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【下書き】試験情報と受験戦略(9月向け)

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【アガルートアカデミー公務員試験】司法試験受験生の公務員試験併願
池田俊明講師

国家総合職を中心とする公務員試験を目指す司法試験受験生に向けて,池田講師が試験の概要,出題形式や内容,何が得点源で,何を対策しなければならないのか,細かく,わかりやすく解説します。そして,公務員試験を併願する際の攻略法,限られた時間での勉強法,について説明します。

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院卒者試験(行政区分/法律系)の試験内容

大卒程度試験の試験内容は,こちらをご覧ください。

試験 試験種目 問題数
時間
配点
比率
試験内容
一次試験 基礎能力試験
多肢選択式
30題
2時間20分
2/15 文章理解⑧,数的処理⑯,
自然科学・人文科学・社会科学(時事を含む。)⑥
専門試験
多肢選択式
40題
3時間30分
3/15 必須問題:憲法⑦,行政法⑫,民法⑫
選択問題:商法③,刑法③,労働法③,国際法③,
経済学・財政学⑥の18題から任意の9題
二次試験 専門試験
記述式
3題
4時間
5/15 以下の14科目から3科目選択
憲法,行政法,民法,商法,刑法,民事訴訟法,国際法,政治学,行政学,国際関係②,経済理論,財政学,公共政策②
(注)国際関係,公共政策は2題出題されるが,1題のみ選択可。
政策課題討議 1題
概ね1時間30分
2/15 課題に対するグループ討議による
プレゼンテーション能力やコミュニケーション力などについての試験
6人1組のグループを基本として実施
人物試験 3/15 人柄,対人的能力などについての個別面接
英語 TOEIC等の成績により,点数が加算される
※TOEIC600点以上で15点,730点以上で25点

公務員攻略の全体像

配点のイメージ

一次試験の戦略

数的処理が中心

一次試験は,基礎能力試験(教養)と専門試験に分けられますが,専門試験については,特に言うことはありません。真剣に司法試験・予備試験を目指して勉強してきた方なら,対策の必要はありません。
問題は教養科目ですが,以下の表からも明らかなとおり,非常に範囲が広く,コストパフォーマンスの悪い科目も多いです。平均点,基準点(いわゆる肢切り点)ともに低いので,力を入れるべきポイントではありません。
ただし,出題数が突出して高く,対策しないと歯が立たない数的処理はある程度時間をかけて対策をするべきです。 また,英語は,文章理解の約半数を占め,点数の加算が受けられるTOEIC対策にもなるので,大学入試レベルの問題集を1冊こなすとさらによいでしょう。

随所で役立つ時事も無視しない

時事は,一次試験での出題数自体は少ないですが,的を絞って勉強すれば,コストパフォーマンスは悪くありません。また,その知識は,二次試験の政策論文,政策課題討議のほか,面接や官庁訪問でも威力を発揮しますので,最新情報の揃う年明け以降に一気に詰め込みましょう。

科目 院卒者試験 大卒程度試験
文章理解(かっこは英語の内訳) 8(5) 11(7)
数的処理 16 16
日本史 0 1
世界史 1 1
地理 0 1
物理 1 1
化学 0 1
生物 0 0
地学 0 1
政治経済 1 3
時事 3 3
合計 30 40
院卒者試験 大卒程度試験
基準点(いわゆる肢切り点) 9 12
平均点 14.279 17.584
満点 30 40

二次試験・官庁訪問の戦略

筆記試験は怖くない

二次試験の専門試験(記述式)は,司法試験の論文式試験に近いもので,事例式問題になります。比較的難易度の高い問題が出題されますが,司法試験受験生であれば,公務員専願受験生に書き負けることはないでしょう。
また,大卒程度試験で出題される政策論文,院卒者試験で出題される政策課題討議は,事前の準備が必要ではありますが,ルールさえ守れば,平均点を取ることは難しくありません。

司法試験受験生が苦戦するのは,面接

問題は,人物試験,最終合格後の官庁訪問です。公務員試験では,なぜ公務員になりたいのか,希望する省庁との理由,その省庁に入ったら何がしたいか,具体的にどう貢献できるのかといった質問が飛んできます。
公務員専願受験生は,これらの質問に説得的な回答をするため,説明会に出席したり,各省庁が出している白書を読んだりして,希望する省庁の特徴や実施している政策を学び,志望動機や自分の長所が省庁の特徴と合致しているか,何度も推こうして,しっかりと準備をします。
公務員試験は就職試験です。この対策を疎かにすると,どんなに筆記ができても,採用してもらえません。業務説明会に出席するなどして,情報収集だけは比較的早い時期からしておき,一次試験終了後は,志望動機等を確立する作業に大きなウエイトを置きましょう。

司法試験との併願戦略

一次試験→司法試験→二次試験

2017年の国家公務員総合職試験の一次試験は,司法試験よりも17日早い平成29年4月30日(日)と予定であることが人事院により公開されています。
そのため,現在から官庁訪問が始まるまでの期間を,各試験日を基準に4つのステージに分け,それぞれの時期における学習の優先度をしっかりと付けながら進めていくのがよいでしょう。

岡田さんの作る図が入ります。

ステージ1
学習の中心は司法試験になります。秋頃から定期的に各省庁による業務説明会が実施されますので,最低限,これだけは出席をしておきます。
公務員の一次試験対策にはほとんど時間をかけられませんが,数的処理は毎日コツコツと進めていきます。時事は暗記の要素が強いので,直前期に公務員試験の勉強の比重を上げて,一気に詰め込みます。

ステージ2
一次試験が終わったら司法試験一筋で勉強します。残された時間はわずかですが,ラストスパートをかけます。

ステージ3
ここからは逆に公務員一筋です。お釣りが出るほど法律の勉強をしているはずですので,二次試験(筆記)対策はしません。公務員専願受験生が筆記対策で夢中になっている間に,今までの遅れを取り戻します。
メインは面接対策になります。今まで収集しておいた情報を使いながら,志望動機や自己PRを練っていきます。政策課題討議(又は政策論文)は,模擬討議や添削を通じて,コツだけつかめば,十分です。

ステージ4
官庁訪問に向けて最後の仕上げをしていきます。官庁訪問のメインは面接になりますが,二次試験の人物試験(人事院面接)とは異なり,かなり突っ込んだ政策の話題や人物像に関する質問を受けますので,白書の復習・志望動機等のブラッシュアップをしていきます。

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