キャリアコンサルタントに相談したいとき、おもに3種類の選択肢があります。
厚生労働省などの無料窓口、1回単位で受けられる有料カウンセリング、数か月伴走するキャリアコーチングです。
無料の窓口は悩みの整理と地域の情報収集に強く、有料のサービスは方向性の決定と行動の伴走に強みがあります。
ただし、料金の幅は無料から100万円台まで開くため、相談の目的を先に決めておきましょう。
目次
キャリアコンサルタントに相談したい人向けの無料相談窓口5選

キャリアコンサルタントへの相談は、無料で受けられる窓口が全国に用意されています。
厚生労働省のキャリア形成・リスキリング支援センターやハローワークの相談コーナーが代表例です。
ただし、対象者と相談できる範囲は窓口ごとに違うため、条件の確認が欠かせません。
窓口ごとに呼び名は変わりますが、いずれも国家資格キャリアコンサルタントが担当する面談です。
キャリア形成・リスキリング支援センター(厚生労働省)

キャリア形成・リスキリング支援センターは、キャリアコンサルタントに無料で相談できる公的な窓口です。
厚生労働省の委託事業として、全国47都道府県に拠点が置かれています。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 厚生労働省(委託事業) |
| 相談料 | 無料 |
| 相談方法 | 対面・オンライン |
| 対象者 | 在職中の人・求職中の人(学生は学内のキャリアセンターを案内) |
| 予約方法 | 公式サイトの申込フォーム |
面談ではジョブ・カードを使い、過去の職務経験と今後の希望を整理します。
在職中の人と求職中の人がどちらも利用でき、対面とオンラインの両方を選べます。
なお、専門実践教育訓練給付と特定一般教育訓練給付の受給には、訓練前キャリアコンサルティングが必要になります。
受給のための面談も同じ窓口で無料で受けられるため、給付金を使って学び直す人にも向いています。
ただし、担当範囲はキャリアコンサルティングのため、求人紹介までは行っていない点に注意が必要です。
ハローワークのキャリア形成・リスキリング相談コーナー

ハローワークでも、キャリアコンサルタントへの相談を無料で受けられます。
全国のハローワーク内にキャリア形成・リスキリング相談コーナーが併設されています。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 厚生労働省(ハローワーク内に併設) |
| 相談料 | 無料 |
| 相談方法 | 対面・オンライン |
| 対象者 | 在職中の人・求職中の人 |
| 予約方法 | 予約制(申込フォーム・窓口) |
ハローワークで相談するときは、次の手順で予約してください。
- 公式サイトの申込フォームまたは窓口で日時を予約する
- 当日はハローワークの総合受付に立ち寄る
- キャリアコンサルティングの予約者であることと氏名を伝える
- 案内された席で面談を受ける
あわせて、求人検索と職業紹介はハローワークの通常窓口が担当します。
求職活動の相談とキャリアの相談を1日でまとめて済ませたい人には便利な窓口です。
相談コーナーは全国のハローワークに置かれているため、通勤や求職活動の途中に立ち寄れます。
ハローワークのキャリア形成・リスキリング相談コーナーのサイトはこちら▶
都道府県・市区町村の就業支援センター
自治体の就業支援センターでも、キャリアコンサルタントの資格を持つ就職支援アドバイザーに無料で相談できます。
地域の求人事情や支援制度に詳しい点が、自治体の窓口の強みです。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 都道府県・市区町村 |
| 相談料 | 無料 |
| 相談方法 | 対面・オンライン |
| 対象者 | 各自治体の在住者・在勤者(年齢別の窓口あり) |
| 予約方法 | Web予約・窓口(初回は予約なしで利用できる施設もある) |
たとえば、東京しごとセンターは年齢でコーナーを分けて個別のキャリアカウンセリングを実施しています。
29歳以下はヤングコーナー、30歳から54歳はミドルコーナー、55歳以上はシニアコーナーが担当します。
初回のカウンセリングは予約なしで受けられるため、思い立った日でも予約待ちが発生しません。
また、Osakaしごとフィールドは、Web予約と当日受付の両方を用意しています。
予約なしの当日相談は1回あたり最大20分間のため、じっくり話したい場合は事前予約が向いています。
住んでいる地域の窓口は「都道府県名+キャリア相談 窓口」で検索してください。
大学・専門学校のキャリアセンター
学生と卒業生は、在籍する学校のキャリアセンターでキャリアコンサルタントに無料で相談できます。
学校の窓口は在籍者の就職実績を蓄積しているため、同じ学部の進路例を踏まえた助言を受けられます。
卒業後に利用できる期間は学校ごとに違うため、在籍した学校の規定を確かめてください。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 各大学・専門学校 |
| 相談料 | 無料 |
| 相談方法 | 対面・オンライン |
| 対象者 | 在学生・卒業生(利用できる期間は学校の規定による) |
