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司法試験コラム|司法試験・論文式試験 選択科目の選び方

司法試験・論文式試験 選択科目の選び方①~選択科目について理解する~

1 全部で8科目ある

司法試験における選択科目には8科目あり,具体的には,倒産法,租税法,経済法,知的財産法,労働法,環境法,国際関係法(公法系),国際関係法(私法系)があります。

 

2 試験時間は3時間

司法試験の論文式試験では,通常1科目に試験時間は2時間ですが,選択科目だけは3時間の試験です。また,それぞれの選択科目につき大問が2つあるのも特徴の1つです。

 

司法試験・論文式試験 選択科目の選び方①~選ぶ上での考慮要素~

1 興味があるか

選択科目を選ぶ上で考慮すべき事項の1つとして,興味があるかどうかは大切な要素になります。
司法試験の学習では,どうしても選択科目以外の7科目に時間を充てがちになり,選択科目の学習を負担に感じる人が多いため,興味がない科目だと勉強そのものが苦痛になってしまうからです。
簡単な入門書でもいいので,気になる選択科目の概観を確認しつつ,興味を持てるものかどうかを確認しましょう。

 

2 教材・講座が充実しているか

教材の充実度も,選択科目を選ぶ上では重要な事項になります。
例えば,労働法のように,例年全受験者の3割程度が選択するような科目であれば,教材や各種予備校の講座も充実していますが,受験者が少ない科目ではどうしても教材等が少ないことがあります。

 

3 範囲の広狭

先ほど述べたように,選択科目は全部で8科目ありますが,各科目に必要な勉強量は同じというわけではなく,科目によっては勉強量が多いものもあります。
例えば,労働法や倒産法のように必要な勉強時間が多いと言われているものもあれば,国際私法や経済法のように出題範囲が比較的狭い科目もあります。
もっとも,範囲が狭い科目の方が優れているという意味ではなく,あくまで選択科目に充てることができる勉強時間との関係で選ぶことが大切になります。

 

4 実務に出た場合に使うか

司法試験に合格して実務に出た後に有用かどうかも,選択科目を選ぶ上での考慮要素になるでしょう。
例えば,特許関係の弁護士を志望している場合であれば,実務に出てから特許法や著作権法を使う可能性があるので,知的財産法を選ぶという人が少なくありません。

 

5 選択している受験者の割合

選択している受験者の割合も,1つの考慮要素になるでしょう。
なぜなら,受験者が多ければ,自主ゼミ(勉強会)を組みやすかったり,情報交換が容易にできるなどのメリットがあるからです。
なお,具体的な選択科目別の受験者数と割合については,法務省のホームページで確認することができます。