総合型選抜の志望理由書は、改行を入れて段落ごとに区切る書き方が基本です。

段落とは1つの内容のまとまりを指し、話題が変わるところで改行すると論点が読み手に伝わりやすくなります。

文字数の指定によって適切な段落数は変わるため、目安を知っておくと構成で迷いません。

本記事では、志望理由書の改行と段落分けのルール、文字数別の段落数の目安、提出形式ごとの改行の仕方を解説します。

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総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書は改行していい?

総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書は改行していい?

志望理由書は改行してかまいません。

内容のまとまりごとに改行し、段落を分けて書くほうが、読み手に伝わりやすくなります。

段落とは、1つの話題でまとまった文章のかたまりです。

志望のきっかけ、大学で学びたいこと、将来の目標といった内容ごとに区切ると、それぞれが1つの段落として成り立ちます。

改行をまったく入れずに最後まで書いてしまうと、どこで話題が切り替わったのかが読み手に伝わりません。

文字がびっしり詰まった状態では、書き手が何を伝えたいのかをつかむまでに時間がかかってしまいます。

反対に段落で区切られた文章は、論点の移り変わりを目で追いやすく、内容も頭に入りやすいでしょう。

総合型選抜では、志望理由書が合格の可否を判断する資料として読み込まれます。

担当者は限られた時間で多くの書類に目を通すため、整理されていない文章では内容が十分に伝わらない可能性があります。

だからこそ、段落ごとに伝えたい論点を1つずつ区切り、読み手が流れを追える形にまとめることが大切です。

ただし改行や段落分けには守るべき型があり、自己流で区切るとかえって読みにくくなる場合もあります。

志望理由書で改行・段落を分ける正しいルール

改行や段落分けには、押さえておきたい基本の型があります。

型を知らないまま書くと、区切りの位置がばらついて読みづらい文章になりがちです。

ここでは、段落の書き出し、改行を入れない位置、改行を入れる位置という3つの観点から、正しいルールを整理します。

段落のはじめは1マス空ける

新しい段落に入ったことを読み手に示すために、書き出しの1マスを空けてから書き始めます。

手書きなら1文字分、パソコン入力なら全角スペース1つを、段落の先頭に入れる形です。

改行して段落を改めるたびに、同じように1マス下げてから本文を続けます。

注意したいのは、文章の最初の段落も例外ではない点です。

冒頭の段落だからといって詰めて書き始めるのではなく、ほかの段落と同じく最初の1マスを空けます。

書き出しを下げていないと、どこからが新しい段落なのかが読み手に伝わりにくいでしょう。

1マス空けるという小さな作業ですが、段落の始まりをはっきり示す役割を果たします。

句読点や言葉の途中では改行しない

改行を入れる位置は、文の終わりである句点か、段落の切れ目だけです。

1つの文の途中や、単語の途中で改行すると、文の意味がつかみにくくなります。

例えば「将来は地域医療に」で改行し、次の行を「携わりたいと考えています」と続けると、一文が分断されて流れが途切れてしまいます。

読み手は分断された文をつなぎ直しながら読むことになり、内容の理解に余計な手間がかかってしまうでしょう。

句読点の扱いにも気をつけたい点があります。

句点や読点が行の先頭に来そうなときは前の行末に収め、行頭に記号だけを残さないのが基本です。

文の区切りで改行するという原則を守れば、読みやすさは大きく変わってきます。

改行は内容のまとまりごとに入れる

改行は、話題が1つのまとまりとして区切れるところで入れるのが基準です。

改行する回数に決まった数はなく、内容の区切りに合わせて判断します。

避けたいのは、両極端の書き方です。

一文ごとに改行してしまうと、文の集まりがぶつ切りになり、内容のつながりが見えにくくなります。

逆に最初から最後まで一度も改行しないと、論点の切り替わりがわからず、読み手が流れを見失ってしまいます。

意識したいのは、話題の切り替わりがそのまま段落の区切りであり、改行の位置でもあるという対応関係です。

伝えたい内容のかたまりを1つずつ意識すれば、改行の位置は自然と定まってきます。

文字数別に見る志望理由書の改行の目安

志望理由書は、指定される文字数によって適切な段落数が変わってきます。

文字数が少ないのに細かく分けたり、多いのにひとかたまりで書いたりすると、全体のバランスが崩れがちです。

ここでは、200字・400字・800字という代表的な文字数ごとに、段落数と改行の目安を確認していきます。

200字は1〜2段落でまとめる

指定がおよそ200字の場合は、段落を1つか2つにとどめるのが目安です。

文字数が限られているなかで細かく区切ると、一段落あたりの内容が薄くなり、言いたいことがぼやけてしまいます。

