志望理由書で将来の夢がない時にやること5つを徹底解説
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総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書で、将来の夢は必須ではありません。
ただし、夢を書けると入学後に何を学びたいかが伝わり、志望理由書の評価は上がりやすくなります。
夢がまだ見つからない受験生でも、好きなことや得意なこと、気になる社会の問題などを手がかりにすれば、自分なりの方向性は見つけられるでしょう。
本記事では、志望理由書に書く将来の夢がない時にやることを5つに分けて解説します。
目次
総合型選抜(旧AO入試)の志望理由書に将来の夢は必要?

将来の夢は、志望理由書に必ず書かなければならないものではありません。
ただし、夢を示せると入学後の学びへの意欲が伝わり、評価は高まりやすくなります。
夢がない状態に不安を感じる受験生もいるでしょう。
そうした場合は、まず大学が夢を重視する理由を知っておくと、志望理由書の書き方が定まりやすくなります。
ここでは、大学が将来の夢に注目する3つの理由を順に解説します。
入学後に学びたい意欲が伝わるから
将来の夢を書くと、その大学で何を学び、どう成長したいのかという意欲が伝わりやすくなります。
志望理由書を読む大学側が知りたいのは、受験生がどれだけ真剣に学ぶつもりかという姿勢だからです。
夢が学びの目的と結びつくと、志望理由書全体に進むべき方向が生まれてきます。
例えば「地域医療を支える看護師になりたい」という夢を例に考えてみましょう。
そこから「だからこの大学で在宅看護や地域包括ケアを深く学びたい」という流れにつなげられます。
夢と学びたい内容が一本でつながると、入学後の姿を大学側がイメージしやすくなります。
漠然と「貴学で学びたい」と書くより、夢を起点にしたほうが、学ぶ意欲ははっきりと伝わるでしょう。
志望動機に一本の筋が通るから
将来の夢、大学で学びたいこと、その学校を選んだ理由の3つがつながると、志望動機に一貫性が生まれます。
「なぜこの大学・学部を選んだのか」という問いに説得力を持たせるうえで、夢の存在が大きく関わるからです。
反対に3つがバラバラだと、読み手に「なんとなく選んだのでは」という印象を与えかねません。
例えば「子どもの貧困をなくしたい」という夢があり、そのために社会福祉を学びたく、福祉の実習が充実したこの大学を選んだ、という流れには筋が通っています。
一方、夢は「英語を活かす仕事」、学びたいことは「心理学」、志望理由は「家から近いから」では、話の方向がそろいません。
3つが同じ方向を向いていると、志望理由書を読んだだけで人物像が伝わってきます。
夢を軸に据えると、志望動機全体に芯が通り、読み手を納得させやすくなるでしょう。
ほかの受験生と差をつけられるから
自分の体験から生まれた夢を書くと、ほかの受験生との違いが際立ちます。
総合型選抜では、似たような志望動機が集まりやすい傾向があるからです。
どこかで聞いたような言葉より、自分の経験や関心にもとづく夢のほうが、読み手の記憶に残りやすくなるでしょう。
例えば「人の役に立ちたいので福祉を学びたい」という書き方は、多くの受験生が使う表現です。
一方「祖母の介護を手伝った経験から、認知症の人が安心して暮らせる仕組みをつくりたい」と書くと、その人だけの夢として伝わります。
同じ福祉系の夢でも、自分の体験が入るだけで説得力は変わってきます。
借りてきた言葉ではなく、自分の中から出てきた夢を言葉にしてみてください。
志望理由書に書く将来の夢がない場合の対処法
「将来の夢が見つからない」と感じていても、書ける夢がまったくないわけではありません。
多くの場合、自分のなかにあるヒントに気づいていないだけです。
好きなことや得意なこと、社会への関心など、身近なところに夢の種は隠れています。
ここからは、夢を見つけるための具体的な方法を、1人で取り組めるものから順に5つ紹介します。
好きなことや興味のあることから考える
夢を探す出発点として取り組みやすいのは、自分が好きなものを書き出す作業です。