| 予約方法 | 学内の予約システム |
たとえば、東京大学キャリアサポート室は1回45分間の個別相談を対面とオンラインで実施しています。
卒業または修了後1年以内で未就労の人も相談の対象に含まれます。
なお、多くの大学で他大学の在籍者や、卒業から長期間が経過している方は利用できない点に注意が必要です。
転職エージェントの無料キャリア相談
転職エージェントのキャリア相談も無料で利用できます。
料金がかからない理由は、採用した企業がエージェントに報酬を支払う仕組みであるためです。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 民間の人材紹介会社 |
| 相談料 | 無料 |
| 相談方法 | 対面・オンライン・電話 |
| 対象者 | 転職を検討している人(在職中も可) |
| 予約方法 | 公式サイトからの登録 |
在職中の相談にも対応しているため、転職の可能性を確かめる段階から利用できます。
応募書類の添削や面接対策まで無料で受けられるため、有料サービスにも引けを取りません。
ただし、転職を前提にしている分、現在の会社に残る選択肢が少ない傾向があります。
また、転職エージェントの全員がキャリアコンサルタントの資格保有者ではないため、担当者の経歴を確かめておくのがおすすめです。
キャリアコンサルタントに1回単位で相談できる有料サービス3選
1万円前後でキャリアコンサルタントに相談したい人には、1回単位の有料サービスが向いています。
主な選択肢は、業界団体のカウンセリングルームと個人のキャリアコンサルタントへの直接依頼です。
料金を払う分、担当者を自分で指名したうえで相談できます。
JCDAキャリアカウンセリングルーム(日本キャリア開発協会)

JCDAキャリアカウンセリングルームは、1回60分7,700円(税込)でキャリアの相談ができるサービスです。
運営元の特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(以下、JCDA)は、民間資格を認定する団体です。
認定資格の名称はキャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)で、面談はその有資格者が担当します。
キャリアコンサルタントへの相談を1回だけ試したい人に合う選択肢です。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA) |
| 料金(税込) | 1回7,700円 |
| 1回の時間 | 60分 |
| 相談方法 | オンライン(Zoom) |
| 担当者の指名 | 紹介動画からカウンセラーを選べる |
| 申込方法 | 公式サイトの予約カレンダー(事前カード決済) |
予約は公式サイトのカレンダーから日時とカウンセラーを選ぶ方式です。
紹介動画で人柄を確かめてから選べるため、相性の不安を抱えたまま申し込む必要がありません。
なお、予約の受付は3日前の23時59分で締め切られるため、余裕を持った申し込みが必要です。
キャリアコンサルタント支援協会(CCSA)

一般社団法人キャリアコンサルタント支援協会(以下、CCSA)の一般相談は、複数回の面談をまとめて申し込む形式です。
料金は面談1回50分の3回分で12,000円です。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 一般社団法人キャリアコンサルタント支援協会(CCSA) |
| 料金(税込) | 12,000円(面談3回分) |
| 1回の時間 | 50分 |
| 相談方法 | オンライン |
| 担当者の指名 | 協会が調整 |
| 申込方法 | 公式サイトのフォーム |
2か月のあいだに、3回ほどのペースで面談を受けます。
面談の間隔が2週間ほど空くため、次回までに考えを整理する時間を取れます。
そのため、1回で結論を出すのではなく段階的に決めたい人に向いた進め方です。
オンライン実施のため、遠方に住んでいる人も交通費や宿泊費のような追加費用がかかりません。
キャリアコンサルタント支援協会(CCSA)の公式サイトはこちら
キャリコンサーチ

キャリコンサーチは、キャリアコンサルタントの検索システムです。
個人で活動するキャリアコンサルタントに直接相談を依頼できます。
| 項目 | 内容 |
| 運営 | 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 |
| 料金(税込) | 各キャリアコンサルタントが個別に設定 |
| 1回の時間 | 各キャリアコンサルタントが個別に設定 |
| 相談方法 | 対面・オンライン・電話(登録者ごとに異なる) |
| 担当者の指名 | 条件で検索して自分で選ぶ |
| 申込方法 | 検索結果の連絡先へ直接依頼 |
検索では居住地・対応可能領域・個別相談の方法などの条件を指定できます。
掲載されているのは国のキャリアコンサルタント名簿に登録した人だけです。
資格の有無を検索システム上で確かめられるため、肩書だけに頼る心配がありません。
料金は登録者ごとに異なるため、依頼前に料金と相談方法を本人へ問い合わせる流れになります。
