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【Test】弁理士試験 傾向と対策

弁理士試験の傾向

(1)学習指針

 弁理士試験は,試験科目が多く,試験範囲は広範です。また,条文,判例,青本,審査基準など様々な素材から出題がされます。したがって,どこまでが試験範囲かを把握することが困難です。しかし,試験問題は一定の範囲から出題されており,試験問題を精査分析すれば,試験範囲に含まれる知識を抽出することができます。
 弁理士試験の合格を目指す方は,まず,試験範囲に含まれる全知識を把握し,理解することが必要です。
 ただ,一度は試験範囲に含まれる全知識を理解したとしても,知識量が膨大であることから,直ぐに記憶には定着せず,忘却してしまいます。弁理士試験のように試験範囲が広範な試験では,忘却した記憶をいかに効率よく喚起し,記憶に定着させるかが最大の課題です。記憶を定着させるためには,同じ内容を徹底的に繰り返すことが必要になります。

(2)合格戦略

 弁理士試験の受験生は,8割以上が社会人であり,ほとんどの受験生が仕事と家庭の時間の合間に学習されているので,思うように勉強することができない状況にあります。
 しかし,このような状況を逆手に取り,何とかして勉強時間を他の受験生より多く捻出することができれば,一気に他の受験生を追い抜くことができ,短期合格をすることができます。したがって,弁理士試験は,1年,2年の短期決戦で合格を勝ち取る戦略で臨むことが適切であり,また努力次第でそれを実現し易いといえます。
 1年で最終合格を目指す場合,短答式試験と論文式試験の両方を並行して勉強していくことになります。
 これが少し大変だと思われる方は,現在は短答式試験の免除制度がありますので,1年目は短答式試験に集中して確実に短答式試験に合格し,2年目で論文式試験,口述試験の合格を目指すことになります。

合格するための勉強法

短答式試験

 以下では,弁理士試験の短答式試験の出題形式・特徴,出題傾向を踏まえ,その対策を説明します。
 3.5時間で,60題の5枝択一問題を解きます。出題比率は,特許法・実用新案法:意匠法:商標法:条約:著作権法・不正競争防止法は、2:1:1:1:1となっています。
 1題1点としたときに,満点(60点)に対して65%の得点(39点)が一応の合格基準となっています。大体45点前後を目標としながら勉強を進めるのが良いでしょう。
 主要4法(特許法・実用新案法,意匠法,商標法)は,論文式試験・口述試験でも問われるのに対して,3法(条約,著作権法,不正競争防止法)は,短答式試験のみで問われます。本来であれば,全科目万全の体制を整えて試験に臨みたいところですが,時間が十分に確保できない場合,学習効率を考え,4法でしっかりと得点を稼ぎ,3法については,しっかりと得点を守るという方針で進めるのが得策です。実際,多くの受験生が主要4法に重きを置いて学習を進めています。
 具体的には,主要4法で80~85%(32~34点)程度の得点,3法で6割(12点)程度の得点で,44~46点の得点となりますので,これをひとつの目標としましょう。

(1)特許法【18点】・実用新案法【2点】
 全科目の中で,一番多く配点が振られているのが,特許法・実用新案法です。実用新案法,意匠法,商標法は特許法を多く準用しており,主要4法の機軸になる重要な法律です。特許法の学習を深めていけば,自ずと他の科目の理解も進むため,早期に全体像を掴み,条文を丁寧に1つずつ理解して行くことが大切です。
 その際には,六法・青本・審査基準をしっかりと条文の文言,要件をしっかりと頭に刷り込み,趣旨を理解しながら,いつでも使える知識に昇華させましょう。また,その際に四法対照法文集を用いながら,他の法律との関係についてもケアすることが大切です。
 全体像を掴んだら,早期に過去問

(2)意匠法【10点】

(3)商標法【10点】

(4)工業所有権に関する条約【10点】

 

(5)著作権法【5点】

 論文式試験の選択科目から,なくなってしまったため,学習する

(6)不正競争防止法【5点】

論文式試験

【必須科目】
(1)特許法・実用新案法

(2)意匠法

(3)商標法

【選択科目】
(1)選択科目の変更
 平成28年度試験より,論文式筆記試験(選択科目)の選択問題が各科目の基礎的な分野に集約されます。それに伴い,大部分の方が受験される法律(弁理士の業務に関する法律)科目は民法のみになります。
 

(2)民法
 民法の場合,~~~~~アガルートアカデミーが強いです
 過去問が一番の演習材料になります。民法の総則,物権,債権が範囲となります。
 過去問の傾向によると,H2●年より,事例形式で小問2問に答える形式が続いています。

口述試験

 特許法・実用新案法,意匠法,商標法が出題範囲になります。出題に係るテーマを、口述試験終了後にできるだけ速やかに特許庁ホームページにより公表します

年度 合格点 短答合格率
18 31.0%
19 29.5%
20 29.6%
21 19.3%
22 39 13.7%
23 39 30.3%
24 37 26.1%
25 39 9.2%
26 39 11.8%
27 39 ―%