夢中になれることや、つい時間を忘れて調べてしまうことを、思いつくまま紙に並べてみましょう。
そこから関連する学問や仕事を広げていくと、夢の方向性が少しずつ見えてきます。
例えばゲームが好きなら、ゲームをつくるプログラミングや、人の心を動かす演出の研究へと関心を広げられます。
「ゲームが好き→ゲーム制作やデザインを学びたい→人を楽しませる作品をつくりたい」と、好きなことから夢につなげられるでしょう。
趣味や好きな教科は、夢につながる入り口になります。
まずは評価を気にせず、心が動くものを書き出してみてください。
得意なことや褒められた経験から探す
人から褒められたことや、よく頼られることを書き出すと、夢につながる自分の強みが見えてきます。
自分では当たり前にやっていることのなかに、将来のヒントが隠れている場合があるからです。
見つけた強みを軸に考えると、夢の方向性が定まりやすくなるでしょう。
例えば「話を聞くのが上手だね」とよく言われる人は、人の悩みに寄り添う力を持っているといえます。
そこから「カウンセラーになって悩みを抱える人を支えたい」という夢につなげられます。
得意なことは、自分にとって自然すぎて見落としがちです。
家族や友人に「私の良いところはどこだと思う」と聞いてみると、思わぬ強みに気づけるはずです。
気になる社会の問題から考える
身の回りやニュースのなかで「これはおかしい」「変えたい」と感じる出来事は、夢を探すヒントになります。
心が動く社会の問題には、自分が大切にしている価値観があらわれています。
気になる問題を起点にすると、自分が将来関わりたい分野が見えてくるでしょう。
例えば「外国人が日本で暮らしにくそうにしている」という問題が気になるとします。
そこから「多文化共生を学んで、外国人が安心して働ける環境をつくりたい」という夢へとつなげられます。
関心のある社会課題は、自分の問題意識と将来をつなぐ手がかりです。
完璧な答えを出す必要はないので、心に引っかかる問題から考えてみてください。
志望する大学や学部の特色から逆算する
行きたい大学や学部がすでに決まっている場合は、そこを手がかりに夢を組み立てる方法があります。
その学部で学べる内容や、卒業生の進路を調べると、自分の将来像が具体的になってきます。
学べることから逆算して夢を描くやり方は、進路が先に固まっている人に向いているでしょう。
例えば志望先が国際関係を学べる学部なら、卒業後に商社や国際機関で働く道が見えてきます。
そこから「途上国の経済発展に関わる仕事に就きたい」という夢を具体化できます。
大学のパンフレットや公式サイトでカリキュラムを確認すると、夢の材料が見つかるはずです。
学部の特色を調べる作業は、志望理由書の説得力を高めることにもつながります。
身近な大人や先生と話して見つける
1人で考えても夢が浮かばないときは、身近な人に話を聞く方法が役立ちます。
家族や学校の先生、部活の先輩など、年齢や立場の違う人に相談すると、新しい視点が得られます。
自分では気づかなかった一面を、まわりの人が教えてくれる場合もあるでしょう。
例えば働いている大人には、その仕事を選んだきっかけややりがい、大変なところを聞いてみてください。
先生には、自分がどんなことに向いていそうか、率直な意見を求めるのもおすすめです。
「人と話すのが得意だから接客業はどう」といった助言から、考えてもいなかった夢が見つかることもあります。
いろいろな人の経験談を聞くうちに、自分の進みたい方向が少しずつはっきりしてくるはずです。
まとめ
総合型選抜の志望理由書で、将来の夢は必須ではありません。
ただし、夢を書ければ学ぶ意欲や志望動機の一貫性が伝わり、評価は上がりやすくなります。
夢が見つからないときは、好きなことや得意なこと、気になる社会の問題から探す方法が役立ちます。
大学や学部の特色から逆算したり、身近な人に相談したりするのも良い手がかりです。
焦らず1つずつ試して、自分の言葉で語れる夢を見つけてみてください。
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