にあります。

社内の3年後に魅力を感じるなら、転職の判断は先送りしても構いません。

魅力を感じないなら、その理由がそのまま転職の軸になります。

整理する際、3年上の先輩の業務のうちやってみたいものはどれか、その業務に必要な力を自分はどれだけ持っているかなどを確認してみてください。

③20代で応募できる求人の範囲を実際に見る

頭の中だけで職種を考えるより、実際の求人を並べたほうが選択肢を把握しやすくなります。

求人サイトで「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」に絞り、給与や勤務地より先に業務内容を読んでみましょう。

あわせて使いたいのが、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」です。職業ごとの仕事内容、就くための方法、求められる知識やスキルがまとまっているため、名前を知らなかった仕事も調べられます。

求人を見ながら、「一覧の中で続きを読みたくなった職種」と「その職種のどの業務に関心が向いたか」をメモしておくと、自分の興味の傾向が見えやすくなります。

④在職中に社外の同世代と話す

別の業界で働く同世代の話を聞くと、いまの職場で当たり前だと思っている働き方を、ほかの環境と比べられます。

大学時代の友人、前職の同期、社外の勉強会で知り合った人など、仕事内容を具体的に話せる相手を探してみましょう。

聞く内容は、「1日の業務の流れ」と「その仕事で評価されること」の2点にそろえると比較しやすくなります。

話を聞いたあとは、うらやましいと感じた点だけでなく、現在の職場のほうがよいと感じた点も書き残してください。

その差が、自分が仕事に求めているものを知る材料になります。

向いてる仕事がわからないまま20代を過ごすリスク

向いてる仕事がわからないまま20代を過ごすと、未経験の職種に応募できる期間と、経験を積み直せる時間が短くなります。

選択肢が狭まってから動くと条件を比べる余地も残らないため、以下のようなリスクがある点に注意が必要です。

  • 未経験の職種に応募できる期間が短くなる
  • 在籍期間が短い転職が重なると説明が求められる

未経験の職種に応募できる期間が短くなる

30代以降は前職の経験と近い職種を求められる場面が増え、研修から育てる前提の採用枠も年齢の若い層に向けられるため、年齢が上がるにつれて応募できる職種は絞られていきます。