キャリアコンサルタントに継続して相談できるキャリアコーチング5選
キャリアの方向性そのものを決めたい人には、キャリアコーチングが向いています。
国家資格を持つキャリアコンサルタントが数か月にわたって伴走する有料サービスです。
同じ担当者が最後まで付くため、面談ごとに前提を説明し直す手間がかかりません。
また、料金は数十万円台が中心で、多くのサービスが分割払いに対応しています。
アガルートキャリアコーチング

アガルートキャリアコーチングは、コーチの資格保有を強みにしたサービスです。
最長60分の無料相談から始められます。
| 項目 | 内容 |
| 料金(税込) | キャリアデザインコース294,000円 転職サポートコース418,000円 フルサポートコース528,000円 |
| セッション回数と期間 | 6回60日/9回120日/12回180日 |
| 相談方法 | オンライン(ZOOM) |
| コーチの保有資格 | 国家資格キャリアコンサルタントまたはプロコーチ認定資格(保有率100%) |
| 対象年齢 | 20代〜30代 |
| 無料相談 | あり |
強みはまずコーチの質です。
在籍コーチの国家資格保有率は100%のため、理論と現場経験の両面から助言を受けられます。
次に、申し込み前の無料キャリア相談は最長60分で、費用が一切かかりません。
無料相談はZOOMで実施し、公式LINEから予約する仕組みです。
コースは3種類あり、自己分析中心のキャリアデザインコースから転職活動の支援まで選べます。
初回セッションで満足に至らなかった場合、受講料は手元に戻るため損をしません。
受講者は20代から30代が中心で、男女比は男性4割・女性6割です。
同年代の相談実績が多いため、年齢が近い人の事例を踏まえた助言を受けられます。
「キャリアコーチングを通じて自分の強みと弱みが明確になり、自分の目的に合った企業からも内定がもらえて満足しています。」
マジキャリ

マジキャリは、20代から30代の転職支援に強いキャリアコーチングです。
自己分析から転職活動の支援まで一貫して受けられます。
| 項目 | 内容 |
| 料金(税込) | キャリアデザインコース594,000円 キャリア実現コース880,000円 安心転職コース1,180,000円 (入会金55,000円が別途) |
| セッション回数と期間 | 10回/15回/20回 |
| 相談方法 | オンライン |
| 対象年齢 | 公式サイトに記載なし(20代〜30代の支援実績を掲載) |
| 無料相談 | あり |
次に、コースはセッション回数で分かれ、自己分析だけを深めるプランから内定後の支援まで用意されています。
初回の無料相談で現状を整理してから選べるため、申し込み時にコースを決める必要はありません。
料金は他のサービスと比べて高い水準にあるため、支援範囲と回数を照らし合わせた判断が必要です。
キャリアコンサルタントの資格を持つコーチを希望する場合は、公式サイトのコーチ紹介で確かめてください。
ポジウィルキャリア

ポジウィルキャリアは、転職以外の進路も含めてキャリア設計から伴走するサービスです。
期間で区切った3つのプランを用意しています。
| 項目 | 内容 |
| 料金(税込) | 3ヶ月539,000円 4ヶ月767,800円 6ヶ月1,133,000円 (入会金55,000円は初回体験当日の申込で無料) |
| セッション回数と期間 | 3ヶ月/4ヶ月/6ヶ月 |
| 相談方法 | オンライン |
| 対象年齢 | 制限なし |
| 無料相談 | あり |
まず、最短プランは3ヶ月で、分割払いなら月額26,100円(税込)から始められます。
現職に残る道も選択肢に入れて考えたい人に合う設計です。
入会金は初回体験の当日に申し込むと発生しません。
キャリアコンサルタントの有資格者が担当するかどうかは、初回体験の場で確かめられます。
きづく。転職相談

きづく。転職相談は、強みの言語化を軸に据えたキャリアコーチングです。
無料相談を担当したコーチが、そのまま専属コーチとして有料トレーニングを進めます。
| 項目 | 内容 |
| 料金(税込) | 77,000円/220,000円/264,000円/407,000円 (入会金33,000円が別途) |
| セッション回数と期間 | 2回・LINEサポート10日間/5回・60日間/6回・40日間/10回・100日間 |
| 相談方法 | オンライン |
| 対象年齢 | 22歳〜49歳の受講実績を公開 |
| 無料相談 | あり |
トレーニング2回のプランは77,000円(税込)のため、少額から試せます。
累計1,500名のコーチング実績があり、20代から40代まで幅広い相談に対応しています。
初回支払いから8日以内に連絡すれば、トレーニング費用は全額返金の対象です。
ライフシフトラボ

ライフシフトラボは、40代・50代に特化したマンツーマンの転職・複業支援サービスです。
同年代の転職を経験したトレーナーが担当します。
| 項目 | 内容 |
| 料金(税込) | 相談会で要確認 |
| セッション回数と期間 | コースごとに設定 |
| 相談方法 | オンライン |
| コーチ | 40代・50代のベテラントレーナーが担当 |