そのため、結論と理由を1〜2段落に収める構成が向いています。

例えば1段落構成なら、志望の結論に理由を一文添えるだけでも十分です。

2段落に分けるなら、前半で志望の結論を述べ、後半でその理由を説明すると整理しやすくなります。

短い字数だからこそ、伝えたい中心の内容を1つに絞ることが大切になります。

400字は2〜3段落に分ける

指定が400字なら、2〜3段落に分けるのが目安です。

200字よりも書ける量が増えるぶん、内容を役割ごとに整理しやすくなります。

おすすめは、導入・本論・結びという3つの役割で段落を割り当てる構成です。

導入では志望のきっかけや結論を簡潔に示し、読み手に話の方向性を伝えます。

本論では、その大学を選んだ具体的な理由や、入学後に取り組みたいことを説明します。

結びでは、学びを将来どう活かしたいかをまとめ、文章全体を締めくくるとよいでしょう。

このように役割で段落を分けると、どの段落に何を書くかが決めやすくなります。

800字は3〜4段落で構成する

字数が800字程度まで増えると、3〜4段落で構成するのが目安です。

書ける分量が多いため、伝えたい内容を要素ごとに段落へ振り分けると読みやすくまとまります。

例えば、志望のきっかけ・大学で学びたいこと・卒業後に描く将来像という3つの軸で段落を分ける方法があります。

さらに将来像を具体的に書きたい場合は、学びたいことと将来像をそれぞれ独立した段落にして、4段落構成にしても問題ありません。

1つの段落に1つの内容という対応を保つと、論点が整理されて伝わりやすくなります。

ただし、段落を増やしすぎると一段落あたりが短くなり、内容が中途半端になってしまう点には注意が必要です。

字数に余裕があるときほど、要素の数と段落の数のバランスを意識して構成しましょう。

【提出形式別】志望理由書の改行の仕方

志望理由書をどの形式で提出するかによって、改行の入れ方は少しずつ変わります。

手書きの原稿用紙と、出願システムやWordへのパソコン入力とでは、空白の扱いに違いがあるためです。

ここでは、手書き・パソコン入力・横書きという3つのケースに分けて、改行の仕方を整理していきます。

手書きは原稿用紙のマス目に沿って改行する

原稿用紙に手書きで提出する場合は、マス目のルールに沿って改行します。

段落を変えるときは改行し、次の行の1マス目を空けてから書き始めます。

行の途中で文が終わったときも、その行を無理に最後まで埋める必要はありません。

文がそこで終わっていれば改行し、次の段落へ移ってかまいません。

気をつけたいのは、段落を分けるために1行まるごと空ける必要はないという点です。

パソコン入力では段落間に空白行を入れることがありますが、原稿用紙では空白行を作らず、行頭を1マス下げることで段落の区切りを示します。

マス目に沿って書くことを意識すれば、手書きでも段落のまとまりがはっきり伝わります。

パソコン入力は1行空けて段落を分ける

出願システムやWordなどに入力する場合は、段落の区切りで改行し、段落と段落の間に空白行を1行入れて分けます。

空白行があることで段落のまとまりが視覚的に伝わり、読み手が論点を追いやすくなります。

ただし入力欄によっては、手動で入れた改行が反映されない場合もある点に注意が必要です。

文字が自動で折り返される仕様の欄では、思った通りに段落が分かれないことがあるためです。

入力した内容がどう表示されるかは、提出前にプレビューや確認画面でチェックしておきましょう。

表示が崩れているときは、改行の位置や空白行を整えてから提出してください。

画面上の見え方まで確認しておくと、意図した通りの段落構成で読んでもらえます。

横書きでも縦書きと同じく改行する

提出が横書きの場合も、改行や段落分けの基本は縦書きと変わりません。

段落の区切りで改行し、書き出しを1マス分空けるルールはそのまま当てはまります。

横書きならではの注意点として、英数字の表記をそろえることが挙げられます。

数字やアルファベットは半角と全角が混在しやすいので、どちらかへの統一が必要です。

例えば年号や数値を半角で書くと決めたら、文章全体で半角に合わせると読みやすくなります。

句読点や記号の位置にも気を配り、行頭に記号だけが残らないように調整しましょう。

縦書きと横書きで迷ったときも、段落で区切るという原則は共通だと覚えておくと迷いません。

まとめ

志望理由書は改行してよく、内容のまとまりごとに段落を分けて書くのが基本です。

段落の書き出しは1マス空け、改行は文の途中ではなく句点や話題の切れ目で入れます。

文字数の目安は、200字なら1〜2段落、400字なら2〜3段落、800字なら3〜4段落です。

手書きは原稿用紙のマス目に沿い、パソコン入力は空白行で段落を分け、横書きでも基本のルールは変わりません。

形式に合わせて改行を整え、論点の伝わる志望理由書に仕上げましょう。

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