たとえば同じ営業職の未経験枠でも、20代向けは研修つきが多い一方、30代向けは前職の顧客層が近いことが条件になりがちです。

30代で未経験の職種へ移る場合は、前職で身につけた力をどう使うかの説明が求められます。

いま関心のある職種が未経験可の求人にあるかどうかで、残っている選択肢の広さを確かめてみてください。

在籍期間が短い転職が重なると説明が求められる

向いてる仕事の基準を決めないまま次を選ぶと、条件の近い会社ばかりが候補に残り、同じ理由で合わないと感じる職場を選び直すことになります。

在籍1年前後の転職が続くと、採用側は入社後に定着するかどうかを確かめたいと考えるため、応募先から在籍の短さについて質問を受ける場面が増えるでしょう。

見られるのは回数そのものより、それぞれの職場で何を得たかを語れるかどうかです。

1年で3社を経験した場合はそれぞれの在籍理由を順に聞かれますが、説明を求められること自体が不利なのではなく、答えを用意していない状態が不利になります。

辞めた理由を環境のせいだけで説明すると、次も同じだと受け取られかねません。

向いてる仕事がわからないまま転職するとどうなるか

転職そのものが問題なのではありません。

仕事を選ぶ基準がないまま動くと、応募先を決められず活動が長引いたり、入社後に同じ違和感を抱えたりしやすくなります。

判断材料を集めてから動けば、転職は選択肢を広げる手段になります。

応募先が決まらず転職活動が長引く

選ぶ基準がないまま求人を見ると、給与と勤務地で上位に来た会社が並ぶだけで、向いてる仕事かどうかの決め手は見つかりません。

応募の理由を言葉にできないため志望動機の作成に時間がかかり、書類が通っても面接で理由を掘り下げられると答えに詰まりがちです。

在職中の活動では時間の確保が難しく、1社ごとに応募の理由を考え直すうちに週末が書類の準備で埋まっていきます。

応募の数が増えないまま数か月が過ぎると、当初の条件を下げて決めてしまう場合もあるでしょう。

入社後にミスマッチが起きて短期離職につながる

条件で選んだ場合、業務内容と自分の得意な動き方が噛み合うかを確かめる工程が抜けます。

たとえば年収が上がっても、1日の大半が苦手な電話対応で埋まるなら負担は減らず、長くは続きません。

向いてる仕事がわからないまま入社して同じ違和感を抱えると、在籍期間が短いまま次を探す状態に戻ります。

20代の早い段階でこの循環に入ると経験の積み上げが止まり、職務経歴書に書ける実績が増えないまま年齢だけが進んでしまいます。

入社前に業務の時間配分を確かめていれば、防げるミスマッチです。

20代の未経験採用が多い職種5選

20代の未経験求人で候補になりやすい職種として、営業職、ITエンジニア、事務職、販売・接客職、施工管理が挙げられます。

ただし、同じ職種名でも、会社によって仕事内容や働き方は大きく異なります。職種名だけで判断せず、求人票で実際の業務を確認してください。

営業職

営業職には、商品やサービスの知識を入社後に学べる求人があり、未経験から検討しやすい職種の一つです。

相手の話を引き出す姿勢や、断られても行動を続ける力が活かせます。

確認したいのは、法人向けか個人向けか、新規開拓と既存顧客のどちらが中心かという点です。

同じ営業でも、訪問件数を重ねる仕事と、1社ごとの提案を深める仕事では、1日の過ごし方が異なります。

ITエンジニア

ITエンジニアは人材の不足が続いており、未経験者を育てる前提の採用枠がある職種です。

20代では、学習を続けられる姿勢と、分からない点を言葉にして質問できる力が評価されます。

向いてる仕事の候補にするなら、開発の形が受託か、自分たちのサービスを作る形かを見ておきましょう。

研修期間の長さと、配属後に担当する工程もあわせて確認が必要です。

事務職

事務職は募集の数が多く、前職の業界が違っても引き継ぎを受ければ対応できる職種です。

20代では、正確さと、周囲の業務量を見て動ける姿勢が評価されます。

向いてる仕事として選ぶ場合、担当する範囲が経理・総務・営業事務のどれにあたるかを確認しておきましょう。

業務の繁忙期がいつ来るかも、入社前に聞いておきたい点です。

ただし応募も集まりやすいため、選考の競争は他の職種より厳しくなりがちです。

販売職・接客職

販売職と接客職は店舗ごとに通年で募集があり、入社の時期を選びやすい職種です。

20代では、初対面の相手と会話を続けられる力と、売り場の変化に気づける観察力が評価されます。

向いてる仕事の候補にするなら、勤務先の店舗が固定なのか異動があるのかも、見ておきたい点です。

土日祝の勤務と休日の取り方も、生活との相性を左右します。

施工管理

施工管理は建設の現場で人材の不足が続いており、未経験からの採用が多い職種です。

20代では、複数の関係者の予定を並べて調整できる力と、現場に足を運んで確かめる姿勢が評価されます。

向いてる仕事として検討するなら、担当する工事の種類を調べてください。

現場までの移動時間と勤務時間の実態も、あわせて確認が要ります。

20代が未経験の求人で確かめる3つの項目

未経験の求人では、職種への興味だけでなく、業務を覚えられる環境があるかを確かめる必要があります。