| 対象年齢 | 制限なし(ただし、プログラムは40代以上を想定) |
| 無料相談 | あり |
まず、転職コースは40代以降の応募戦略に重点を置き、書類と面接の対策を並行して進めます。
経済産業省の採択事業として認められた実績も公表しています。
40代・50代でキャリアコンサルタントに相談したいなら、候補に入れてください。
定年を見据えた働き方や、収入源を増やす方法を相談したい人に向いています。
キャリアコンサルタント相談の料金相場
キャリアコンサルタントへ相談するときの費用は、次の3段階から選びます。
無料の公的窓口、1回数千円から1万円台の単発カウンセリング、総額20万円台から100万円台のキャリアコーチングです。
| 比較軸 | 無料の公的窓口 | 1回単位の有料サービス | キャリアコーチング |
| 料金 | 無料 | 1回7,700円〜/3回12,000円 | 総額294,000円〜1,180,000円 |
| 1回の時間と回数 | 45〜60分・回数制限は窓口ごと | 50〜60分・1回または3回 | 60分前後・6〜20回 |
| 相談できる範囲 | キャリア全般(求人紹介は別窓口) | キャリア全般 | キャリア設計から転職活動まで |
| 担当者の継続性 | 回ごとに変わる場合がある | 指名すれば継続できる | 専属コーチが継続 |
| 求人紹介 | ハローワーク・エージェントが担当 | なし | 求人サイトとエージェントの選定を支援 |
無料で相談できる仕組み
無料の窓口が成り立つ理由は、公的な事業として運営されている点にあります。
キャリア形成・リスキリング支援センターは厚生労働省の委託事業、就業支援センターは自治体の就業支援事業です。
委託事業は国の予算で運営されるため、相談者が費用を負担する仕組みになっていません。
自治体の就業支援センターも、地域の雇用対策の予算で運営されています。
予算で運営される代わりに、対象者や相談できる範囲に条件が付きます。
たとえば自治体の窓口は在住者と在勤者に限られ、学校の窓口は在学生と卒業生が対象です。
ただし、無料窓口では回ごとに担当者が変わる場合もあるため、同じ相手に続けて相談できません。
無料の窓口は、1回ごとに完結する相談に向いた仕組みです。
1回単位で相談する場合の料金相場
1回単位の相談は、50分から60分で数千円から1万円台が目安です。
JCDAキャリアカウンセリングルームは1回60分7,700円(税込)に設定されています。
CCSAの一般相談は1回50分の面談3回分で12,000円のため、1回あたり4,000円ほどしかかかりません。
ただし、キャリコンサーチ経由で個人のキャリアコンサルタントへ依頼する場合、料金は各自の設定です。
相場から大きく外れる金額もあるため、依頼前の確認が欠かせません。
キャリアコーチングの料金相場と支払い方法
キャリアコンサルタントが伴走するキャリアコーチングの料金は、総額20万円台から100万円台が相場です。
料金の幅はセッション回数と支援範囲の差から生まれます。
| サービス | 最も安いプランの総額(税込) | セッション回数 |
| アガルートキャリアコーチング | 294,000円 | 6回 |
| きづく。転職相談 | 77,000円(入会金33,000円が別途) | 2回 |
| ポジウィルキャリア | 539,000円 | 3ヶ月 |
| マジキャリ | 594,000円(入会金55,000円が別途) | 10回 |
あわせて、多くのサービスが分割払いに対応しています。
月額だけを見ると負担が軽く感じられるため、総額とセッション回数を並べて比較してください。
キャリアコンサルタントへの相談先の選び方5つのポイント
キャリアコンサルタントへの相談先は、5つのポイントで絞り込めます。
- 相談したい内容が転職前提かキャリア全般かで選ぶ
- 国家資格キャリアコンサルタントの在籍で選ぶ
- オンラインで相談できるかで選ぶ
- 料金と相談回数のバランスで選ぶ
- 通える範囲にあるかで選ぶ
5つのポイントを順番に確かめると、候補は2つか3つに絞られます。
確かめる順番は上から並べたとおりで、料金は最後に比べます。
先に料金で絞ると、相談内容に合わない窓口を選んでしまいかねません。
相談したい内容(転職前提かキャリア全般か)で選ぶ
まず、求人紹介まで求めるかどうかを決めてください。
求人を紹介してほしい人には転職エージェントが合い、キャリア全般を整理したい人には公的窓口とキャリアコーチングが合います。
転職エージェントの報酬は採用した企業から支払われるため、応募を前提にしない相談には向きません。
公的窓口とキャリアコーチングは相談者の負担または公費で運営されているため、応募しない結論も選べます。
今の職場に残る道も一緒に考えたい場合は、求人紹介を伴わない相談先を選びましょう。
転職の意思が固まっている人はエージェント、迷いの段階にある人は公的窓口という切り分けが目安になります。
国家資格キャリアコンサルタントの在籍で選ぶ
相談相手が国家資格キャリアコンサルタントかどうかは、相談品質を見極める目安になります。
キャリアコンサルタントは職業能力開発促進法に基づく名称独占の国家資格で、5年ごとの更新制です。
