行政書士試験の科目の中で「捨て科目」と認識されてしまうことの多い基礎法学。
たった2問しか出題されないからといって、ろくに対策もせず捨てていませんか?
2問のうち1問は、正しく学習すれば取れる問題です。
本試験の結果次第では、そのたった1問に泣く可能性もあるため、捨ててしまうのはあまりにもったいないことです。

このコラムでは、行政書士試験における基礎法学の勉強法や、基礎法学の対策におすすめの書籍を紹介します。
基礎法学の勉強法の解説動画とあわせて、独学者におすすめしたい【行政書士試験】豊村慶太の速攻チャージ★基礎法学(2nd Version)についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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【行政書士試験】基礎法学とは

基礎法学は、「憲法」や「民法」などといった個別の法律とは異なり、法学全般に共通する基本的な用語や知識が問われる科目です。

基礎法学からは、例年5肢択一式の問題が2問出題されます。

本試験では1問目と2問目で出題されるため、試験問題を頭から解いていく人であれば、試験開始後すぐに出会う問題が基礎法学です。

念頭に置いておくべきことは、2問出題されるうち1問は比較的取り組みやすい問題である場合が多い反面、もう1問は超難問と呼べる問題が頻繁に出題されることです。

そのため、2問とも正解を狙っていくような勉強方法はあまりおすすめできません。

難問への対策をするよりも、比較的取り組みやすいとされる1問を確実に獲得できるよう学習していきましょう

心構えとして大切なことは、1問目から難問が飛び出してくる可能性をあらかじめ覚悟しておくことです。

何を問われているのかすらわからないようなレベルの問題にあたってしまう場合もありますが、とにかく落ち着いて対応することが重要です。

1問目から解答を飛ばすことは勇気が要る行為ですが、問題を読んでもわからなければ、あっさり見限って次の問題に進みましょう。

解けるかどうかわからないような問題に時間をかけて、時間配分を狂わせてしまわないようにしなければなりません。

難問がくるとわかっていても圧倒されてしまうおそれのある人は、最初に解かないほうがよいかもしれません。

例えば、3問目から解き始めて最後に戻ってくるようにするなど、自分なりに解く順番を工夫するとよいでしょう。

【行政書士試験】基礎法学 の勉強法

ここでは、行政書士試験における基礎法学の勉強法について解説します。

学習効率や出題傾向についても解説しているため、学習のポイントをしっかり押さえましょう。

また、独学者におすすめな【行政書士試験】豊村慶太の速攻チャージ★についても紹介しているため、ぜひそちらも確認してみてください。

学習効率と取り組み方

前述のとおり、基礎法学は法学全般に共通する用語や知識について出題される科目です。

そのため範囲は広大ですが、だからといってむやみに手を広げることはおすすめできません

なぜなら、時間をかけて出題範囲すべてを学習するだけのメリットがないためです。

2問中1問が難問である可能性を考えると、時間をかけたところで2問とも正解できる保証はなく、学習効率もよくありません。

基礎法学に必要以上の時間をかけるのであれば、ほかの科目に時間を割いたほうが賢明です。

学習の取り組み方としては、テキストで一通り学んだうえで過去問のよく出題されるところを解き、模擬試験を受けて知識の確認をするといった、オーソドックスなやり方で十分でしょう。

たった2問しか出題されない科目ですが、軽視して捨て科目にしてしまうのではなく、1問は死守するつもりで基本的な学習をしっかりし、取るべき1問を落とさないようにしましょう

出題傾向について

動画:【行政書士試験】基礎法学は2問中1問取ろう!コスパ良く得点する方法とは?|アガルートアカデミー

出題傾向としては、前述のとおり1問は比較的対応しやすい問題が出題されますが、もう1問は難問が出題される傾向にあります。

実際、本試験後に集めたデータからも、例年片方の問題は高い正解率が出ています。

ただ、だからといって難問を取れるようにしなければならないというわけではありません。

難問でもそうでなくても、与えられた配点は同じです。

取れるかどうかわからない難問を攻略するよりも、正解率の高い問題を落とさないことこそが大切です。

正解率の高い問題を落とさないためには、以下の頻出ポイントを中心に学習する必要があります。

  • 法源
  • 紛争解決のシステム
  • 法令用語

法源とは裁判の際に根拠とするべき基準のことで、紛争解決のシステムとは裁判制度や裁判外紛争解決制度を指します。

法令用語は、もっとも対策しやすい部分です。

ほかの法律にも関わってくるため、テキストに記載されている内容についてはしっかりと頭に入れておきましょう。

頻出の問題は、過去問などでよくチェックしておきましょう。

▽独学者におすすめなのは【行政書士試験】豊村慶太の速攻チャージ★基礎法学(2nd Version)です。

動画:【行政書士試験】豊村慶太の速攻チャージ★基礎法学(2nd Version)豊村慶太講師|アガルートアカデミーより

アガルートの行政書士試験 入門総合講義から、基礎法学の講義を一般無料公開しています。

動画内で解説している「調停と仲裁の相違」について翌年の本試験で出題されるなど、本試験の傾向を掴んだ内容となっています。

独学者向けの動画ですが、演習総合講義を受講中の人やほかの資格スクール受講生にもおすすめです。

【行政書士試験】憲法の対策に参考書は必要?おすすめ3選+参考書籍1冊

基礎法学の対策に、科目専門テキストは特に必要ありません。

2問中1問の正解を目指すのであれば、全科目が一冊にまとめられたオールインワンテキストだけでも十分対応できるためです。

また、基礎法学はほかの科目に比べて配点が低いため、多くの時間を割くことはあまりおすすめできません。

ただ、出題される2問のうち、難問である傾向が強いといわれる1問はオールインワンテキストのみではカバーできない可能性があります。

そのため、基礎法学で2問取ることを目標としたい場合は、科目専門テキストや基礎法学に特化した問題集を購入してみてもよいかもしれません。

もし科目専門テキストや問題集を購入する場合は、以下で紹介するものがおすすめです。

行政書士 憲法・基礎法学が得意になる本(早稲田経営出版)