求人票に書かれていない内容は、面接で質問して補いましょう。

とくに見ておきたいのは、研修、第二新卒の受け入れ実績、1日の仕事の流れです。

研修制度と配属後の育成の進め方

未経験の採用では、研修の期間と中身が入社後の定着を大きく左右します。

向いてる仕事かどうかを判断する前に、業務を覚える環境が整っているかを確かめる必要があります。

押さえておきたいのは、次の3つです。

  • 研修の期間
  • 研修の内容が座学か実務か
  • 配属後に指導役が付くかどうか

研修の記載が少ない求人は、面接で1年目の業務の進み方を尋ねると補えます。

研修が3日間の座学だけの会社と、3か月の実務研修がある会社では、入社後の負担が大きく違います。

指導役が付く制度があれば、分からない点を聞ける相手も決まるでしょう。

第二新卒歓迎の記載と実際の受け入れ実績

第二新卒とは、学校を卒業して就職した後、数年のうちに転職する人を指す呼び方です。

求人票に第二新卒歓迎の記載があっても、実際の受け入れ人数は会社ごとに違います。

直近で入社した第二新卒の人数と配属先を、面接で尋ねてみましょう。

受け入れ実績のある会社では、社内に同じ経路で入った先輩がいます。

同じ立場を経験した人がいる職場は、向いてる仕事を探す途中の相談相手にも恵まれています。

記載だけを見て応募すると、実際には新卒と中途の枠しかない会社もあるでしょう。

採用の実績がない会社では、入社後の育成も新卒と同じ枠組みで進められる場合があります。

1日の流れと繁忙期の波

求人票の業務内容は箇条書きのため、時間の使い方までは読み取れません。

向いてる仕事かどうかは、業務の種類より時間の配分で決まる場合があります。

見ておきたい項目は3つです。

  • 出社から退社までの時間の配分
  • ひとりで進める時間と人と話す時間の比率
  • 繁忙期の時期と残業の量

書き出した行動の傾向と照らして、噛み合う求人を候補に残してください。

同じ営業職でも、1日5件の訪問がある会社と、1日1件の商談を深める会社があります。

前者は移動と会話の時間が長く、後者は資料の準備に時間を使います。

どちらが合うかは、業務の名前ではなく時間の使い方で決まるものです。

20代が仕事選びで避けたい進め方

仕事選びで遠回りしやすいのは、判断材料を自分で集めないまま結論を出すことです。

とくに、次の3つには注意しましょう。

  • 内定が出た会社や紹介された求人の中だけで決める
  • 同級生や同期と同じ基準で選ぶ
  • 自分の中だけで結論を出して辞める

内定が出た会社や紹介された求人の中だけで決める

選考が進んだ会社の中から選ぶと、比べる母数が採用側の都合で決まります。

向いてる仕事を選んだのではなく、選考に残った会社を選んだ結果になります。

自分の基準で選んだ結果になっていないため、入社後に納得しにくくなるでしょう。

応募を始める前に、自分で見つけた候補を5社ほど並べておいてください。

並べた候補と選考が進んだ会社を照らせば、判断の軸が手元に残ります。

選考が2社しか残らなかった場合、その2社から選ぶことになります。

採用の都合で残った2社が、自分に合う2社とは限りません。

同級生や同期と同じ基準で選ぶ

20代は新卒の同期という横並びの集団があるため、比べる相手が最初から用意されています。

同期の転職先が話題になると、同じ業界を見に行きたくなります。

しかし同じ職種を選んでも、力を発揮できる場面が重なるとは限りません。

同期の転職先と年収は、社外の人の話より具体的な数字として耳に入ってきます。

とはいえ、配属も担当業務も違うため、同期の選択をそのまま自分に当てはめることはできません。

向いてる仕事は、成果が出た状況の積み重ねから決まります。

判断の軸は、自分が担当した業務のどの場面で手応えを得たかに戻しましょう。

自分の中だけで結論を出して辞める

向いてる仕事を自分の中だけで考え続けると、自己認識のずれが最後まで直りません。

得意だと思っている点と、周囲から評価されている点は食い違う場合があります。

退職を決めてから相談すると、選べる選択肢が減った状態からの相談になります。

また、収入が途切れた状態では比べる時間も限られるでしょう。

在職中に第三者へ話しておけば、現職に残る選択肢も含めて比べられます。

資料の正確さを当たり前だと思っていても、周囲からは信頼につながる長所だと見られている場合もあります。

自分の評価と周囲の評価がずれたままでは、次の選択も同じ基準になりがちです。

向いてる仕事がわからない20代の相談先

向いてる仕事がわからない20代の相談先は、大きく3つに分かれます。

20代向けの公的窓口・20代に特化した転職エージェント・キャリアコーチングの3つです。

選ぶ基準は、費用をかけるかどうかと転職の意思がどこまで固まっているかになります。

費用をかけずに始めたい場合は、公的な窓口から試す順序が向いています。

複数を併用しても問題ありません。

たとえば公的窓口で自分の方向を整理し、求人の実物はエージェントで見るという組み合わせです。

わかものハローワーク

わかものハローワークは、厚生労働省が設置する若者向けの就職支援の窓口です。