更新のたびに知識の講習と技能の講習を受けるため、資格取得時の知識のまま止まりません。
上位資格としてキャリアコンサルティング技能士の2級と1級も設けられています。
なお、登録者かどうかはキャリコンサーチで照合できます。
民間のキャリアコーチングを選ぶ場合は、公式サイトのコーチ紹介で保有資格の記載を確かめる方法が確実です。
オンラインで相談できるかで選ぶ
在職中にキャリアコンサルタントへ相談するなら、オンライン対応の相談先が現実的です。
移動時間がかからないため、勤務後や休日の時間を使って面談を受けられます。
JCDAキャリアカウンセリングルームとCCSAの一般相談は、対面を実施していません。
厚生労働省の支援センターと自治体の窓口は、対面とオンラインの両方から選べます。
あわせて、窓口によって平日の日中だけの受付もあるため、実施時間帯も確かめておきましょう。
動ける時間帯と合わない窓口を選ぶと、予約が取れずに相談が先延ばしになります。
オンラインなら移動の予定を組まずに済むため、平日の夜でも面談を入れられます。
料金と相談回数のバランスで選ぶ
キャリアコンサルタントへの相談料金は、1回あたりの金額と総額の両方で比べます。
単発の相談は1回あたりの金額で、伴走型は総額とセッション回数をセットで見てください。
たとえば、6回で294,000円のコースなら1回あたり49,000円です。
1回60分7,700円の単発相談と比べると、単価では6倍以上開きます。
差額には自己分析のワークや面談外のサポートが含まれるため、金額だけで優劣を判断できません。
分割払いと返金保証の有無も、支払いの負担を左右する比較材料です。
キャリア相談窓口を通える範囲から選ぶ
対面で相談したい人は、通える範囲にキャリア相談窓口があるかを先に確かめます。
キャリコンサーチは居住地の条件でキャリアコンサルタントを絞り込めます。
キャリア形成・リスキリング支援センターは全国47都道府県に拠点があり、公式サイトの拠点一覧で最寄りを調べてください。
一方、ハローワーク内の相談コーナーは支援センターよりも設置数が多く、通勤経路で見つけやすい窓口です。
自治体の就業支援センターは在住者と在勤者を対象にするため、住所地だけに縛られません。
オンライン対応の窓口を選べば、居住地の制約はほとんど関係なくなります。
キャリアコンサルタントとは|似た職種・資格との違い
キャリアコンサルタントは国家資格の名称です。
キャリアアドバイザーとキャリアカウンセラーは、職種または民間資格を指す呼び名です。
| 呼び名 | 種類 | 資格の有無 | 立場 | 相談できる範囲 | 料金 |
| キャリアコンサルタント | 国家資格 | 必須(名称独占) | 中立の相談者 | キャリア全般 | 無料〜有料(窓口による) |
| キャリアアドバイザー | 職種名 | 各社の運用による | 転職エージェントの担当者 | 転職と求人紹介 | 無料 |
| キャリアカウンセラー | 職種名・民間資格 | 民間資格の保有者が多い | 中立の相談者 | キャリア全般 | 1回数千円〜1万円台 |
| キャリアコーチ | 職種名 | 各社の運用による | 目標達成の伴走者 | 目標設定と行動計画 | 総額20万円台〜 |
このように、国家資格を指す言葉はキャリアコンサルタントだけで、残りの3つは職種の呼び名です。
キャリアコンサルタントは国家資格
キャリアコンサルタントは、職業能力開発促進法に規定された名称独占の国家資格です。
試験に合格してキャリアコンサルタント名簿に登録した人だけが名乗れます。
名称独占資格のため、登録していない人はキャリアコンサルタントや紛らわしい名称を使えません。
登録は5年ごとの更新制で、最新の労働市場の知識を保つ仕組みが用意されています。
厚生労働省はキャリアコンサルティングを次のように定義しています。
「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」
このように、定義に職業生活設計が含まれるため、転職に限らず働き方全体の相談が対象になります。
キャリアアドバイザーに相談する場合との違い
キャリアアドバイザーは、転職エージェントで求職者を担当する職種の呼び名です。
国家資格の保有は各社の運用によるため、資格の有無は会社ごとに異なります。
キャリアアドバイザーが扱う範囲は求人紹介と選考対策で、担当する会社の求人が前提になります。
そして、求人票に載らない社内事情・選考の傾向は、担当者に聞かないと分かりません。
一方のキャリアコンサルタントは特定の求人と結び付かない立場のため、扱える範囲がキャリア全般に広がります。
キャリアカウンセラー・キャリアコーチとの違い
キャリアカウンセラーは、民間資格の呼称としても使われる職種名です。
JCDAが認定するCDAは、キャリアカウンセラーの代表的な民間資格です。
キャリアコーチは目標設定と行動の伴走に重心を置く呼び名で、資格の要件はありません。
悩みの整理を求めるならカウンセリング、行動の後押しを求めるならコーチングが近い役割を果たします。
もっとも、キャリアコーチングのコーチが国家資格キャリアコンサルタントを併せて持つ例も多く、境目は固定されていません。
キャリアコンサルティングとキャリアカウンセリングの呼び方の違い