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行政書士 憲法・基礎法学が得意になる本(早稲田経営出版)は、憲法・基礎法学の本試験問題とオリジナル予想問題がバランスよく掲載された問題集です。

本試験問題については、主に最新5年分の問題が収録されています。

重要度が高く、今後出題される可能性のある問題が厳選して収録されているため、効率のよい学習が可能です。

現在憲法・基礎法学が苦手でも、科目ごとの解き方とテクニックを実践し、簡潔ながらも合格に必要な知識を網羅した解説をよく読むことで、苦手意識を根底からなくせます。

タイトルのとおり、憲法と基礎法学を得意科目にしたい人におすすめしたい一冊です。

行政書士トレーニング問題集1基礎法学・憲法 (大原出版)

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行政書士トレーニング問題集1基礎法学・憲法 (大原出版)は、基礎法学と憲法に特化した問題集です。

2000年〜2021年までの厳選された過去問と他資格試験問題、オリジナル問題が多数収録されており、さまざまな問題に触れることで、あらゆる切り口の問題に対応するための応用力が鍛えられます。

また、基礎から応用までさまざまなレベルの問題が収録されているため、初学者から学習経験者まで、どのようなレベルの受験生にも対応できる優れものです。

基礎法学は、出題数が例年2問という少なさゆえに問題演習が不足しがちですが、この問題集にしっかり取り組めば問題演習不足を解消できるのではないでしょうか。

本腰を入れて問題演習に取り組みたい人におすすめの問題集です。

元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術(ダイヤモンド社)

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初学者でもわかりやすいよう図表を多く取り入れたテキストで、法律の基本の基本が学べます。基礎法学で問われる用語の分かりやすい解説はもちろんのこと、行政書士試験の出題科目である「憲法」「民法」「行政法」の概要も嚙み砕いて解説してくれています。

特に本当に初めて法律を学習される方にとっての最初の1冊として最適です。

効率よく知識を整理したい人におすすめのテキストです。

【参考書籍】法律用語辞典(第5版・有斐閣)

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基礎法学で問われる法律用語をしっかりと調べたい方には、こちらの辞典を紹介します。法律の教科書で有名な有斐閣から出版されており、約14000もの法律用語が収載されています。

基礎法学のみならず、あらゆる科目の法律用語が載っているので、学習していてよく分からない用語が出てきたとき(例:「仮処分」「転付命令」等)にサッと調べるのにも役立ちます。

もっとも、行政書士試験合格だけを考えれば、オーバースペック感は否めないので、合格後に開業される際に購入されれば良いでしょう。

まとめ

動画:【行政書士試験】基礎法学は2問中1問取ろう!コスパ良く得点する方法とは?|アガルートアカデミー

基礎法学の学習ポイントや、基礎法学の対策におすすめな書籍について解説しました。
基礎法学は、非常に範囲の広い科目です。手を広げすぎて、学習効率を落としてしまわないよう注意しましょう。

また、本試験で出題される2問のうち、1問はテキスト記載の知識や模試の知識で解けるような問題です。そういった、基本的な問題を落とさないよう学習しましょう。

基本的な問題に関しては、以下の3ステップで対応が可能です。

  1. テキストに記載されている範囲を一通り学習する
  2. 本試験でよく出る箇所の過去問を解く
  3. 最後に模試で仕上げる

難問の出題が予想されるもう1問については、わからなければ早めに見切りをつけることが大切です。その手の問題はほかの受験生も解けないため、たとえわからなくても焦る必要はありません。

▼アガルートの行政書士講座担当 豊村講師による基礎法学攻略の解説動画はこちら

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この記事の監修者 豊村 慶太 講師

豊村 慶太講師


行政書士受験指導のカリスマ。早稲田大学3年次にわずか2か月の学習期間で行政書士試験に合格。
大手資格予備校LECで12年以上にわたり、行政書士試験の受験指導を行い、基幹講座・単科講座・全国向け収録講座のみならず、大学学内講座(成城大学・学習院大学)も担当。
LEC時代・アガルート移籍後を通じて、19年以上の講師歴を通じて、のべ1万人以上の受験生を指導(2023年4月時点)。高い合格率に定評がある。

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常に「過去問」「問題演習」を意識しながら、受講生と一緒に手を動かして、自然に理解しやすく記憶が定着しやすい講義は、歴代の数多くの「豊村クラス」出身合格者の非常に高い支持を得ている。

グルメを中心としたブログも人気。趣味は、サーフィン・スキューバダイビング・ゴルフ・トランペット・神社仏閣めぐり。

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