対象は正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)です。

担当者制による職業相談から、自己理解・職務理解のサポート・能力開発の支援・応募準備の支援までを行っています。

利用に費用はかかりません。

向いてる仕事がまだ決まっていない段階から相談でき、求人を選ぶ前の整理にも使えます。

設置場所は厚生労働省が一覧を公開しているため、通える範囲の窓口を探せるでしょう。

正社員での就職や転職を考え始めた段階で、費用をかけずに相談したい人に向いた窓口です。

同じ担当者が続けて対応するため、話を毎回説明し直す手間もありません。

わかものハローワークのサイトはこちら▶

20代に特化した転職エージェント

20代や第二新卒に特化したサービスでは、職務経歴が1年ほどでも登録できます。

向いてる仕事を求人から逆算して考えたい20代に向いた相談先です。

利用者の費用はかからず、面談では未経験から応募できる求人を軸に提案を受けられます。

さらに、職務経歴書に書ける経験が少ない段階でも書き方の支援を受けられます。

短い在籍期間の説明に迷っている人や、未経験で応募できる求人の実物を見たい人が使いやすいサービスです。

一方で求人を軸に話が進むため、現職に残る選択肢は相談しにくくなります。

キャリアコーチング

キャリアコーチングは利用者が費用を払う形のサービスで、求人紹介より本人の判断の軸づくりに時間を使います。

向いてる仕事を言葉にする作業そのものを、対話を重ねながら進める形です。

費用は無料の窓口と比べて高くなるため、契約前に総額とサポート期間を確かめておきましょう。

途中で解約できるかどうかも、あわせて聞いておきたい点です。

20代で利用する場合は、直近の転職だけでなく30代以降にどの役割を担うかまで扱えます。

20代のうちに30代以降の方向まで決めたい人や、現職に残る選択肢も含めて整理したい人向きです。

数か月にわたって同じコーチが対応するため、1回では言葉にならないテーマまで掘り下げられます。

費用の負担は大きいので、無料相談で進め方を確かめてから判断してください。

向いてる仕事がわからない20代からよくある質問

ここでは、向いてる仕事がわからない20代からよくある質問に回答します。

入社何年目で向き不向きを判断すればよいですか

1年は同じ役割を続けたうえで判断してください。

業務を覚える段階の負荷と、仕事そのものの合わなさは、外からは同じように見えます。

1年を過ぎても同じ違和感が残る場合は、判断の材料がそろったと考えてよいでしょう。

配属から数か月は覚えることが多く、手応えより負担が先に立つ時期です。

1年続けると、季節ごとの業務も一巡し、判断できる範囲が広がります。

第二新卒として応募できるのはいつまでですか

第二新卒として扱われる範囲は、企業によって異なります。

卒業後3年程度を目安にする企業が多い一方、社会人経験が5年未満であれば対象にする求人もあります。

求人票に年数が書かれていない場合は、応募前に採用窓口へ確認してください。

卒業後3年を超えていても、募集の対象に入る可能性はあります。

20代のうちに資格を取れば向いてる仕事は見つかりますか

資格は選択肢を広げる手段になりますが、向き不向きの答えにはなりません。

資格を取る前に、その資格を使う職種の1日の業務を確かめる順序をおすすめします。

業務内容に関心が持てるかを見てから学習を始めれば、遠回りが減ります。

資格が応募の必須条件になるのは、宅地建物取引士や介護福祉士のように法令で業務の範囲が決まっている職種が中心です。

多くの職種では、資格の有無より前職で何を担当してきたかが選考で見られます。

資格の学習に半年を使う前に、その職種の求人票を5件読む形が現実的です。

適職診断だけで向いてる仕事を決めてよいですか

適職診断は、候補を知るための道具として使いましょう。

回答時点の自己認識をもとに結果が出るため、診断だけで仕事を決めると、実際の業務とのずれが残ることがあります。

結果に出た職種の求人を読み、自分が書き出した行動や得意な進め方と照らしてください。

複数の診断で同じ職種が挙がるなら、優先して調べる候補にはできます。

まとめ|向いてる仕事がわからない20代はまず材料を集める

20代で向いてる仕事がわからないのは、適性がないからではなく、配属や裁量の少なさによって判断材料がまだ十分に集まっていない可能性があります。

まずは、任された業務と自分で選んだ行動を分け、社内の3年後の役割、未経験で応募できる求人、社外の同世代の働き方を確認してみましょう。

転職する場合も、職種名や条件だけで決めず、研修の内容、第二新卒の受け入れ実績、1日の時間配分まで確かめることが大切です。

最初から一つの答えに絞ろうとせず、集めた材料をもとに候補を比べれば、自分に合う仕事を選びやすくなります。

答えを出すより材料を集める段階だと捉えて、今日できることから動いてみてください。

こんな悩み抱えていませんか?

  • 自分の強みや向いている仕事がわからない
  • 自己分析に取り組んでも結局どう動けばいいのかわからない
  • 長期的なキャリア軸が定まらない

このような悩みをお持ちでしたら
アガルートキャリアコーチングにご相談ください

‹ コラム一覧へ戻る