キャリアコンサルティングとキャリアカウンセリングは、呼び方が違うだけで面談の中身は同じです。
公的機関はキャリアコンサルティング、民間サービスはキャリアカウンセリングやキャリア相談と案内する傾向があります。
厚生労働省の窓口はキャリアコンサルティング、東京しごとセンターはキャリアカウンセリングと呼びます。
このように、窓口名が違っても国家資格キャリアコンサルタントが担当する点は変わりません。
窓口を探すときは名称の違いにとらわれず、対象者と料金で比べてください。
キャリアコンサルタントに相談できること
キャリアコンサルタントには、転職だけでなく、今後のキャリアや自分に向いている仕事、スキルアップ、仕事と生活の両立など、働き方に関する幅広い悩みを相談できます。
まだ考えがまとまっていない段階でも、対話を通じて悩みや希望を整理してもらえるため、「何から考えればよいのかわからない」という場合にも利用できます。
キャリアコンサルタントに相談できる主な内容は、以下のとおりです。
- キャリアパスの相談
- 適性・適職の相談
- 転職に関する相談
- 職業能力開発・資格取得の相談
- 働き方と生活の両立に関する相談
キャリアパスの相談
キャリアパスの相談では、将来どのような仕事や働き方を目指したいのかを整理できます。
たとえば、管理職を目指す、特定分野の専門性を高める、別の職種に挑戦する、独立や副業を検討するといった選択肢について相談することが可能です。
キャリアコンサルタントとの対話を通じて、希望する働き方や役割を確認し、現在の経験と今後必要になる経験の違いを整理します。
将来の方向性が明確になることで、今の職場でどのような経験を積むべきか、異動や転職を検討する必要があるのかといった選択肢も考えやすくなるでしょう。
将来やりたいことが明確に決まっていない場合でも、これまでの経験や関心を振り返りながら、今後の可能性を探れます。
適性・適職の相談
適性・適職の相談では、これまでの仕事や経験を振り返り、自分の強みや向いている仕事を整理できます。
自分にとって当たり前にできることは、本人には強みとして認識しにくいものです。
第三者との対話を通じて振り返ることで、自分では気づいていなかった得意なことや行動の特徴が見つかる場合があります。
面談では、成果を出せた仕事、やりがいを感じた場面、反対に負担が大きかった仕事などを振り返ります。
それぞれに共通する要素を整理することで、力を発揮しやすい環境や苦手になりやすい業務を把握しやすくなるでしょう。
適性検査の結果だけで仕事を決めるのではなく、実際の経験や価値観も含めて考えられる点が特徴です。
転職に関する相談
転職の相談では、転職活動の進め方だけでなく、そもそも転職するべきかどうかについても相談できます。
現在の仕事に不満があっても、その原因が会社の制度、仕事内容、人間関係、働き方などのどこにあるのかによって、適切な選択肢は異なるものです。
キャリアコンサルタントとの面談では、転職した場合と現職に残った場合の両方を比較しながら、希望する年収、仕事内容、勤務時間、勤務地、将来身につけたいスキルなどを整理します。
悩みの原因によっては、転職ではなく、社内異動や働き方の変更によって改善できる可能性もあります。
まだ転職を決めていない段階でも相談できるため、自分の考えを整理したうえで判断したい人にも向いています。
職業能力開発・資格取得の相談
職業能力開発の相談では、今後のキャリアに必要な知識やスキルを整理し、どのような方法で身につけるかを検討することが可能です。
資格取得、スクールや講座の受講、職業訓練、独学など、スキルを習得する方法はさまざまです。
キャリアコンサルタントに相談することで、目指す仕事に必要な能力を確認し、費用や学習期間、現在の生活との両立も踏まえて、自分に合った学習方法を考えられます。
資格を取ること自体を目的にするのではなく、希望する仕事やキャリアにその資格がどのように役立つのかを整理できる点もメリットです。
リスキリングに興味はあるものの、何を学ぶべきかわからない場合にも相談できます。
働き方と生活の両立に関する相談
キャリアコンサルタントには、育児や介護、治療、家庭の事情などを踏まえた働き方についても相談できます。
仕事を続けたい気持ちがあっても、勤務時間や勤務地、出社の頻度などが生活と合わず、今後の働き方に悩む人は少なくありません。
面談では、時短勤務、在宅勤務、社内異動、雇用形態の変更、転職などの選択肢を整理し、それぞれのメリットや注意点を比較します。
勤務先で利用できる制度や家族の状況も踏まえながら考えられるため、転職だけに限定せず、現在の職場に残る可能性も含めて検討できます。
生活上の事情と今後のキャリアを切り離さず、一緒に考えられることが特徴です。
キャリアコンサルティング面談の進め方
キャリアコンサルティング面談の進め方は、相談先や相談内容によって異なります。
オンライン、対面、電話など実施方法もさまざまで、1回で完結する相談もあれば、複数回にわたって継続的に相談するサービスもあります。
一般的には、現在の状況や悩みを共有したうえで、これまでの経験や価値観を振り返り、今後の選択肢を整理していきます。
予約から面談当日までの一般的な流れ
キャリアコンサルティング面談は、一般的に以下のような流れで進みます。
- Webフォーム、電話、LINEなどから申し込む
- 希望日時や相談内容を伝える
- 必要に応じて事前アンケートや書類を記入する
- オンラインまたは対面で面談を受ける
- 面談内容を踏まえて今後の選択肢を整理する
申し込み方法や事前に提出する書類は、相談先によって異なります。
公的な相談窓口では予約制になっている場合があり、ジョブ・カードなどの記入を求められることもあります。
一方、民間のキャリアコーチングサービスでは、Webフォームや公式LINEから申し込み、オンラインで面談を受ける形式が多く見られます。
利用するサービスが決まったら、面談時間、実施方法、必要な持ち物や書類を事前に確認しておくと安心です。
面談で話す内容
面談では、相談者の悩みや希望に合わせて話す内容が決まります。
一般的には、以下のような内容を扱います。
- これまでの職務経歴や経験
- 現在の仕事に対する満足や不満
- 仕事をするうえで大切にしたい価値観
- 得意なことや苦手なこと
- 今後希望する仕事や働き方
- 転職、異動、学び直しなどの選択肢
- 今後検討することや取り組むこと
キャリアコンサルタントは、相談者の話を聞きながら質問を行い、考えや気持ちの整理を支援します。
具体的な助言や情報提供が行われる場合もありますが、一方的に進路を決めるのではなく、相談者自身が納得できる選択肢を見つけることが基本です。
相談内容がまとまっていなくても、話しながら整理できるため、「転職したいのかもわからない」といった状態でも問題ありません。
ジョブ・カードを使う場合
公的なキャリアコンサルティングなどでは、面談にジョブ・カードを使用する場合があります。
ジョブ・カードは、主に以下のような内容を整理するためのものです。
- キャリア・プランシート:今後の働き方や目標
- 職務経歴シート:これまで担当した業務や経験
- 職業能力証明シート:資格、免許、研修、学習経験
事前に記入した内容を見ながら面談を進めることで、職歴や希望を共有しやすくなります。
ただし、すべての相談先でジョブ・カードを使用するわけではありません。必要な書類については、申し込み時に確認してください。
面談前に準備しておくとよいこと
面談前に相談したい内容を簡単に整理しておくと、限られた面談時間を有効に使いやすくなります。
準備しておくとよい内容は、以下のとおりです。
- 職務経歴の要約
- 現在の仕事で満足していること
- 現在の仕事で不満に感じていること
- 今後の働き方で譲れない条件
- 将来挑戦してみたい仕事や働き方
- 面談で聞きたいこと
職務経歴は、会社名や在籍期間だけでなく、担当した業務や印象に残っている経験を簡単にまとめておくと、面談で振り返りやすくなります。
現在の仕事については、不満だけでなく、満足している点も整理しておくことが大切です。両方を比べることで、転職すべきか、現職で改善できることがあるのかを検討しやすくなります。
勤務時間、勤務地、年収、在宅勤務の可否など、今後の働き方で重視したい条件があれば、優先順位も考えておくとよいでしょう。
ただし、十分に準備できていなくても面談を受けることはできます。自分では整理できないこと自体が相談内容になるため、考えがまとまらない場合は、その状態をそのまま伝えて問題ありません。
キャリアコンサルタントに相談するメリット
キャリアコンサルタントへの相談は、転職先を探すためだけのものではありません。
これまでの経験を振り返り、自分の強みや価値観を整理したり、今後の働き方を考えたりするためにも活用できます。
キャリアコンサルタントに相談する主なメリットは、以下のとおりです。
- 自分の強みと価値観を言語化できる
- 目指すキャリアが明確になり、次の行動が見えやすくなる
- 転職以外の選択肢まで整理できる
- 守秘義務のある第三者に本音を話せる
自分の強みと価値観を言語化できる
キャリアコンサルタントに相談するメリットの一つは、自分の強みや大切にしている価値観を言葉にできることです。
自分にとって当たり前にできることは、本人には強みとして認識しにくい傾向があります。
また、日々の仕事で何を重視しているのかも、一人で考えているだけでは明確にならないことがあります。
キャリアコンサルタントとの対話を通じて、これまでの経歴や仕事上の経験を振り返ると、どのような場面で力を発揮してきたのか、どのような環境で意欲が高まるのかを整理できます。
成果だけでなく、その成果を出すためにどのような工夫や行動をしたのかまで掘り下げることで、自分の再現性のある強みが見えやすくなります。
言語化した強みや価値観は、転職活動における自己PRだけでなく、社内異動の希望を伝える場面や、今後の働き方を考える際にも役立ちます。
目指すキャリアが明確になり、次の行動が見えやすくなる
キャリアコンサルタントに相談すると、漠然としていた将来の希望や仕事上の悩みを整理しやすくなります。
「今の仕事を続けるべきか」「転職したいが、どのような仕事が向いているのかわからない」といった悩みは、複数の問題が混ざっていることも少なくありません。
対話を通じて、希望する仕事内容、働き方、収入、生活との両立などの条件を一つずつ整理することで、自分が何を優先したいのかが明確になります。
目指す方向が見えると、転職活動を始める、社内異動を検討する、必要な知識やスキルを身につけるなど、次に取るべき行動も考えやすくなります。
一人で考え続けて結論が出ない場合でも、第三者と話すことで悩みの論点が整理され、具体的な一歩につながりやすくなる点がメリットです。
転職以外の選択肢まで整理できる
キャリアコンサルタントへの相談では、転職だけでなく、社内異動、働き方の変更、副業、学び直しなど、さまざまな選択肢を検討できます。
仕事に不満を感じていても、必ずしも会社を辞めることだけが解決策とは限りません。仕事内容や部署、人間関係、勤務時間など、悩みの原因によっては、現職に残りながら環境を変える方法もあります。
キャリアコンサルタントと一緒に悩みの原因や希望条件を整理することで、転職すべきか、現在の職場で改善できることがあるのかを比較しやすくなります。
複数の選択肢を同じ視点で検討できるため、勢いで退職や転職を決めるのではなく、自分に合った方法を納得して選びやすくなることもメリットです。
守秘義務のある第三者に本音を話せる
キャリアコンサルタントには守秘義務があるため、職場の同僚や上司、家族には話しにくい仕事上の悩みも相談できます。
社内の相手に相談する場合、評価への影響や引き止めを気にして、本音を伝えにくいことがあります。家族や友人への相談でも、相手の価値観や立場によって意見が偏ることがあります。
利害関係のない第三者であるキャリアコンサルタントであれば、周囲への影響を過度に気にせず、自分の気持ちや迷いを率直に話しやすくなります。
言葉にして話すことで、自分でも気づいていなかった不満や希望が明らかになることもあります。
転職するか決めていない段階や、現職に残る可能性を含めて考えたい段階でも相談できるため、考えを整理するための場として活用できる点も大きなメリットです。
キャリアコンサルタントへの相談に関するよくある質問
ここでは、相談前に気になりやすい5つの疑問に答えます。
キャリアコンサルタントに相談したいのですが無料でできますか?
無料窓口でキャリアコンサルタントに相談することは可能です。
厚生労働省委託の「キャリア形成・リスキリング推進事業」では、在職者や求職者を対象に、キャリアコンサルタントによる相談を無料で実施しています。
その他にも無料で相談できる窓口があるため、目的や都合の良い時間帯などに合わせて相談先を選びましょう。
キャリアコンサルタントに転職相談だけでもできますか?
転職するべきか迷っている段階から、応募先の選び方や今後のキャリアまで幅広く相談できます。
アガルートキャリアコーチングでも、転職軸の整理や職務経歴書の作成、企業ごとの面接対策、転職先を決める際の相談などに対応しています。
ただし、キャリアコンサルティングと転職エージェントでは役割が異なる点に注意が必要です。
求人を紹介してもらいたい場合は転職エージェント、転職するかどうかも含めて考えたい場合はキャリアコンサルタントへの相談が向いています。
キャリア相談したいことが決まっていなくても相談できますか?
相談内容がはっきり決まっていなくても問題ありません。
「今の仕事を続けてよいか分からない」「自分の強みが分からない」といった漠然とした悩みも、キャリア相談の対象です。
キャリアコンサルティングでは、これまでの経験や強み、今後の目標などを話しながら整理していきます。
相談前に無理に結論を出す必要はありません。
気になっていることや、最近仕事について考えるようになったきっかけだけでもメモしておくと、話を始めやすくなります。
キャリアコンサルティングを受けたい場合はどこに申し込みますか?
無料で受けたい場合は、「キャリア形成・リスキリング推進事業」の申し込みページから予約できます。
全国47都道府県の支援センターや、ハローワークに設置されている相談コーナーで実施されており、オンライン相談も選択可能です。
無料相談では、事前にジョブ・カードを作成したうえで面談を受けます。
民間のサービスを利用する場合は、それぞれの公式サイトから申し込めます。
在職中でもキャリアコンサルタントに相談できますか?
在職中でも、キャリアコンサルタントに相談することが可能です。
「キャリア形成・リスキリング推進事業」の無料キャリアコンサルティングも、在職者を対象にしています。
転職を決めていなくても、今の職場でのキャリアや今後身につけたいスキルについて相談できます。
在職中のうちに相談しておけば、今の会社に残る場合と転職する場合を比べながら考えやすくなるでしょう。
まとめ
キャリアコンサルタントに相談したいときの相談先は3種類あります。
無料で相談できる窓口が5つ用意されています。
厚生労働省の支援センター・ハローワーク・自治体の窓口・学校のキャリアセンター・転職エージェントです。
1回単位で相談したいなら、JCDAとCCSA、キャリコンサーチ経由の依頼を検討してください。
キャリアの方向性そのものを決めたい人には、数か月伴走するキャリアコーチングが合います。
料金は無料・1万円台・数十万円台の3段階で、相談できる範囲と担当者の継続性も同じではありません。
選ぶときは相談内容・資格・オンライン対応・料金・通いやすさの5点で絞り込んでください。
どの相談先も、まずは無料の枠から試して相性を確かめられます。
悩みを言葉にする一歩目として、無料相談を活用してください。